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2009年6月 1日 (月)

『ややこ生る』裏、冬月で恋

1秋扇追ひ払ふものと救ふもの   ぼん(元句に戻します)
2 鳥栖に栄えし久光製薬      恭子
3切れっぱしばかり溢れる抽斗に  さくら
4 心の宝こはしてごめん       乙四郎
5涙雨そ知らぬふりの六地蔵    たから

一句目、「不器用に繕う君の青い糸」
とてもいじらしい句、少女が繕い物をしているのを少年がみているようでもあり、関係修復を図ろうともたもたしてる図のようでもあり。
けれども、この句をここにおけない理由が二点。
一つは発句に青が出ていること。こんだけ離れているから構わないけど、青は結構めだつ。
つぎに、打越にあるきれっぱしというお裁縫用語と同じコードの言葉、糸が。これは見送ります。

2、涙雨そ知らぬふりの六地蔵

心の宝を壊すってどういうことをさすのだろう。
謝っている人は泣いている人とどういう関係だろう。
と考える時に、六地蔵が示唆するものは、なんでしょう。
べたつきなのですが、釈教をいれたことでふくらみが出たし、場の句にしたことで簡潔に情景だけがうかぶ。降りものもとてもいいですね。

3追って来る影重なりて風の道


ここで迷う。
恋句としてみた場合、3と2ではどちらが思いが強いだろうかと。
恋句の展開として、2がまずべたつきでつき、それに付ける恋句が3です。常套的には3のほうがほどほどの距離間あるいい付句なのですけど、ややあったり前だのクラッカーみたいな抱擁図です。ほうらね。むずかしかろ。恋句。下品にならず、かといって色気がなければならず、叙情性もいるものね。
だけど、恋句に六地蔵は珍しいですね。
チベット展ポタラ宮をみてきたばかりです。
これいただきます。
で、次はもう一句恋、冬月。涙雨を恋離れにしてしまうと恋があまりにも薄いのでもう一句作ってください。全員で考えよう。
↓六地蔵

こんばんわ
恋句って季語はいらなかったですよね?

☆ 泪川 路上ライブの声響く
☆ 肩ならべ 箸からまりて ぐいの飲み
☆ ふりむけば 月照らしおり 夜の海

ではおやすみなさい

↑2句目書き間違えました。

☆ 肩ならべ 箸からませて ぐいの飲み

<情景>
1中洲の出会い橋付近
2居酒屋のカウンターで親密な後姿
3ふと・・思っている人の声が聞こえた気がして

えめさん三つもありがと。
ここ77です。短句。
冬の月を涙雨のあとであげるのですが、

月の座がどのあたりでくるか、連衆は心得ていなければなりませんが、初折では裏六句目、七句目、八句目あたりが最も月の出没する穴場だと思ってください。月は引き上げたり押し下げたりすることができます。→面の中で移動可能という意味。大学で最初に巻いた一巻『海へ拓ける』は初裏の月がかなり変則的な位置にひきあげてありましたよね。あれは、さばきの姫野が歌仙一巻をぶっつけで巻いたので、季順をあたまで組み立てていなかったため、オモテで春の句を四つ、一つの雑をはさんで折端に秋、そのまま裏に入って秋となり、秋は必ず月を一個だすのがきまりですので、そうなった次第です。あれはあまりバランスのいいめぐりではありませんでした。なんでも失敗しないと見えないものです。

式目)月はオモテ五句までに一個。秋の場合は素秋(すあき・連句用語、月の句のない秋)を嫌う。ふつう、歌仙三つの月の座のうち、初折裏で一つ秋以外の月を出すことが多い。

月凍る、月寒し、月冴える・・・これは冬の月です。このどれかをどこかにいれてどういう場面で出すか考えてくださいまし。泪川とか泪壷とかだめですよ前に出てる、涙雨が。
三句目の何も付いてない「月」これは秋になります。

あ、それいいです。
3.
これをそのまま句にできないかな。
月冴え冴えときみの声して
月凍る夜は君の声する

(これはかささぎが勝手にやったもの。)
えめさん、自分のことばでやってみませんか。冬の月の季語をつかって。
きっといい付け句がでそう。

1秋扇追ひ払ふものと救ふもの   ぼん
2 鳥栖に栄えし久光製薬      恭子
3切れっぱしばかり溢れる抽斗に  さくら
4 心の宝こはしてごめん       乙四郎
5涙雨そ知らぬふりの六地蔵    たから
6                    えめ

7 冬長句

 

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コメント

こんにちは 冬の月でいくつか作ってみました。

☆ 寒月ゆれて立ち止まる君

☆ ふりむく君と冬の三日月

☆ 刹那煌めく冬の満月

<情景>
1歩くと付いてきてた月が、君が急に歩をやめたので僕の心はドキドキしたよ。
2泣きべそをかきながら前を歩いていた君がいきなりふりむいて三日月のようにニッコリ微笑んだね。
3せつない気持ちは一瞬の輝きにも似ている。

君の声>>これはかなり努力しましたがなかなか難しいです。。では

えめさんて、なによりもえめさんなんですね。
説明の文章、カラオケのイメージ映像みたいです。
で、どれがいいかなあ。
1秋扇追ひ払ふものと救ふもの   ぼん
2 鳥栖に栄えし久光製薬      恭子
3切れっぱしばかり溢れる抽斗に  さくら
4 心の宝こはしてごめん       乙四郎
5なみだ雨素知らぬふりの地蔵様    たから
6  寒月ゆれて刹那きらめく   えめ

えめさんは俳句も連句もはじめてなのだそうです。
ですが、どことなく句がサマになっているのは、歌をよく聞かれているからではないでしょうか。
選句ですが、最初ぱっとみたとき、3の刹那句にひかれました。人は出ない句だし。ところが、おいてみると今ひとつしっくりしない。いろいろやってみて、
ゆれる寒月+刹那をおいて、ひとまず無事着地。
冬という季節を直接指すことばをここではもう使いたくない(夏霧の夏、秋扇の秋、とニケも既出)のと、人を、ことに君ということばは出したくなかった、どうしてかというと安易な気がした。だけど、刹那がきらめく。これぞ、恋です。これぞ恋句。せつないなあ。
ってことで、
これで恋離れとできるか。わからない。つぎ次第。

つぎは、もう一句冬を長い句でおねがいします。
575、なんでもいいですが恋からウンとはなれてください。もう一句恋でも悪くはないのですが。旅の句とか地名の入った句とか時事句とかじじい句とか。
変化変化変化。です。
わらいたいよね。


たから句の六地蔵は、六道輪廻をそれぞれ制する地蔵さんらしく、すこしおもいので、たんなるお地蔵さまにかえたいとのことです。地蔵尊にしようかとも思った(ぼん案)けど、かわいらしくてやわらかい、お地蔵様にしましょう。

ちょっとまって。
刹那ってもしや、釈教?
なんかそんな気がしてきた。
だけど、みのがして。さばき、まぬけだし。いいよね。

冬の長句
(じじい編で。ばばあ句ともいふ)
障りもべたつきも無視して、気の向くまま。笑


1、格子柄飛柄縦縞布団柄
2、モスリンのジャケツが脱げん昼日向
3、マグダラのマリア紙衣(かみこ)を纏ひたり

ぷっ。あっはっは!
モスリンのじゃけつがぬげんち、ほんなこて、そげんやんね。
1もよかばってん、2がヒーってくらい笑える。
ちょいまってね。
かきなおします。本体にかくけん。

2番は、たぶん笑いのツボを押すと思った。
期待通りにわろうてくれて、ありがとさーん。

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