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2008年10月 8日 (水)

善根宿

先日、『平成連句抄  月と花と恋と』(三省堂)から、花の句のいくつかをご紹介しました。

そのとき、次の句の善根宿が気になって(といいますのは、知らない言葉だったからです。かささぎの語彙は多いほうだと想いますが、知らないものは知りません)、これは意味からいっても「全根」の誤植ではなかろうか。と思い、自分で勝手に善根を全根に変えてみたりしました。

花一樹善根宿を蔽ひゐて    石田 京

知らないことばはどんな宝石よりも魅力的ななぞ、気になりだしたら頭から離れなくなります。

ちょうど、東京のほとけぶちさん(同著編集者の1人)に用事があり、ついでにその件を確かめてみたところ、「善根宿」で誤植ではない。とのこと。
へえー。そうだったのか!ではこの句は釈教句に分類されるんだなあ。

私のイメージはさくらの大樹の根が宿の下を隈なく蔽っている、その根が心眼にありありとレントゲン写真みたいに顕現するというものでした。だから、一本の樹の全根だと思ったわけです。

さらに、だめだしのように、けさ、トイレに置いているサンカの本*(著者のかたには大変失礼します)のぱっと開いたページに、この「善根宿」が出ているではありませんか!

なあんだ。ふつうにあるんだなあ。私が無知だっただけか。と思いました。一つ賢くなりました。↓(しかも、これ季語だわ)

国語辞書との一致 (1~1件目 / 1件) 検索辞書:大辞泉 提供:JapanKnowledge

  1. ぜんこん‐やど【善根宿】別ウィンドウで表示
    修行僧や遍路、貧しい旅人などを無料で宿泊させる宿。宿泊させることは、自ら巡礼を行うのと同じ功徳があるとされた。《 春》

* 『幻の漂泊民・サンカ』 沖浦和光・著(文藝春秋)の
     第二章 柳田國男のサンカ民俗誌 の
     広瀬寿太郎のサンカ情報  のところです。
     103ページ。
「彼らは、木賃宿や善根宿に泊って・・・」
 

(この本で、魚のギギともあいました。吉野川です。)
    

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コメント

前にかささぎさんが書いたどろどろまいりと言う記事あったでしょ。

上の国語辞書のところにある意味は、どろどろ参りのお接待もあてはまるよね。

どろどろまいり?いってないいってない。
おまいりがあるのは、春秋の二回、おこうぼうさんです。あのお接待は、この善根宿とおなじなんですね。
いつのひかしこくに巡礼にでたい。

かささぎさん

はじめまして
ずっとずっと勝手にお邪魔して、すごいなあと、ため息ついたり、知らないことをいろいろ教えていただいたり、それなのに、ご挨拶もしないで、黙って失礼ですよね。さくらさんに、だいじょうぶよ。とっても敷居は低くして受け入れてもらえるからと・・・・。
その言葉に後押しされて、今日に至りました。
さくらさんのコメントで、さくらさんと私の関係はご存知とおもいます。
さくらさんもすごい人ですが、かささぎさん、BONさん
SEIKOさんも、すごいです。
かささぎさんは24時間をどう過ごされているのかなと、いつも、思っています。
これからも、時々、お邪魔したいとおもいます。
私にはなーんもありません。悲しいけど・・・・。

丸山消挙さんから、お断りのめーるがきました。がしかし、しつこくおさそいしました。どうやろか?

よーこ・たいむさんへ。

はじめまして。かっこ悪いわがブログへようこそいらっしゃいました。まっこて、ほんなこて、日々野ざらし恥さらしをモットーに生きております。笑


ようこ・たいむ。
このよみでよろしいでしょうか。ふしぎななまえだといっつもおもっていました。まねして、恐子タイム!と名乗ろうかと想った。

せいこさんちで、仕入れてきました。

yokotimeさんとは、実家が2、3百メートル離れた同じ村、同じ小学校、同じ中学校、同じ高校、同じクラス、共に東京に住んで40年近く、なのにです。
仲は良かったけど親しくなかった。(さくら)

さくらさんの性格が如実にあらわれているなあ。と思える書き込みでしょう?さくらさんにお会いしたこともないのですが、そのきもち、わかりますよ!!とおもわず、かけよりたくなる。この文章は、「だけど今、とても懐かしくて、話したくて、暇さえあれば、話し込んでいる・・・あのころは、ああだった、こうだった。へえそうじゃったとね。」・・・というくだりに繋がります。
さくらさんとようこさん。よかともだちですね。どこであろうと、そのひとがそこにいるだけで、そこはふるさとなんですね。

甲四郎先生が今すこし連句に興味をもたれました。

私のまわりのお仲間は、みーんな、あほみたいにすなおな、きもちのよいひとたちばかりです。(くすくす)
どうぞ、この輪に入ってください。
むかし、むかし。共同風呂は楽しかったですね。
連句はかなり似ています。みんなですっぱだかになればこわくないってかんじのとこがあります。これがある日本人は世界一の武器を手にしてるんだと信じる。んで、さっそくですが、この日曜、ふらりと八女にこらっしゃれんですか。土曜からとまりがけでおいでください。さくらさんと。久留米の宿は満杯かもね。でも八女はあいてるでしょう。ご連絡くだされば、駆けつけます。では、どうぞ。お待ちしております。(そんなめちゃくちゃな。でも、これがかささぎ流)


八山呆夢へ。
ぼん。きみのやったことは絶対に正しい。笑
私もメールアドレスを紛失さえしなければ、しつこく誘っただろう。酒癖はわるいが、あいつはいいやつだとおもうよ。

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