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2008年10月30日 (木)

三十分の攻防

最底辺部からみえる世の中の動き。

株価暴落のゆえか不景気のゆえか、おそらくその両方、このところ請求書を出したあと、得意先からかような電話を受ける。

「日額、警備員一人あたり九千円を八千八百円にしてください。」
あるいは、「どうか八千五百円にまけてください。」

きょうは、こんな電話。

「○○建設です。
報告書では八時から十ニ時半までの勤務なのに、なぜ一日分の金額を請求するのですか。半日勤務でしょう?」

「ああ、それは・・うちのほうでは四時間以上はたとえ三十分しか経過していなくても、一日分戴くようになっております。それはどちら様からもずっとそうしてまいりました。まことに申しわけないのでございますけれども、経理としましては、一応、報告書通りの請求書を作成いたすしかございません。ですから、うちの隊員が四時間三十分しか勤務していなくても、決まりでは一日分の日当をいただくようになっております。」

「でも、実際の勤務は九時からなんですけどねえ。」

「そうでございましたか。では、次回からは報告書にそのように時間を記入されれば、こちらもその通りに判断いたしますので、ぜひそうなさってくださいませ。今回は、この報告書通りということで、どうかご承知くださいませんでしょうか。」

・・・ということで、半ば強引に納得してもらいました。
一日分の料金の八割が半日料金です。
ガソリン代や事務代や事故を起こした時の保険代等いろんな経費がかかるわけですから、高くなく、もうけは微々たる仕事です。ことに夜間仕事では、事故に出遭う確率が高く、安い料金で請け負うことは割に合わない。

先日の公共工事労務報告書の説明会で感じた漠然とした怒りは、実はこういうところから来ています。国はわかっているのだろうか。
国民からの税金をたっぷり使って高いお給料をもらい、休み時間や有給休暇は当然のものとしてじゃんじゃか行使できる公務員には分からない。ちいさな民間会社の、今月のお給料をどうやって支払おうかと苦心してるようなところでは、歌われているような週四十時間労働なんて守ってたら干上がる。実際の現場をなにもわからんお役人が、上からなにを偉そうに、とかささぎは思うのです。もし本気で現状を理解しているのなら、公示単価を引き上げよ。それと一番忙しい時期にややこしい報告書を提出させる仕事を押し付けるべきではない。このような仕事は何も仕事がない暇な五月に設定すべきなのだ。思いやりのかけらもないこのばかめが。・・おおっと失礼、つい筆が滑ってしまいました。ですが、あまりにもだれもなにもいわないからかささぎははらたつのり。(そんな暇人はおらんっちゃろね忙しくってそれどころじゃなかけんね。

参照

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081016/105215/?P=5

ファクタあべしげさんのこの一本。むずかしーようわからん。

http://facta.co.jp/blog/archives/20081027000771.html

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コメント

相変わらず社長一人従業員一人の会社でのお話。
建築業界では通常の事だけど、工事前と工事後の写真を撮って、それを一定の書式にのっとって印刷して役所に提出するのですが、昔は、工事が終わったら役所の人が現場へ確認に来てたわけでしょ?
今はデジカメ写真で確認するようになってる。
写真に限らず書類提出物の多いこと。
これは、役所の人が現場へ行かなくて、冷房の涼しい部屋で仕事をすませられる仕組みにしたのだ!と、そこの社長いつもいきり立ってた。

盲腸の傷心配、母親が一番憂鬱なのは子供の病気と怪我だよね。

さくらさーん。
もしかして、その「社長ひとりに従業員一人の会社」っての、さくらさんのご主人さまの会社。

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