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2008年11月19日 (水)

ぞうぶつ

平成連句抄『月と花と恋と』(三省堂)の恋の部にとってもらった、

  贓物は盗品のこと君返す   恭子

この難しい漢字は、ぞうぶつと読みます。
臓物であれば、ぞうもつとよみますが、贓物はブツです。
よく刑事ものドラマ見てると「ブツはあがってんだぞ。白状せんか」と詰め寄る場面がありますが、たぶんあれだと思います。

警備業の教本のなかで知った言葉です。

ところで!!

日曜日、法事が終わって、ブログに貼り付けた資料を読んでいたら、この難しい言葉にばったり出会いました。ここでどえす。↓

出遭った場所:筑後の国の風土記に曰はく、上妻の県。県の南二里に筑紫君磐井の墓墳あり。高さ七丈、周り六十丈なり。墓田は、南と北と各六十丈、東と西と各四十丈なり。石人と石盾と各六十枚、交陣なり行を成して四面に周匝れり。東北の角に当りて一つの別区あり。号けて衛頭と曰ふ。衛頭は政所なり。其の中に一の石人あり、縦容に地に立てり。号けて解部と曰ふ。前に一人あり、裸形にして地に伏せり。号けて偸人と曰ふ。生けりしとき、猪を偸みき。仍りて罪を決められむとす。側に石猪四頭あり。臓物と号く。臓物は盗みし物なり。彼の処に亦石馬三疋・石殿三間・石蔵二間あり。・・・生平けりし時、預め此の墓を造りき。
 古老傳えて云う「雄大迹天皇の世(継体天皇)に當り、筑紫君磐井、豪強暴虐にして、皇風に偃ず、生平の時、預め此の墓を造る。俄にして官軍動發し、欲襲んと欲する間、勢勝たざるを知り、獨り自から豐前國上膳縣に遁れて、南山峻嶺の曲に終る。
ここに、官軍、追ひ尋ぎて蹤を失ひき、士、怒泄まず、石人の手を撃ち折り、石馬の頭を打ち墜しき・・・(釈日本紀所引筑後國風土記)


引用の出典:http://www.geocities.jp/pujo106blue/iwai.htm
           (ありがとうございます。)

原典をあたったことないので、判らないが、臓の字、ほんとは贓ではないのかな。色文字部分、「ぞうぶつとなづく。ぞうぶつはぬすみしものなり。」これ、自分の句とおんなじ。盗作だ!笑

岩戸山古墳の別区、むかしむかしの裁判風景をあらわしたものだといいますが、猪を盗んだために命を差し出さねばならなくなるとは、大変な時代だったのですね。神聖な猪だったのかもしれない。

千五百年も前の古い字が、今も堂々と生きながらえている。

お役所ことばの世界はすごいもんがある。


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