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2009年6月 5日 (金)

『ややこ生る』 花前

1目に青葉やま時鳥ややこ生る      恭子  
2  夏霧はれて現(あ)るる玉石     ぼん  
3蚤の市自転車こいでTシャツで     さくら 
4  学生街の行きつけのカフェ   乙四郎  
5望の夜の甍に波のさやぐらん     らん  
6  田畦豆(たのくろまめ)を小筵に入れ  整子

裏 

1秋扇追ひ払ふものと救ふもの   ぼん
2 鳥栖に栄えし久光製薬      恭子
3切れっぱしばかり溢れる抽斗に  さくら
4 心の宝こはしてごめん       乙四郎
5なみだ雨素知らぬふりの六地蔵   たから
6  寒月ゆれて刹那きらめく   えめ
7モスリンのジャケツが脱げぬ昼日向  整子 
8  グランドゴルフ赤白黄色    ぼん
9俳諧は卑俗で俳句は高尚で     恭
10 ゆったり下る野辺の春川  らん
11  花  (五七五)        彦山

とうみょうじらん花前句案

1春光を浴びゆたりと流る
2 ゆったり下る野辺の春川

シュンコウ、ハルカワがこないだ言った理由で気になります。
一巻に直接季節の名をさす言葉は一つか二つに留める。
他に言葉を捜してみましょう。
野辺の春川、野辺の小流れ。また小川だと三音。
せせらぎがあったな、とおもいつく。

しらべてみる。こんなふつうのことば、しらべたこともなかった。
せせらぎ、古くはせせらきとも。=浅瀬などの川の流れる音、またはその流れ。
なのだそうです。かささぎはここでなぜか、あららぎ。ということばを思い出す。
ついでにひく。すると。

あららぎ=塔を表す。斎宮で言う忌み言葉。またはイチイ、ノビルの古名。ほかには伊藤左千夫などのいた短歌誌。 

以上、ラギつながりでした。
「せせ」はせまいという意味だろう。せせこましいってことばもあるくらいだし。
「あら」は新とか荒、粗削りに通じてる。
また、川でないのを出すとしたら、なにかあるだろうか。
せっかくゆったり下るのだから。別に川でなくてもいいなら。
あさじふ。ということばが唐突にひらめく。浅茅生。
前句をうければ、あさじふは雅な歌語であり面白い。んが、茅は秋だったか。

(ここで、じっさいにせせらぎと置いてみました。すると、季節感がなんとなく夏です。春川のもつゆったりしたかんじがせせらぎだと失われる。もとにもどします。6月9日追記

小川沿いの小道を作者はゆうるりと下っています。
名詞どめが続いていますが、花前もこれで。
つぎはいよいよ花です。
どなたか、出してくださいませんか。
せっかくですから、呂伊利さんにだしてほしいけど、最近みかけません。 

おーいろいりーさん。だしてください。まだ何も出してもらっていません。
花ということばを入れて、こころの映像にうかぶあなたのさくらのはなを、五七五にまとめてください。ここでの注意、名詞止はさけてください。あと、地名はいらない(鳥栖がでています)。

ろいりさんがここ、栞の花。
匂いの花は、ぼんのご主人、彦さんにだしてほしく思います。
彦さんは謡曲を学んでおられるので、きっと「心の花」があるでしょう。

ほかに、かささぎはわれらの同級生である丸山消挙にもせめて一句、出してほしいと願っています。原爆忌のところでワッとおどろくような迫力の句群を出してくれた。この人はきっとたくさんことばをもっている人だとおもう。かささぎのカン。
中山宙虫がいないけど、ま、しやなかたい。
そのうち、かえってくるよ。つれもどすよ。大切ななかまだから。

ばどさんには、ナウで恋をだしてもらいましょうね。
出番をもうけずにごめんなさい。ちょっとまっていてね。
恋句かんがえていてね。

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コメント

ろいりさんからうんともすんとも返信がないので、連絡をとったところ、なんと宴会の最中でした。ああそうだったね!せいこさんたちのやまなみ歌会は東京での全国大会があしたでしたよね。それで昔の同窓でもあったらしい3がら3とかと旧交を温めておられる最中だったみたいです。よっておられたのか、ろいりろいりさんだった。にしても妙につながっている縁ですよね。ぞろぞろと。笑
ということで、付句絶望的。はよいわんかい!!(とすこしキレかかるかささぎであった)

覚えてないのが悪いんじゃ。
私は覚えとったもんね。
彦山も絶望的ですよ。まだ言ってないけど。

彦さんから句をいただきました。そのまま書きます。

1  さみだれのかおりもいずるはなしょうぶ
2  里の池ひっそりいきづくはなしょうぶ
3  桜木の青葉の色がここちいい

サッカーを見ながら催促したので、詳細を言わずに作ってもらいました。よろしゅうに。

 昨夜の飲み会帰りの電車内で、かささぎさんに簡単な言い訳のメール送ったけど、この1ヶ月の私の試行錯誤はおいといて、また、この連句につながるつながらないは別として、4週間前に思いつき、それをあーじゃこーじゃと手直しして3週間前に8割がたできた拙句を、いちおうここに出しておきます。連句になっとらんとか、季語がおかしいとか、あれやこれやとご批判すべき点はあるでしょうが。とにかく、この段階で行き詰まっとったとです。

 「花散りし のちにめでたや 葵っ子」
注:「めでたや」は「目出度い」「芽出た」「愛でた」の3つの意味を重ねたつもり。でも「花散り」と「葵」で異なった季節の語が重なってるのではと思いながらも、ここまでが限度でした。

 「孫といて 守も楽しや ルナ(月)の盆」
注:「まもる」の1文字づつを頭に置いたので最後にかなり無理が出ました。「守も楽しや…」は「守も嫌がる盆から先は…」という『竹田の子守歌』の歌詞を逆手に取り、月をルナと読ませる苦肉の策、そして季語を入れるため、ぼんさんの名と盆をかけてみたら、偶然ここも『竹田の子守歌』の歌詞と重なったという次第。

 こんな解説を入れるというところがまさに姑息な手段ですが、まあこれしきのことしかできません。ハッハッハッ!

どうもありがとうございます。彦山。
やはりさすがです。さすがぼんのご主人。
なんかさ。らくらくと句がでちょる。するするとしぜんに、息をするかんじで。おみごと。

夏の花ですね。
ぜんぶ。これは草花であって正花(しょうか)とはいわないのです。普通の連句の作法では、花といえば「さくら」、そしてそれを「花」と言って詠まねばなりません。
夏の発句で始めた歌仙。すぐ秋、それから冬の月。 春でなくて、ここで夏の花を出すとする。
するとどうなる。もう一句夏にすれば打越のおりたても夏にしないといけなくなり、それだと夏出すぎで一巻のバランスがわるい。では、夏は一句で捨てて折端を雑にする。
名残裏の立て句は雑。花をこぼしてはならず、こぼすっていう意味は、定位置より遅れて出してはだめってことです、ひきあげるのは大丈夫ですが。で、ここで夏の花、それも正花でないものを出すと、名残オモテに積み残しになってしまう。うーん。うーん。


ぶつぶつ↑かいていますが。
なんとか花菖蒲でいくことはできないものか。とあたまを悩ましました。
ちょっとまってください。
9・9対0.1の割合でおそらく無理かもしれませんが、のこり1%の確率でいけるかもしれない。
会議ばかりで忙しげな杉浦先生に尋ねてみます。
「いかんにきまっとる!」以外の返信がかえってくるかどうか。(たいがい、「しらん」ですけん。)まあここまで待っているのですから、もう少し待ちましょう。

わたしはなんとか彦山の花菖蒲を花の定座におくことはできないか。
ウルトラCを考えて考えて、先人のこけた例を必死で七部集にさがしていた。こういうことが得意なんです。
二つみつけた。でもこれとおなじような例ではない。
やはり、だめかもしれない。
だけど、彦山の花菖蒲の句はみごとです。わたしがいいなとおもったのは、さみだれのかおりもいづる。ほんと、そうですよね。ふつう俳句を何年かやってきた俳人は、季語が二つも三つもあるような句は作れない。でもそんなのかんけいない。ですよね。すなおでいいくです。きもちのいい句。

と書いてるうちに、ろいりさんから花。
おもしろい考えですね。この理屈っぽい句。
わらってしまいました。くっくっく・・・あはは。わらったらいけんのやけど、なんだかおかしい。
はっ。いかんいかん。孫はだしたらいかんのて。
発句にもどるからです。
おいわいの歌仙、発句と脇でそれはもうすんでいる。おなじ素材を二度とださないのが、連句の基本です。

ろいりさん。
課題をだしていいですか。
バイクとか単車で花をよんでいただけませんか。
あまりそういうのはないのです。
きっと新鮮なのができるような気がする。
虚構でいいから、ナナハンとかではどうでしょう。
連句などの文芸はしょせん虚構であるのですが、そのなかになんとか一つのリアルを出せればもうけものだとおもいます。五十ccでもいいけど。

六回試験うけてパスしなかった人に、みな声かけきれなかった。かわいそうだった。バイクの免許のはなしですが。

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