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2009年5月20日 (水)

脇起半歌仙『さまざまの』 花句

脇起半歌仙『さまざまの』の巻

さまざまの事おもひ出す櫻かな   翁   
  花を見しこと花見ざる事     兼坊  
春月が朱に染めあげる洋(わた)なかに 恭子
  トランジスタのボリューム高く    整子
大襷大和撫子大舞台         乙四郎(雑)
  鞍上の風夏帽子飛ぶ      たから(夏)


くちなわの肌ぬめぬめと砂を這ひ 兼坊
  そこから先はご法度である  せいこ
瀬戸凪いで小舟のやうに思ふひと えめ
  ランデヴーせしアポロ・ソユーズ 乙
動名詞「~でない」と否定して   恭
  身を切る風の中の葬列   兼
漆黒の闇を知らぬ子月冴ゆる  たから
  草食獣も爪を研ぎます   整
古き良きレコード盤に傷が付き ぼん
  自恃自照てふ雛の酒あり  恭
散りゆきてふたたびの幽花の川 えめ

えめさん
たくさん作ってくださってありがとうございました。
どんどん句が締っていくのがみえる。
かささぎの巣篭もり句が一番の出来です。
しかし、これは俳句として鑑賞したい。
付としての花には上の句をいただきます。

ネックは、「ふたたびの幽」。
幽玄の幽です。川べりの花が散ってしまった。
これからはまた日常にもどる。とふつうはおもいます。
しかし、えめさんはそれを逆に表現しました。
そこが面白い。そういう手がある。
反対のことを書いてみるというやりかた。
するとそこにふわりとなにかがまいおりる。
直接事実をのべるときには降臨しない何か。

「ふたたびの幽」とは、再びなんかではなく、作者にとって初めて現前するものでありましょう。それは花が咲く前の、なにもなかったときの想いとは明らかに違う何かです。

花とはなんでしょう。幽とは、なんでしょう。
この句がでてきてくれたときから、それを思う人になるのです。

ガストでのオフ会で、うどん食べながらぼんのご主人さんが何かの拍子にいわれていたことをふっと思い出しています。(うどんじゃなかったかもしれません。)
彦さんは謡曲をなさる人ですので、花とはなにかが、わかる人なんだろうな。
と、てんこもりパフェをたべながら、かささぎは思った。
ああそうだ。久留米のスターの話をしていたんだ。
藤井フミヤはバンド時代のほうがずっとよかったよね。
って話とか。
そこで、出たんだ。花があるかないか。ってはなし。
なにしろバンドの話も専門的なことはわからず、ご近所の話もついていけませんで、あちこちしか聞いてなくて申し訳ないことでした。ろいりさんと山彦さん、ろいりさんとぼん。かささぎは縁をみまもる役でしたねえ。

ということで、揚句にきてしまいました。
なかなかしぶい一巻になりそうです。
揚句は、今日英語教室があるのです。
なんでしょう、↑の文章の脈絡のなさ。
つまりね、たからさんに会うのですよね。
ということは、こころが命じます、たからさんに頼みなさい、と。
これ、かささぎ流。「シンクロニシティ」。
迷いが消える。

エメさん。
かささぎとの縁は、「たらおさ」でした。

棒鱈をもどす匂ひもお盆かな  恭子

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コメント

おはようございます。
地名と個人名は削除してくださいね。よろしく!

かささぎの巣の句の写真はありますよ。
雅なかささぎさんです。
花の川>>幽玄でとてもきれいでした

つかれた 本日の英語教室は 肉体労働でした

英語教室は、恭子はんの速さに圧倒されつつ、シャーペンの芯がポキポキ折れた(笑)あっという間の90分でした。

さて揚句ですが、ちょっと軽いかなあ。

1. 五十の手習い辞書にクローバ
2. 旧姓の辞書めくりて穀雨
3. 四月ごめんと顔文字笑う

まりさん。ありがとう。
きのうは肩こりませんでしたか。
あんなにわせわせはしはし書いたのは、何十年ぶりだろう。無我の境地でした。肩はこったけど、いいきぶんでした。

あげく。
一巻を見渡しますと、ふりもの、そびきものが見当たりません。降りモノは雨、雪など。そびきものは霞、煙などです。そこで、2をとりますが、
旧姓の辞書。めくる。穀雨。この三つをどうやってつなげば、きっちりと着地できるかが問題で、それをずっと帰宅してから考えています。
旧姓の、が必要だろうか。
旧姓の辞書だと何をつれてくるだろうか。
前句が花ちってしまった川、その前には反省の句、その前前には古いレコード。
旧姓などは要らぬ、只の辞書であったほうがいい。
では、どんな辞書がふさわしいか。
それをずっと考えていた、帰宅後ずっと。
みつけました。やっと。
おだやかに格たかく。格のむずかしさ。

脇起半歌仙『さまざまの』の巻
起首・5月6日、満尾5月21日

さまざまの事おもひ出す櫻かな   翁   
  花を見しこと花見ざる事     兼坊  
春月が朱に染めあげる洋(わた)なかに 恭子
  トランジスタのボリューム高く    整子
大襷大和撫子大舞台         乙四郎(雑)
  鞍上の風夏帽子飛ぶ      たから(夏)


くちなわの肌ぬめぬめと砂を這ひ 兼坊
  そこから先はご法度である  せいこ
瀬戸凪いで小舟のやうに思ふひと えめ
  ランデヴーせしアポロ・ソユーズ 乙
動名詞「~でない」と否定して   恭
  身を切る風の中の葬列   兼
漆黒の闇を知らぬ子月冴ゆる  たから
  草食獣も爪を研ぎます   整
古き良きレコード盤に傷が付き ぼん
  自恃自照てふ雛の酒あり  恭
散りゆきてふたたびの幽花の川 えめ
  穀雨にめくる天金の辞書  たから

穀雨は四月二十日ころ。
テンキンは↓
ご参加、ありがとうございました。
よくみればあらはありますが、きっちりとした半歌仙であると思います。とっても残念だったのは格調だかい句であった翁の折り立て句を捨てて蛇にさしかえたことです。ご了承ください。でも、せいこさんもほめてくれたように、兼坊さんのヒットかも。初参加のえめさん、俳号「青翠えめ」さん、デヴューおめでとうざいました。おつしろう、たからさん、せいちゃんぼんちゃん。ありがとう。さあ、あしたからややこだ。

さぞかし悩ませてしまったことと思いますが、「天金の辞書」いいねえ。また一ついい言葉を知りました。きれいにまとめてくれてありがとね。

お世話になりました。 また色々ご意見お願いします。
俳句って人それぞれに色んな個性が出るものなんですね☆
それにしても、決まりごとがたくさんありそうです・・

ややこの歌仙又あしたからやりますので よろしくお願い申しあげます

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