無料ブログはココログ

« 捌きという権力  転じとは? | トップページ | 竹橋乙四郎少年日記 »

2009年6月12日 (金)

歌仙『一月の』  澁谷道・捌

新・読む読む  その一

  作品管見(連句誌れぎおん2002、冬号36号より)

      姫野恭子

日々生み出される連句作品の批評を、誰かすべきだと思った。
たとえそれが印象や感想を述べる程度のものであったとしても、なにもないよりはましだ。漫然とそう考え、この頁をそのヨミの欄にと願ったものの、まだ充分に機が熟していないと思い続けてきた。それは、どんな作品が連句作品として優れているのかをきちんと自分の言葉で定義できないからにほかならない。
たとえば歌仙ひとつとっても、式目に叶っていて尚かつ変化に富み、付け味の点でも申し分のない一巻こそが「優れた作品」には違いない。けれども、そうじゃなくても、妙にこころ惹かれる一部分、それもただ二句のみの付合があるがゆえに、その他は式目違反はあるは、多少退屈であるはしても、すべてがよく思える巻だって中にはある。

▼歌仙『一月の』の巻  澁谷 道・捌

一月の手紙まっすぐ来たりけり   加田 由美
  藁盒子ある蜑の門門       茨木 和生
錆の音なりぶらんこはたそがれて  岩城 久治
  箪笥の上に光る猫の目      西野 文代
旅立ちの気配はやくもさとられし   澁谷 道
  合鍵かくす棘のサボテン          美
          (『紫薇14号』より)

これはオモテ六句だが、ぱっと見て、一句おきの短句にそれぞれ家に関連した用語が使われていることに目を剥く。いわば、長句で転じを計ろうとするたび、短句のやつがそうはさせぬとばかりに、元に引き戻しているような感じの付合である。加えて厳密に言えば、発句は冬で脇は新年なのだが、このニ句の何と見事な響き合いだろう。一月の便りが届いたというだけの発句を受け、それを新年を祝(ほ)ぐ年賀状と見立てた上、海べりの家の門松に結わえ付けて息災を祈る藁盒子に受けさせている。私は自分の村にもまだ残る素朴な信仰行事と重ね胸が熱くなった。ただニ句の付合が、大きな時間や背景の生活臭をも切り取ることができるなんて、他の疵など構わない、座布団あげとくれ!というような印象的な巻だった。

  *

おなじく今年読んだ歌仙で、一箇所の感動が全ての疵をちゃらにして、なおかつお釣りをくれる巻をおそれながらもう一巻。

▼歌仙『鞍馬天狗』の巻  三吟膝送り


五 白樺のひと木きはだちたそがるる  岡野 乙三
六   相も変らぬ正論の癖        丸谷 玩亭
七 この人は淋しがりやとささやかれ   大岡 信

これまで連載した「読む・詠む」欄をリメイクして、今号から「新・読む読む」として、「今」の自分がひたすら読む修行の場としてみたい。今回は本誌前号(35号れぎおん)の歌仙について、記してみよう。未熟者が失礼を申しますがどうぞご寛恕願います。

以下略。

  

 

« 捌きという権力  転じとは? | トップページ | 竹橋乙四郎少年日記 »

コメント

Rio(柚木ティナ)ちゃんの盗撮動画を入手!!
テレ東系の深夜番組「おねがいマスカット」でもタレントとしてその可愛さを発揮しているRio(柚木ティナ)ちゃん。
http://jah090613.blogspot.com/
最近は、可愛らしさに負けずに、底からわきあがってきた美しさも目立つようになってきたRio (柚木ティナ )ちゃん。 そんな彼女とゴロニャンしてみたいものですね。

実は、ポルトガル人とのハーフらしいですね♪♪綺麗でエロいわけだ♪♪

そんなRioちゃんの衝撃の盗撮動画を入手!!

胸がぷるんぷるんに揺れてるんです☆lovely☆

見たことのないRioちゃんが見れる☆

そんなー!! なRioちゃんを見たいお方は
http://jah090613.blogspot.com/

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 歌仙『一月の』  澁谷道・捌:

« 捌きという権力  転じとは? | トップページ | 竹橋乙四郎少年日記 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31