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2009年3月 5日 (木)

母の記憶

母の記憶 

     神崎さくら

ヒラクチ、クチナワ、この前死んだ母がようつかまえよった。
ナバ取りにも大分ん山ん中まで行きよった。
メノハは大好物やった。
例年今頃は母の大活躍の時期、づくぼ取りが大好きで、馬ん食うごつ取って来て冷凍し一年中食べられよった。
季節季節に足元に生えるような食べ物が大好きで丈夫で長生きやった。
地のものを食えと言うのは当たってる。

またここで軍隊話。
戦艦が3度も沈んでそのたび漂流して帰ってきたじいちゃん松永市郎さんが言いよんなさった。
子供の頃ばあちゃんに「地のものを食え」といわれていたことを、大海原で笹の葉のように小さな小船(救助船)に揺られながら思い出し、船べりにくっついた小さなカニを取って夢中で食べ、これで絶対助かると思ったって。

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コメント

すごかろが?
何事も型破りな母で、自己中でやりたいことをやりたいだけやって死んだという思いしか残っていません。
やりたいことがやれなかったのはただひとつ、家付き娘で86年間生まれたところから一歩も出られなかったこと。(だろうと思う)

65歳でなくなったわたしの父も、よく畑から「マムシ」を捕まえてきて、なぜか、小屋の先に天日に干しておりました。
家族中から「気持ちんわるさ」と敬遠されるのに、よく捕まえてきてたなあ。
もうひとつ、「もぐら」を捕まえるのもじょうずだった。どうやって捕獲していたのか聞いておけばよかった。この「もぐら」でつくる「もぐらの黒焼き」を粉にした「秘薬」がありまして、これがすっごく咽の痛みに効くのです。幼い頃から扁桃腺がよわかったわたしら三姉弟は、咽が痛くて熱がでるたび、あーんと口を開けて、この「もぐらの黒焼き」の粉を咽に直接ぶっかけてもらってた。今から思うと、あれはなんだったんだと思うけど、確かに効き目はあったのよね。


さくらさんの「母の記憶」から、わたしは濃密な「父の記憶」を蘇えらせることができました。

せいこさん父上の貴重な思い出話、ありがとう。
さくらさんの母上もせいこさんの父上も、家族のためにやっておられたのですね。

すずめ蜂の蜜漬けを山奥でみたことがある。
ラベルには、これは農家の人が命がけでとった蜂です。とかかれてたっけ。
もぐらの黒焼きの粉。まるで魔法使いのおばあさんが作りそうな薬だね。ちていじんへの第一歩かも。

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