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2009年4月 7日 (火)

オバマ大統領のプラハ演説   乙四郎官僚篇

オバマ大統領のプラハ演説

      竹橋乙四郎

オバマ米大統領のプラハでの演説(5日)。
核廃絶を照準に、包括的戦略を打ち出した。
これまでの米大統領は、ここまで踏み込めなかった。
「米国は、核兵器を使った世界で唯一の核大国として、行動する道義的な責務がある」
米国にこれを言わせたいために、長年、被爆者対策に打ち込んでいた者として、感涙もの。

◇オバマ大統領の演説内容

 全面核戦争の危機は去ったが、(核拡散により)核攻撃の危険性は高まった。米国は、核兵器を使った世界で唯一の核大国として、行動する道義的な責務がある。核兵器のない平和で安全な世界を目指す米国の決意を宣言する。時間はかかるが、世界を変革できることを信じる。そう、私たちにはできる。

 核廃絶に向け確実に行動する。ただ、世界に核兵器が存在するうちは米国は安全な方法で核兵器を維持する。敵を抑止し同盟国に安全を保障するためだ。
 核弾頭の配備・保有数を削減するため、今年末までにロシアとの新しい軍縮条約の締結を目指し、交渉する。

 核実験全面禁止条約(CTBT)発効に向け、(発効条件の一つである米国の)批准を強く求める。
 核兵器用の核分裂物質の生産を、検証可能な方法で禁止する新しい国際条約(カットオフ条約)を求める。

 核拡散防止条約(NPT)体制の強化に努める。査察を強化するため資源や権限が必要だ。核拡散を防ぎながら各国が核を平和利用できるよう国際的な枠組み「核燃料バンク」を創設すべきだ。

 一方、違反国には相応の処罰が必要だ。今朝、北朝鮮は長距離ミサイルに使えるロケットを発射し再度、ルールに違反した。違反は罰せられなければならない。国際的に強い態度を示すべきだ。

 イランが厳格な査察を受けるなら、核を平和利用する権利は認める。しかしイランの核・弾道ミサイル計画が脅威である限り、チェコとポーランドでのミサイル防衛(MD)計画を進める。脅威でなくなれば、欧州でのMD計画は実施しない。
 テロリストによる核兵器入手を防がねばならない。これが国際的安全保障への最も差し迫った最大の脅威だ。

 拡散の恐れがある核関連物質をすべて管理できる体制を4年以内に築く。そのためロシアと協力を強化する。

 核安全保障を巡る国際サミットを米国が来年までに主催する。
 平和の追求をやめれば平和は来ない。チェコの人々は一発も銃弾を撃たず核武装した帝国(ソ連)を崩壊させた。

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コメント

>米国は、核兵器を使った世界で唯一の核大国と>して、行動する道義的な責務がある。

この言葉を再確認したくて方々のニュースサイト見ました。
被爆者の方はこの一言がほしかったことでしょう。
原爆は正しかった・・・でずーっと来てたのに、画期的な言葉ですね。
正しかった・・・も訂正したわけではないと言っていますね。

微妙な感情がからむ問題なので、コメントしにくいですよね。
ただ、高校生の英語の教科書には(去年むすこは高1でしたが)、例の被爆死の弟をおぶって焼き場にきた少年が毅然として立っている写真とともに、その状況を説明した一文が載ってたし、九州俳句誌にも、その米国の写真家の写真を特集した展示会がナガサキの原爆資料館であったことを報じる文章が前川弘明氏により書かれていました。動き、ずいぶん早いと感じた。
こちらがわのきもちは、折に触れて伝えてゆかねば、伝わらないままだろうと思います。しかし、あの写真があまりにも魂をとらえるものであったために、あちらのごくふつうの市民にも強く訴えるものがあったのではと信じる。
少しずつ変わってゆく。あちらも、こちらも。
思いがちゃんとあれば、思いはとどく。

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