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2009年5月18日 (月)

半歌仙 『蓑虫の』 満尾

  半歌仙 『蓑虫の』

蓑虫の音を聞きに来よ草の庵(いほ)  翁
  やや寒の身を入るる寝袋      乙四郎
海にある月の真顔をあらために      恭子
   ブロガーといふひたむきなもの  整子
鉄人のメンコが返る風暮れて      宙虫
   冬の泉の静かなる面(おも)   らん

この時を簀にちりばめて紙を漉く   乙四郎
   舌でしめらせ裂いて二つに    ぼん
油きりのへたな女と暮らしをり     虫
   迦楼羅捨て去る不動明王    整子
プラハから核廃絶の鬨の声      恭子
   畔の姫百合月光に濡れ     良一
真つ白なノートに夏の詩(うた)を書き seiko
  ひねくれるなと亡母(はは)が見てゐる  良一
残りもの福はあったかなかったか   ぼん
  浜豌豆の砂深き昼     そらん
震え猪口花の根酌すこぼれ酒  乙四郎
  蛇穴を出て旅打ちの棋士     執筆

   

旅打ち・・ 本来は博徒が賭け事をする旅。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%85%E6%89%93%E3%81%A1

起首21年5月6日
満尾〃 5月18日

この半歌仙は乙四郎が宇佐で蓑虫に遭ったところから始まった。
ここです。http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-abb7.html
13日で巻き上がりました。
東妙寺らんの出番が一回きり、ごめんなさい。
半歌仙なのでここで終わりですが、名残の折をつけて歌仙に仕立てるかもしれない。

花の句。こんな花、みたことない。
情景がありありと目に浮かびます。
そらんさんの浜豌豆の句、簡潔にして秀逸なスケッチ句ですが、この花も人を出さずに人の姿を鮮やかに現前する「人の写生句」とでもいうもの、感心しました。

一巻に通底するトーンが、発句世界を拡幅した掌編小説の味わい。
これはもう一巻とともに奉納いたします。芭蕉祭献詠連句大会。
ありがとうございました。


 

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コメント

満尾、おめでとうございます。
回を重ねるごとに内容が引き締まっていってると思います。男性の視点がそれぞれの立場からうかがえて、いいとおもいます。女性陣も負けては居られませんあ、負けているのは私だけか
「さまざまの」と「やや子生る」もがんばろう。

祝満尾でございます。

今日も早起き。
すでに一仕事を終えて、
いま、あがってきました。
どうもこうも、今日は暑かです。

ぼんありがとう。
ノリで三つも始めたけど、・・。
揚句らんちゃんに回すべきだった。急いだ。らんちゃんごめーん!ぺこぺこり。
そらんさんも乙四郎も兼坊さんもばどさんもみな、とても魅力的な個性的な句をだしてくれる。なんて幸福なことだろう。もう、ほかはどんぞこでもいいや。
あと、欲をいえば、ろいりさんおとひこさん3がら3が入ってくれたら、思い残すことはありません。
日本で一番の連句会をめざす。国を取る。(おうおう、言ってな。言うのは只だ。)
不景気がどんどん加速するから、やってられないよ。気が滅入って欝になるのはなんとしても避けたいよ。

せいちゃん、まだいちごはおわりじゃないの。
らんちゃんが時々ちぎりにいってるとこは、昨日が「かがりあげ」だったよ。らんちゃん、ばてていた。
あそうか。せいこのとこはいちごじゃなく、ももだったのだ。がんばるのだ。

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