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2008年12月26日 (金)

乙四郎語録  七支刀対話編1

知っているようでみんなが知らないことって、たくさんありますね。
とびうめ伝説、いろんな人に聞いてみましたが、「どこから飛んできたのか」、知っている人はいませんでしたよ。笑
わたしだけではなかった!
七割の人が「京都らへんの都から」ニ割が「北野天満宮から」のこる一割が「さあ。しらん」

>守武は「桃神主」とよばれていた。

びっくりシンクロ。
七支刀がある石上(いそのかみ)神宮。剣を祭神とするが、七支刀は祭神ではなく社宝。神功皇后の時代にそこにあったのなら祭神であってしかるべきだが、社宝でしかないということは、やはり、相当の新参者ではなかろうか。
石上神宮の祭神の剣は「布留」と称され、地名や川の名になっている。
「此剣(石上神宮の神霊)を布留といふ事は、布留河の水上より一の剣流れ下る。此剣に触るるものは、石木共に伐砕き流れり。 下女、布を洗ひて此河にあり、剣下女か布に留まりて流れ遺らず。則ち神と祝に奉る。故に布流大明神と云ふ。」(『源平盛衰記』)
さて、石上神宮から布留川を少し上ると、日本の滝行の発祥地「布留の滝」があります。八つの大きい岩があり、八岐の大蛇に見立てられています。この布留の滝、後世、なぜか「桃尾の滝」という別称になっている。

ところで「ももだち」。
「股立」(ももだち)は「袴の左右の腰の側面にあたるあきの縫い止め」のこと。「股立をとる」とは「動作を便利にするために袴の股立ちをつまみあげて帯または袴の紐にはさむこと」だそうな。そういう意味だと「もゝだちをとりてこきやうへ帰りきて」を素直に読むことができるが、あえて、股立をとりて、と断らなければならない必然性もなく、まして末尾の句でもあるので、何らかの掛け言葉があるととらえたほうが自然。
ももだち=桃尾の太刀
とにかく、太刀がはるばるやってくるだの、旅と太刀が行方不明だの、太刀が謎めいたキーワードになっている守武千句だが、守武のこの旅の隠密の目的が、七支刀を筑後の太神から伊勢の太神宮まで持ち帰り、石上神宮の禁足地に隠すことだったとすれば、すべて合点がゆく。守武がはるばる旅した記録が年譜にない(消されている)ことも含めて。

桃尾の滝
   ↓

七支刀の謎が解けた!

きるといふこともいはぬはみやこ人
 旅と太刀とのゆくゑしられず

きる=布留

き(ぬ)る → 布留
布留(ふる)を「きる」と読ませるのは無理があるかも。
「ふる」だったら、無理しなくてもここにあった。

もゝだちをとりてこきやうへ帰りきて
 天文九年しぐれふるころ

「しぐれ」「ふる」の用例にこんなのが。
いそのかみ布留の神杉ふりぬれど色には出でず露も時雨も(攝政太政大臣)
深緑あらそいかねていかならむ間なく時雨の布留の神杉(太上天皇)

原稿をおくるとき俳句も出してといわれ、なにもうかばずこまったかささぎは、冗談句をアレンジした。
profoundってこういうものじゃないだろうか。

新年やふるふるふるとあらみたま  恭子

あらみたま。とあらたま。のちがいを考えていたから。

記事を書いたときから、なにかがずうっと引っかかってくる。今それがわかった。
芭蕉庵桃青。これが芭蕉の通り名です。
松尾芭蕉ってのは現代のよみであって、正式な呼び名は桃青なんだよ。(「芭蕉庵桃青の生涯」に書いてあった。高橋庄次。)とうせい。いままで問うたこともなかったことだけど、なんで芭蕉はバナナなのに、桃、それも青い桃の号なのだろうね?
高良さんにある「桃青霊神社」は、こうやの宮よりもっとささやかな祠だった。岡良山。

そみんしょうらい。
ぬれぬれも。ってところでおもいだした。
とうせいれいじんじゃをしらべていた十年前。
ぬれせぬやま。という別名が高良山にある。
しっとった。こんな字を書く。
不濡山=ぬれせぬやま。
恋句に使ったから覚えていた。

ぬれそぼつ不濡山のお道行  (かささぎ俳諧)

>磐井の末裔はしぶとく生き残っており、矢部川の底みたいなところに築城しようとしているではないか。

磐井の末裔ってホントにいらっしゃるわけ?
滅ぼされたって聞いたので、それはないだろ?と思うのであるが。

Wikipediaによれば、磐井は捕らえられて麁鹿火に斬られた(『日本書紀』)あるいは、豊前の上膳県へ逃亡し、その山中で死んだ(『筑後国風土記』)とされているが、息子の筑紫君葛子は、糟屋(現・福岡県糟屋郡)の屯倉をヤマト政権に献上したため死罪を免れたとあるので、末裔がいてもおかしくはないかも。
ブログ管理人の反逆精神には磐井のDNAを彷彿とさせるものがあります。

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