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2008年12月11日 (木)

『夏日侍』の時代背景 乙四郎語録14

八女戦国百首和歌『夏日侍』を読む

        竹橋乙四郎

1555年(天文24)前後の社会情勢

田尻親種・鑑種の親子が活躍した時代。鑑実の物語にも鑑種が登場したが、高橋鑑種は謀反で兄の鑑実に討伐されている。田尻鑑種とは別人物と思われる。

1534年(天文3)

大風37回も吹き、米穀類一粒もなく天下大いに飢饉し万民餓死す。
大友義鑑(よしあき)は肥後の菊池氏に実弟を養子に出し、肥後国の支配を目論んだが、弟に反逆され窮地に立つ。筑後の三池、西牟田、蒲池、溝口、河崎氏らが反大友同盟を組織し菊池氏に味方する中、田尻親種(ちかたね)は起請文を送り大友義鑑に忠誠を誓い、終始大友氏を助け、恩賞として山門郡大和町の鷹尾に250町を与えられる。

1536年(天文5)

田尻親種は、大友義鑑に鷹尾に築城申請。

1537年(天文6年)

田尻親種は大友から承諾を得て、築城をはじめる。

1546年(天文15)

田尻親種は脳卒中で中風に。

1547年(天文16)

田尻親種は嫡男宮七郎を9歳で元服させ、家督相続の許しと鑑種の名を義鑑よりもらう。

1548年(天文17)

田尻親種は新しく完成した鷹尾城に移る。

1549年(天文18)

田尻親種は菊池と竹井原で戦う。
肥前龍造寺が筑後侵略する。
肥後菊池が筑後侵略する。

1550年(天文19)

大友義鑑はお家騒動で死亡(二階崩れの変)。
肥後菊池に味方する筑後の三池・溝口・西牟田の各氏に鷹尾城を攻められ、田尻は籠城。
田尻親種の弟の田尻鑑乗は溝口の陣に討って出て勝利。蒲池鑑盛の援軍で西牟田氏は降伏し、菊池義武も殺害される。
竹井原で三池親員と田尻親種勢が合戦。

1552年(天文21)

春から夏にかけイナゴ被害で不作、餓死するもの多し。

1553(天文22)

田尻鑑種14歳で軍功。大友義鎮(よししげ)は田尻鑑種に筑後国内の30町を与える。

1555(天文24)

八女戦国百首。嵐の前の静かな時代。


1559年(永禄2)

蒲池鑑盛、柳川城の改築拡張を行ない、蒲池氏の本城とした。
肥前龍造寺、蒲池を味方にして筑後侵入をはかる。清水寺が焼かれる。
肥後菊池氏、筑後に侵入して各地に合戦おきる(鷹尾城、溝口のとりで、梅尾城、竹飯原、今福城、南関、浜田城、江浦城、堀切城など)。

1564年(永禄4)

大友義鑑の子義鎮(よししげ)(後の宗麟(そうりん))が、田尻親種の活躍で菊池を倒し、肥後・筑後の分国化を完成。筑後国を平定する。

1570年(元亀元年)

大友宗麟は龍造寺を攻める為、大軍を高良山に陣をもつ
田尻親種は肥前勢との戦いで深手を負い、居城鷹尾にて死亡。田尻鑑種が跡目相続。
毛利元就が九州から撤退。大友義鎮は豊後、豊前、筑後、筑前、肥後、肥前、日向、伊予半国を領する最盛期。

なお、田尻鑑種の姉は蒲池鑑盛の妻。蒲池・田尻両家は親類だらけ。

1581年(天正9)

田尻鑑種が蒲池一族を攻める。

追記:鷹尾城の古図が出てきた。乙の根城は鷹尾城の中。
     ↓

http://www.geocities.jp/bicdenki/newpage94.htm

参照:「筑後国府はどこにあったか」

筑後國府
「1394年~応永の頃はみやま市西部と柳川は蒲池氏、みやま市中部は神領(鷹尾神社)、みやま市北部は溝口氏と壇氏、みやま市東南部は田尻氏が支配していた。」とあるので、位置関係では鷹尾神社あたりでは。

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コメント

編集、制御不能。
色や大きさをそろえたいのですが、できないのです。ごかんべんください。

西牟田氏がおつしろうの文章にでてます。
かささぎの旗で出会っていた西牟田氏をなまえにはりつけます。

繋がった。

 田尻親種・鑑種を検索して見つけました。いつも、SNKでの活躍を拝見しています。
 するさと田尻を見つめなおしています。
 今後とも、よろしくお願いします。

千寿さま、コメントを残してくださって、ありがとうございました。
お写真、とてもきれいですね。
きのう夕刻みやま市の保健医療経営大学へむけて車を走らせていたとき、これと同じ太陽をみて、写真を撮ろうとしました。でも、撮ったとおもった瞬間、家のかげにかくれてしまいました。だから、あれ、きのうの夕日だ!とおもって。(夕日と朝日、写真にとれば、まったく同じですね、いまさらながら。)
SNK、シニアネットクラブでのご活躍をお祈り申し上げます。どうぞ又いらしてください。

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