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2009年2月16日 (月)

鈴木先生

鈴木先生

博多のむすめが置いていった一冊。

『鈴木先生』武富健治

中学校の学校給食が出てきます。
食事のマナーとして物心付く前に厳しくしつけられた美意識。
でもその美意識はみながみな同じものを持ち寄っているわけじゃない。
それにその美意識は善悪を決める価値基準でもない。
そういうことがちゃんと分かっている中くらいおおきなこどもたち、中学生が巻き起こすコップの中の嵐を真正面からシリアスに描いて、ちゅうくらいウンとおもしろい。
そうか、こんな描き方もあったのか。というおどろき。

そういえば、ものをくちゃくちゃ音をたてて食べてはいけない。
ひじをついてはいけない。
テレビや新聞を見ながらもいけない。しゃべりながらもいけない。
おわん、おちゃわんはちゃんと手でもつ。
おはしはきちんと持つ。
ごはんにおはしをつきたてちゃだめ。
などなど、ああだこうだああだこうだ言われて育ったよね。

ほか、中学生の性を善悪としてではなく、人間としての視点からさばいてみせる。
これはちょっと脱帽。デリケートなはなしを少しもいやらしくなく、しかもつたえるべきはきちんと伝えてみせる、その技に感心する。

きのう、『空中庭園』という小泉今日子主演の映画をみたけど、その映画のエッセンスともどこか通う。現実の醜悪さにたじろがない一種の余裕、ゆとりではないけれど、とりあえずはまずその現実を見て逃げない恐れない。
心にちいさな間を内包して、どんなものも止揚する。
これが時代の空気なのだろう。

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コメント

今、動画で無料放映が見れます(つけています↓)。
すごく面白い。
おすすめです。
この主演の俳優さん、いいなあ。

鈴木先生役の人?

この人はあーた、NHK鈴木京香さんとのラブロマンスドラマで私の胸をキュンキュンさせた人ですよ。

それなのにこのドラマ見てませんでした。
今見ています。
教えてくれてありがとう!

さくらさん、

アクセスをみていて、ハッと教えられました。
鈴木先生と幻の命がつながっていることに。
幻の命、今や信濃大門さんの↓が一位になっています。おどろきだ。
わかいもんは何をかんがえている。
いつだって何もかわらないんだね。
辛い体験を普遍化したがっている。
そうおもいました。
ぎんぎんに生身、そして真剣です。

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