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2008年10月14日 (火)

思草

思草

                  (鉢植えのおもいぐさ・堺屋)

貞永まこと七回忌追善歌仙興行

   歌仙『ななたびの』の巻

               捌・ 前田圭衛子

               平成二十年十月十二日
                於・八女市堺屋

ななたびの思惟のかたちや後の月  前田圭衛子
  まことの人を偲ぶ菊の香       姫野恭子
鉄塔を行くかりがねの棹なして     内田 美子
  そぞろに寒し裏のくぐり戸      沢 都
海苔玉子納豆古漬嬰(やや)が泣く  前田亜弥
  冬構へする里の山々        山本伽具耶

虫残る藁葺屋根の大庄屋       恭
  障子の穴よりみえるふらんす   木戸葉三
絹糸はもつれしままに放置せよ   山下整子
  水無川(みずなしがわ)ををんなで渡る 中山宙虫
捨てられて六百光年一夜鳥(ひとよどり) 東妙寺らん
  青簾なる初めての風        天野おとめ
月光に取り残されし浮輪あり     古賀 音彦
  骨あげ給ふ観音の指        天 真実
磯庭園船を動かす薩摩爺       八山呆夢
  笑ふ声にも福宿ります         〃
自販機に花の雨買ふ水を買ふ    整
  猫の肉丘ぷよぷよと春       らん

その頃はいっせいに母黄砂して    葉
  日畝に続くいっぽんの道       恭
俳諧のミッシングリンクはるかなり   整
  好きでもないし嫌ひでもなし   おとめ
寝転んで定紋ぶりの口説きとは    らん
  生まれ変はりて国愛すべし     葉
二枚舌三枚舌ありマントヒヒ      整
  天神さまの橋に雪積む       夢
産直の豆の湯葉にて屠蘇を酌み   真
  海の色ある都市計画課       虫
役満の人が購ふ望の月         恭
  頭痛腹痛歯痛落鮎         音

エピグラムさみしさみしと霜が降り   整
  梁に下がるは墨の縄にて      夢
粋に持つショートホープのけぶるとも  真実
  霞のなかに写真師が立つ       おとめ
散る花の真下でひらく相関図     虫
  大地を包む労働の歌        らん

「我らの仲間 貞永まこと氏を偲びつつ、無事満尾できましたことを心から御礼申し上げます。ありがとうございました。またいつの日か御拝眉を期して ー 前田圭衛子」

捌  

   前田圭衛子師
    俳諧師
   兵庫県神戸市在住

   『連句誌れぎおん』(季刊、現在62号)編集発行

連衆

   内田美子(連句人 神戸市在住)
      前田亜弥(西鶴研究家、連句人 神戸市在住)

   木戸葉三 (俳人 山口県在住)
   中山宙虫 (俳人 熊本県在住)
   古賀音彦 (歌人 福岡県在住)

   天野おとめ (連句人 八女市在住)
   天 真実   (連句人  同上)
   沢  都   (連句人   同上)
   山本伽具耶 (連句人  山口県在住)
   
山下整子  (歌人 八女郡在住)
   八山呆夢  (俳人 久留米市在住)
   東妙寺らん (俳人 八女市在住)
   姫野恭子  (ブロガー  八女市在住)

参照
  ミッシングリンク:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF

   

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コメント

音彦さんの「腹痛」の句。なんどよんでも、いい句やなあ。腹痛だったからできた一句。
よくぞ、連句に誘うてもろたと、音彦山に感謝してもらわねば。って、このはくじょうもんが言うとります。笑

本当だ あとでどう考えても 薄情だったときのどくになります
じつは 病院の手術待合室から書き込みしてます
次男 急に盲腸炎
今 無事に終わった
痛みは本人にしか分からない
3日我慢してたらしいあと少しで腹膜炎だったって
罰があたったようなきもちよ

えっ??盲腸炎で手術?
あら、痛かったろうに。我慢しとったんやろうね。

自分を責める必要はない!キッパリ
母親がもんもんと生きる姿ばかり見せてどうする。
仕事もして、家庭もまもって、好きなこともして、どこがわるかろうか。
いきいきと生きる母の姿はこどもにとって、なによりうれしいことのはず。

後輩たちが子供に寂しい思いをさせて申し訳ないと思うと言ってたとき、つねにこの言葉を言ってきた。申し訳ない、かわいそうなことをしたち思って接したら、ほんとうにかわいそうな子供になるよ。母親が男と同じ土俵で働いてるんだ。多少さみしくたってそれがどうした、当たり前だって態度で接すべしと。
いま、あなたに申し上げたい。
堂々としときなっせ。
あんたはなにも悪いことはしていない。
この母親に育てられるんだ、覚悟しいやと!
そんくらいの態度でおりなっせ!
(なぜか関西弁モードばってんか)

あえて、自らの恥をさらしましょう。
3人もこどもがおるとね、だれかのことがすぽーんと抜けるわけよ。
何日までにナニを持っていかやんとか、何日が遠足だとか。自己主張できる子はよかばってん、自己主張できん子は母の意識からすり落ちていくわけ、さ。で、遠足の日に弁当持たせなかったとか、進路相談の時間を会議ですっぽかしたとか、自慢じゃなかばってん、この母親はかなり子供たちに迷惑かけとるとよ。だって、給料もらってるんだもの、いちばんは仕事やったとたいね。でも、いま、子供たちが言う。働いていたおかあさんはかっこよかった、すきやったって。
姑から「3人の子供の母としての自覚がたりん」とメいっぱいがられたこともあるとばい。でも、いつかこどもたちの共感を得る日が来るはず。子育てのちょっと先輩として、熱く語らせていただきました。
強固はん。てきとーに、ふぁいと!

ぜったいにわらわかしたらいかんよ。えらいいたかっちゃけんね。ぜったいよ。

seikoさんの言うとおり。

kasasagiさんは何も悪いことしてない、こんなすばらしい女がどこにいようかと言うくらいひたむきで一生懸命。

今ね、「親学のすすめ」親学会編 ちゅう本ば読みよっとタイ。

そんなかにこんなくだりがあります。

母親は母親であることだけで偉い
母親が幸福感を持って子供を育て、子供も母親とのふれあいがうれしいという関係で育児が行われないと、子供の脳にはストレスが溜まってしまいます。
母親が自分と居て幸せでないと子供に自信がつかないのです。
又、母親がふさぎ込んだりしてると、子供は自分が悪いからだと思ってしまうものです。
子供を幸せにしたいならば、まず母親が幸せでなければなりません。みんなで母親を褒めて母親をハッピーにしなければなりません。
実際のところ、どんな母親でも、母親であるという事実だけで褒めてもらう資格があります。
痛みを耐え抜いて子供を生んだのですから当然です。
男性にはわからないでしょうが、私は今でも覚えています。29年前の長男の出産は、長時間にわたる難産でした。
そして夜も寝ずに授乳しました。
そんなことを思い起こすと、母親はははおやであるというだけで偉いと思います・・・・・・。


ここからは私の意見
何も女性優位の社会にしようなんてことではありません。女性は偉いと威張りなさいなんて言っているのではありません。
これだけのことをしてるんだから女性はもっと堂々としててもいい。なぜかってそういうお母さんが一番好きなんだもの、子供は。

ある未亡人で二人の子供を育てているうちで食事をご馳走になった。
スパゲティがとても美味しかった。食べ盛りの中学生の男の子がもういっぱいほしかったが、みんなにつぎ渡したらもうなかった。するとお母さんが自分の分を出しだして「これ、食べていいよ」と言ったら、その男の子が猛烈に怒った。
なぜか。
そうやっていつもいつも自分を犠牲にして子供に尽くす姿がたまらなかった。
お母さんは自分の分を堂々と食べてほしかったのだ。
お母さんとしては単純に「食べていいよ」と言ったつもりだったのに。

自分達のために苦労してると充分わかってるので
それ以上尽くさないでくれ!といいたかったのだと
多感な少年の気持ちが怒りとなって爆発した。

何十年もたって私はこのことがわかった。

以上、参考までに。


なんで今頃こういう本を読んでいるのか?

孫ができて、一日一日の成長が面白くてたまらない。
きのうできなかったことが今日出来るようになる小さな成長が面白くて楽しくて感動している。
3歳の、大人の手の指の半分もないような短い指で、お箸を正しく持ってちゃんとつまむなんて大感動!!
どうしたならそんなことが出来るの!!といつも連発してる。
そのことは自分の子育てのときは絶対気がつかない。こんな楽しみを全部見逃していたと言うこと。

だから、子供は何歳ごろはこういう状態で、こういうことがわかっていて、こういう影響を受けて成長するもんだと言うことをおさらいしたいわけ。
おなかの中にいる時からわかってるらしいよ。

でも、立ち読みして「母親は母親であるだけで偉い」と言うところにひきつけられて購入した。

>母親をほめてハッピーにしなければならない。

さくらさん。
専業主婦業になって、つくづく思うのね。
主婦業って忙しい割には、だぁれもほめてくれんのよ。仕事してたときは、よかれあしかれ、注目もされスポットライトを浴びることもほめられることも、もちろんくさされることもあった。それらのすべてが活力になるわけね。働くためのエネルギー源なわけ。
主婦業になっていちばんしんどいことは、自力でモチベーションば維持せやんこと。この体験があってからというもの、わたしは仕事をやめて子育てに専念している娘たちを必要以上にほめることにした。

母親がはっぴーであるために。まわりがしてやれることって、そんくらいのもんだもんね。

さくらさんありがとう。
私はなんていうかとっても人に恵まれている。
ほんとに!!(ほれやっぱりまたいってしまうぞ)産休縁燐寸。

盲腸がはじけてるかもということですぐ手術してくださったのですが、開腹したら、大丈夫だったので、よかったです。昨夜は夜通し痛くて苦しんだ、熱も出てた、でも今日ははらへったと言ってた。
じゅうざぶろうという名のわかくてげんきな先生がきのうもきょうもみまいにきてくださる。ともだちもなんども。せんせいは、むすこがこの数ヶ月まったく勉強しなくなったのを心配してくださって、ごじぶんがこもんの部活にむすこをいれて、目のとどくところで部活ではなく勉強をさせてくださるようになりました。
あんたはほんとにひとにめぐまれているねえ。というと、うん。とひとこと。すなおなすなおないいこばかり三人、わたしはおっととかぞくにふかくかんしゃします。それぞれのうまれた日、おっとがどんなにそわそわしてうれしがったか、おぼえています。またちちとははがどんなによろこんでくれたか、それから、自分では一度も子をうむことがかなわなかった祖母が、さいごのさいごまで下の子をきにかけてくれたことなど、だいじなだいじなおもいでです。
なぜか、そんなことをおもいだしました。

せいこさん。ぼん。ありがとう。
あなたたちはすばらしいともだちだよ。
このじきにまた連句でもであえたことがうれしい。

おとめさんにね。電話した。ありがとう、いそがしいのに来てくれてって。そしたら、ほんとは午前中だけで帰ろうとおもっていた。でも、座って句を考えていたら、ずっといたくなったと言ってくれた。そのように思う力が前田圭衛子師の座にはあります。おおきな偉大なマザーの鼓舞にふれたかんじで、じぶんのかげがどんどんふくれてくるのを感じます。まるで霊能者のちからにふれたみたいに、です。
わたしは、じぶんの句を直されたとき、ないてしまいました。かなしくてじゃないよ。こころの奥でおもっていたことが出てきた気がしたから。ついひとこと多いかささぎでありました。
おとめさんはまた、こんなことを言った。
まことくんは貞永さんにとてもとてもお世話になった。竹田の寮にいた高校生時代。もしかしたらそのことで、まことさんのむすめさんたちとの時間をうばってしまったのではと、それがずっと気になってきた。といってました。おとめさんが、というより天野おとめ一家がまことさんが八女ぼんぼりまつりの連句大会にみえたとき(なくなる前年)まことさんを接待してくれたのですよね。それほど、したしく接してくれた、貞永まことにとって天真実とはなんだったのだろう・・・とずっと思っていた。
こんどの興行でひさしぶりに真実くんの横にすわり、はなしを聞いていたら、とってもおかしいはなしをするわけです。とっぴょうしもないはなし。でも、あとでよくよく考えてみると、なるほどそうか!っていうような、霊的なはなし。まことくんはこのよとあのよの中間に属していて、だいじなメッセージを伝えてくれる。
今回はね、ちょうど数日前にみた『時をかける少女』にでてくる、奇妙な歌、桃栗三年柿八年の歌の「なりさがる」についてシンクロしていた、ふしぎと。なんのこっちゃとこれ読んでる人はおもうでしょうね。いいんだいいんだ。わからなくても。
でも、これはわかるよ。まことくんは、お葬式のかえりに、いきている貞永まことにあったんだって。
前田師がそらんさんに留書きを依頼なさったのも、そらんさんが亡くなる前の貞永まことを知ってるといったからです。
いい座でありました。
まるでそこにまことさんがいたような。

あたいはまたおちこんどる。性格の一部。今日の冷え込みもひびいとる。

おうそうかそうか。
そりゃそりゃ。ま、もちっとおちこんでいなっせ。なんなら漬物石せなかにのせてあげまひょか。重いよ。

深いかと聞いた溺れている人に  佐藤みさ子

この川柳もなかなかだけど、かささぎはおぼれてるひとみつけたら、きっちりしずめるんじゃないかとおもうよ。わわわわ。根が超薄情。

おいおい!

今日は冷え込んどった?ぼん?
冷え込み、たいしたことはなかったばい。

そんなら、しょうんなか。
心も体も冷え込んだなら、
とりあえず、体ば動かしまっしょい。
さ、がんばって、しごと行っておいで。

ありがたや、ありがたや。よか友達ば、持ったもんたい。
今日はあまりの忙しさに、落ちこんどる暇はなかった。2時間も残業する羽目になったし。21日からのシフトもらったら、今月以上に休みばっか。なにしてあそぼか。

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