無料ブログはココログ

« 朝、免許試験場で | トップページ | 『ややこ生る』 最初の月句 »

2009年5月15日 (金)

迦楼羅捨て去る

  半歌仙 『蓑虫の』
蓑虫の音を聞きに来よ草の庵(いほ)  翁
  やや寒の身を入るる寝袋      乙四郎
海にある月の真顔をあらために      恭子
   ブロガーといふひたむきなもの  整子
鉄人の面子が返る風暮れて      宙虫(雑)
   冬の泉の静かなる面(おも)   らん

この時を簀にちりばめて紙を漉く   乙四郎
   舌でしめらせ裂いて二つに    ぼん
油きりのへたな女と暮らしをり     虫
   迦楼羅捨て去る不動明王    整子

この意味するところ、わかりますか。
不動明王の背後の光背に「迦楼羅焔(かるらえん)」という模様があるそうです。かるらという竜(蛇であり虹であり)をたべてしまう巨大な鳥を模した炎が不動明王を取り巻いているんです。それをとっぱずす、ってことはどういうことかな。
こっちとったら動きが出ますね。はげしい調子になる。
「迦楼羅の母が龍の母と仲が悪かった事から、龍の仇敵になった、という伝承が生まれたようです」↓
(高野山へ、だんだんいきたくなってきました。)

迦楼羅焔…………………三毒(三つの煩悩)を食べ尽くす伝説の火の鳥「迦楼羅」の形をした炎

↑の資料の小学校の校歌、作曲が信時潔なんです。さいきん、リカさんのブログで紹介されていた人ですので、あっと思ってしまいました。
「海ゆかば」(第二国歌とよばれたらしい)の作曲者だそうです。「海ゆかば」には二種の曲があるんだって。その資料をみていたら、神津善行の講演があっていたことも知る。のぶとききよしとわたし。という題。神津さんはかささぎの成人式での講演者だったので気になる。まったく関係なさげなことが繋がってくることがこわい。


この時を簀にちりばめて紙を漉く   乙四郎
   舌でしめらせ裂いて二つに    ぼん
油きりのへたな女と暮らしをり     虫
   迦楼羅(かるら)捨て去る不動明王 せいこ
プラハから核廃絶の時の声      恭子

よっしゃ、きまった。
われながら見事な転じだ。自画自賛。
おつしろうが以前翻訳してくれていたので。

「オバマ大統領のプラハ演説」竹橋乙四郎
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-ac94.html

で、『蓑虫の』まき、つぎは裏6句目、夏でいきます。
夏の季語をいれて、どんなことでも結構ですんで。
だしてください。たくさん出してくださいませ。

ばどさん、きっと流れについてゆけないだろうと思います。
ばどさんは気がのったときに恋句をだしてくれる人、そしてその恋句が時に
みんなとは違うはっとするようなモノをもっている人です。
だけどそんなわがままな投句のやりかたではいけないです。
連句はいろいろときまりがあって、たとえば、さっきまで冬だったのになんで急に夏なんだ。って思うでしょう。
式目の、「季戻りを避ける」という決まりは、あくまで、一つの季節のなかでの季節の戻りはやめる、という約束です。
季節と季節のあいだは雑といって季語なしの句をはさみます。この雑句のなかから川柳がうまれました。
その代表的なものが恋句、恋をよまずになんの川柳人であろうか。
とはいえど。

ばどさんの持ちネタ、今朝ブログへ行ってみてきました。
おもしろい句もあったしかなしい歌もあった。
http://622.dtiblog.com/blog-entry-193.html

ばどさんブログ「輪のぼやき」競輪ですった話中心主義ブログ。
さいごに必ず一句のまたは一首の句や歌が添えられる。
でもおどろいた。全部主語はおれ。それ以外の句はあまり無い。
それってさびしいよ。やっぱ連句しなよ。
自分以外のものになって、その視点で句を出してみる。
これがまず、課題としてばどさんへ与えられました。
ただの景色の句とか、作るれんしゅうをしておいてください。
次の句は夏の景色の句がほしいです。
ばどさん、出してほしい。
なんの感情もはさまず、ただ夏の景色を短句の77で表現してください。
前句を意識のどこかにおいて。

あの演説に関して、希望さん(大江希望さん)のブログでしたたかなアメリカ外交戦略を揶揄する記事を見ました。

ついでですから、まるごと引用しておきましょう。とっても公的。
じつに簡潔に各国の反応をまとめてあります。引用は、大江希望「希望の棲みか」
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/kinkyo0904.htm

4/12-2009  (大江希望日記ブログ)

米国のオバマ大統領が欧州で行った「核廃絶宣言」に対し、フランス政府の内部文書が「米の海外でのイメージアップ戦略に過ぎない」と強く批判していたことが10日、わかった。仏の高級紙・フィガロが伝えた。文書は、核実験全面禁止条約(CTBT)を批准していないなど、米の核廃絶の取り組みの遅れを逆に指摘、「理念ばかり唱えず行動すべきだ」と批判している。
同紙によると文書は仏のサルコジ大統領の外交補佐チームが作成した。

文書はまず、オバマ氏が欧州訪問で「米国は核なき世界の実現に努力する」とする一方で、他の核保有国にも協力を求めたことに、「問題を作っているのは米国だ」と指摘。米のCTBTや、ロシアとの戦略兵器削減条約(START)に対するこれまでの消極的態度を厳しく批判した

文書は、核削減に関するオバマ氏の各種提案を「大部分がブッシュ前政権の政策の焼き直し」だとも指摘。「米のイメージ改善のための“輸出用”の主張だ」と皮肉っている。(毎日新聞4/11)

↓バラク・オバマ大統領の演説(ネット記事のトップに表示されるもの)

« 朝、免許試験場で | トップページ | 『ややこ生る』 最初の月句 »

コメント

迦楼羅はバンコクの王宮やインドネシアにうじゃうじゃいました。通称はガルーダでした。
街中にも迦楼羅(カローラ)がうじゃうじゃ。

一人称代名詞をもっとも大事にしている人と、もっともないがしろにしている人とが集うところが、かささぎの巣のおもしろさでしょう。

へえそうだったのか。カローラってかるら。
しらんじゃった。ガルーダも。へえ。
からすてんぐににてるね、かおが。

大変だ状態の事務所をあとにして帰宅しました。
大きなビル建設を請け負っていた会社が倒れるかも。そこ、かささぎが毎月三種類の長い請求書を書いていたところ。一箇所ごとに千円以下の端数切捨てをする非情な会社だった。売掛金が二ヶ月分未収。だんだん加速してきた。大不況。ひゅるる・・・

時の声か・・・・。
なんだか新聞の見出しか。
核廃絶のパンフレットみたいな。
どこか薄っぺらい感じ。

かささぎらしくないぞ!!!!

おう。そんじゃやってみなさい。
スローガンの薄っぺらさはだいじなんだぞ。
一日一膳とか。
温暖化阻止エコエコ字楽、とか。
でもたしかにね。らしくはない。

うしろから撃ってくれるな。

高野山には「大石政則少尉」も眠っています。
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-2kouya2.htm

海軍第十四期飛行予備学生戦没者慰霊塔  ああ同期の桜の慰霊碑に名前が刻まれています。

いろいろ書いてくれてありがとう。
そう、私はわがままだ。あなたの気持ちを逆なでするのを許して欲しい。無粋な私は、不器用で期待には沿えない。

これまで、連句には抵抗がありながらも、あなたの寛大さに助けられ、気ままに参加させてもらった。もう二度とするものかと、そんな強がりで距離を置いていた。

今回、ぼんのややこ生るに、それこそ純粋な心を持って、句を投じた。やはり、甘かった。どだい、なんの基礎もなく気まぐれな参加は、皆に迷惑を掛けるだけだ。

ついていけない。そのとおり。きちんとした気構えもなく安易な取り組みでは失礼なことである。礼儀もわきまえず、数々の無礼を申し訳なく思っている。これが最後の句を心を込めて詠む。

畔の姫百合田を耕して

赤ランドセル夕立に濡れ

さくらさん。高野山いきたいです。

それと、バルパライソ。
スティングの歌にあるんです。
『モーターサイクルダイアリーズ』にも出てきました。

田染の庄と呼ばれる田舎町にはおびただしい数の石仏石像の類が残ってるんだそうな。ここの真木の大堂で見た牙を持つ明王像は、それは大きな大きな迦楼羅を背負っておいでであった。重たかろうに。背負うのが宿命とはいえ。しかし、と、ふと思う。なにも迦楼羅を背負っているのは石像ばかりとは限らない。そう。人間だって多かれ少なかれ迦楼羅を背負いながら生きている。おとこもおんなも。背負う重たさに多少の違いはあるにしても、だれも気楽な人生を歩いてばかりいるとは限らない。どこぞのおやじも。さみしい羽根をはやしたおばちゃんも。カラゲンキばかりのおばちゃんでさえも。
でもさ。くよくよしてても、しかたあるめえ。一度しかない人生。どうよ。ふれあう袖もなんとやら。ここで出会ったのもなんかのえにしでやんしょ。ばどのにいちゃん。最後の句だなんていわずに、もうちょい、このおばちゃんたちにつきおうたってや。あんじょうたのむわ。(ここは、どうぞ、こてこての大阪弁のイントネーションで読んでやってくださいな)

昭和が平成になる頃、和歌山県で課長をやってました。和歌山県には、宗教都市、高野町があり、宗教法人ばかりの町なので、税収が心配でした。
高野町の予算は26億円規模なのに町税歳入は3億5千万円しかありません。こういう町は地方交付税に頼るしかありません。しかし、三位一体改革(地方のことは地方でせんね、おりゃ知らんけんね~改革)のあおりで地方交付税は先細りです。
どことも合併せずに独自の宗教文化を育んでいる大好きな町なのですが、今や破産寸前らしい。この先、高野山文化はどうなるのでしょうか。

ぶっだのばどさん。
芽。花びら。つぼみのばどさん。
やさしいこころのばどさん。
とってもいい句をありがとう。
ややこある、の句も全句きれいな句でした。
ちっともめいわくではありません。
かたまったこころがやわらかくなります。 


この時を簀にちりばめて紙を漉く   乙四郎
   舌でしめらせ裂いて二つに    ぼん
油きりのへたな女と暮らしをり     虫
   迦楼羅(かるら)捨て去る不動明王 せいこ
プラハから核廃絶の鬨の声      恭子
   畔の姫百合月光に濡れ     良一

ばどさん、ひめゆり、すごいです。
田を耕して、では人情句みたいですので、もう一句のランドセルの下半分と合わせて、完全な景の句にしました。そしてハタときづきました、つぎは月、夕立にぬれる姫百合より月光にぬれているほうがいい。ここで短句の夏月をだしましょう。
ばどさんの句にはどんなんにも人のにおいがある。それはきっとばどさんが人恋しいのでしょう。
おかげでかささぎの句までよく映えることです。
ありがとうございました。
やっぱりばどさんは応えてくれる!
また依頼しますので。
なお、いつでも好きなときに好きなように付けてくださっても当方は一向にかまやしません。ただ取るとらないはこっちの、じゆうだーっ!

つぎは、夏の長句ですが、だれでしょう。
出勝ちしませんか。でがちというのは、競り吟です。


1、真つ白なノートに夏の詩(うた)を書く
2、梢(うれ)の間のハンモック揺らす腕のあり
3、自恃自照井戸を浚へて井戸埋む

1この時を簀にちりばめて紙を漉く 乙四郎
2 舌でしめらせ裂いて二つに  ぼん
3油きりのへたな女と暮らしをり   虫
4 迦楼羅(かるら)捨て去る不動明王 せいこ
5プラハから核廃絶の鬨の声      恭子
6 畔の姫百合月光に濡れ     良一
7真つ白なノートに夏の詩(うた)を書く seiko

視点の動き、力点の移動。主語も詠まれるものも移り変わりながら常に変転してやまない。どこをとっても互いを引き立てあう思いやりに充ち、ひかりとやみのあんばいもいい。・・とおもいませんか。
あと5句。
8雑
9雑
10春
11花
12揚句春
旅、酒、無常、述懐、老い、病態、そびきもの。

次は雑の77でよかとね?

地平線やや右肩下がり

カクテル覚え君を誘った

ひねくれたとき母が見ている

句をとるとらないを決める基準に、うちこしのさしあいがある。
ざっと説明します。がばせからしかけんわからんよ。
れんくって、ながい句とみじか句と交互に並んで続いていく。
長句は奇数のところにみじか句は偶数のところに出す。って意味わかるかな。一句目、三句目、五句目、七句目・・奇数の歌のときは長句ってこと。長句と短句とはいつでも隣りあい、必ず何かの関連性を持つ。これが「付句」の関係です。どこをとっても隣り合う二句は付句でつながっている。ところが、
もう一つ「うちこし」の関係というものがある。打越。
それは文字通り一句おいて向き合う関係です。
なんとそれは無関係でなければならんのだ。
だからうるさいといわれても「さわる、さわる」と言ってやり直ししてもらうわけ。
ばどさん。句をつくるとき、どこをみてつけてる。
ばくぜんと出してはいけません。
まず、すぐ前の句をみるけど、その前に、前の前をみましょう。ここでいえば姫百合と月句が打越句ですね。それとおなじポケットから句を出してはいけない。以下非情なさばきコメント。
1地平線と月がさしあう。構わんという人もいるが。
2恋はいらん。
3これはさわりはないが句としての芸もない。

ひねくれるなと妣が見てゐる  良一

1この時を簀にちりばめて紙を漉く 乙四郎
2 舌でしめらせ裂いて二つに  ぼん
3油きりのへたな女と暮らしをり   虫
4 迦楼羅(かるら)捨て去る不動明王 せいこ
5プラハから核廃絶の鬨の声      恭子
6 畔の姫百合月光に濡れ     良一
7真つ白なノートに夏の詩(うた)を書き seiko
8 ひねくれるなと亡母(はは)が見てゐる  良一


妣。ははとよみます。これ一語で亡き母の意味。
亡き父は「考」↓名前はりつけ。
ばどさん。やっぱりうまいのかも。いいとこに出る。
つぎは雑もう一句。そして春花春でおわり。半歌仙、みじか!
追伸:妣を置いたら、全体の中で女偏の字が3個もあった。
かしましいので亡母にるび。無常の入った説教句。

1  残り物福はあったかなかったか

2  縁側にぽつんとすわるお針刺し

今日は朝から雨、運動会はお流れですね。家の中は洗濯物で一杯です。

大海に浮いて夜明けの米を研ぐ

大海をゆかば夜明けの米を研ぐ

ここは体言止めがいいのかな?

大海をゆかば玄米研ぐ夜明け

兵庫の師からのファクスでは、新型インフルが流行してるせいで休校休園イベントの中止が相次いでいるそうです。病院もうかうかと受診できないかんじであるとのこと。そうでした、発症の高校生は兵庫でした。だけどどこでもありうることだなあと案じております。ちかづいてきました。

ぼん、そらんさん付句ありがとう。
そらんさん、最初のが一番いいよ。だんだん意味不明化。仮定法はよほど必然性がない限り使わないほうが無難です。

a案
7真つ白なノートに夏の詩(うた)を書き seiko
8 ひねくれるなと亡母(はは)が見てゐる  良一
9残り物福はあったかなかったか     ぼん
10春 
11 花
12 揚句

恋句は3~5句つづけるのですが、恋前、恋、恋離れもいれれば3句、これは読みによっていかようにも判断できる。この半歌仙では裏一が恋前、二句、三句が恋、四句目は恋はなれ。とよめないこともない。
ではもうこれで足りている。
そらんさん、申し訳ないですが、ぼんの句に春句付けてくださいませんか。
以下、
11花は乙四郎
12揚句かささぎ

瀬戸はたゆたう鰆の寝息

浜豌豆の砂深き村

れぎおん着きました。
いろいろ気遣いありがとうございまする。
今年は九州俳句の大会にらんさんと行く予定はないのでしょうか???

瀬戸はたゆたう鰆の寝息
1 ひとひらの花の来し空摩天楼
2 花ひらの蓋す徳利傾けて

浜豌豆の砂深き村
1 前線を追い山道に花永く
2 震え猪口花の根酌すこぼれ酒

検索サイト Google  検索ワード 不動明王 迦楼羅焔


コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 迦楼羅捨て去る:

« 朝、免許試験場で | トップページ | 『ややこ生る』 最初の月句 »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31