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2008年9月30日 (火)

アンティーク歌仙、満尾。

歌仙 『むらたまの樞』

コンビニで本買はさるる梅雨の底   恭子
  賞味期限の長き紫陽花     兼坊
レンズ越しリボンとりどり巻かれゐて さくら
  明治生まれの祖母を寿ぐ   千晴
良宵の雲流れつき山の里      都 
  循環バス*を降りるこほろぎ   宙虫

裏  

ハロウィンの仮装のままに整体師  かぐや
   バカボンママを理想の女と   恭
言の葉のつなぎかたさへまだ知らず ぼん
   仕舞ひ忘れしむらたまの樞(くる)* 
 
東京を北京に重ね齢かさね    乙四郎
   汚染されたる雪が降りしく   坊
温室は破裂した月光(かげ)でいつぱい  朝世
   急ぐ余りに靴を片方     ぼん
妻子なきおじさんの買ふメロンパン  晴
      誰にもらひし匂袋よ        さくら
いたづらに移らせまいぞ花の色     乙  
   烏が鳴いて帰る出替り       晴

名残表    

春耕の島は真水の音がする  虫
   よかったですね、ところでなにが 整

熱弁の講演終はりぐったりと   兼
     参拝客のつづく杉並  さくら
外宮(とつみや)に
大宜都比売の祀られて  恭
  蜂の巣退治屋根裏を焼く   呆
潮風の波間に浮かぶハンモック   乙
  スプモーニから泡は生まれる  整
緋縅の裏までみせてのぼりつめ  虫
  戦場の空見送りし恋   さくら

月光のやはらかくして望の夜   千晴
  ネコが会議をひらくうそ寒    らん

名残裏

つゆ草に涙があるとうたふ友   ぼん
 空に掛かれる梯子は消えた  せいこ
少年の夢に降り込む午後の雨  そらん
 we are living on this earth  おつしろう 

アンティーク花と気息を合はせつつ    さくら    
 寝殿造り曲水の庭       兼

2008  6.26~9.30

*循環バス・・福祉政策の一環として町や市が独自に運営するもの。
*むらたまの

 むらたまの樞(くる)に釘さしかためとし
   
妹がこゝり(心)は動(あよ)くなめかも
           
        万葉集 刑部志加麻呂(をさかべのしかまろ)

 かささぎ意訳

 群玉のくる(男女の魂の緒の結び目)に釘をさし 
ほどけぬように
 固い契りを交し合った妻の 
 その貞操がどうかゆるがずにあるように。

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コメント

連衆のみなさま、つたないさばきにつきあってくださってありがとうございました。ながくかかりましたが、このゆったり感こそが、このアンティーク歌仙の持ち味だったと思います。一巻全体がどこか物悲しく、なにかから逃げているような感じがつきまとうのは、さばきの心の陰なのでしょうか。ふざけた箇所が一つもありません。自制してたんですね、しらないうちに。そのせいで、連歌みたいな雰囲気があります。
きつかったですね。どうぞ、お休みください。

満尾。でございます。
やはり、36句は長丁場でしたが、やりがいもありましたね。
新しい連衆もご参加いただいて、アンティーク歌仙とはまたおつなこと。

4日の打ち合わせ。馳せ参じます。
12日。まったく関係ないひともよかやか?
ツネコさんなぞ、お声かけしてみましょうか?

せいこはーん。やっと復帰できたんかー( ^ω^)おっおっおっ(感涙にむせぶ)
山ちゃんもきてくれたらうれしい。
ほぼ同窓会。笑

連句、巻いてるときはあまり見えていなくても、あとで時間がたってから見直すと、またぜんぜん表情が違ってみえます。気になっていたさわりが、ぜんぜん気にならなくなったりもするし。ところで。
さいごのところで、函館の杉さくさんと場外乱闘になりそうだったよ。笑
すぎさく、せっど。
「おつしろう句にはなぜ春の季語がないのか?」
あちゃーとおもったかささぎ、こたえていわく、
「それはですね、雑だからです。ははは」
でも、聞かれるおきもちもよく理解できた。
ふつう春と秋は三句以上続けるからです。ところが実作では、最後の花のところで春をニ句で捨てることが結構多い。だから、雑、春(花)、春となっている。それ、例外的な慣習みたい。こういう例外的な扱いのことやその他いろんな慣習が結構あって、それは座を体験しなければわからないことです。

かささぎはつくづく恵まれた連句修行をさせてもらってきたんだなあ・・。前田先生のれぎおんという全国を視野にいれた修行場で、生きのいいベテランの人たちとなんどもなんども作品を巻かせて貰えた。
それがどれだけすばらしいことだったのか、あとになってよくわかる。沢山先輩たちに胸をかしてもらえたぶん、かささぎもこの超貧弱なむねをひとさまにおかししたい。・・(きこえませんよね、函館までは)

今、くりに電話してみたよ。もしかしたら来られるかもしれないって。ぜひにと、お誘いしました。

くり。くりはらこまき?

まさか。笑
で、まさか、クリハラタエコ???

もち、たえこはんだよ。こまきさんはしゃべり方がどうもね。

そういえば私にも招待状頂いていましたね。

ありがとうございます。

でもねぇ。

皆さん、遠足かピクニック出かけるみたいに楽しそうです。

さくらさんへ。
遠いので無理だろうなと思いましたが、誘っていれば、いつかは出向いてくださるのではないかと、それをねらってお出ししました。ぺこり。
案内状、あわてたので誤字がありました。出してからはっ。威徳と変換されていた遺徳。貞永さんに申し訳ない。
まことさんの奥様もお誘いしていますが・・。なにとぞ12日にお産がありませんように・・と願いつつ。

強固はん。夕べは、大変失礼いたしました。
ごめんね。すっかり忘れてしまって。

夕方まで、肉体労働に精を出していたので、
夫婦そろって、埃まみれの汗まみれで、
そのまま、銭湯に行ってしもうた。

ツネコ、誘ったけど、隣組のなんかがあるんだって。音彦さんとBUNは返事待ちです。
はらみ句、いっぱいつくっていこうっと。

せいこさん。もしかしたら苺の手伝いだったのかもと思った。うらやましいな。ご主人と二人で農作業。
わたしの理想です。

だめもとで、丸伸にメール送りました。はがき、出してましたか?桜子パパといっしょのにきてくれるといいなあ。

BUNから返事がありました。その日は町内会の運動会でお世話役なんですって。時期的に地域イベントが多いのかなあ。
音彦の兄ちゃんが、気乗りせんとか言ってやがったんで、なんば言よっとかやんと脅しをかけときました。うそうそ。低姿勢でお願いいたしました。かわいい後輩のためだと思ってなんとかしてよ、と。
もういちど、メールを送っておきますね。

ありがとうありがとう。
都さんとかぐやさんがこれないものですから、ほんとうにさびしい。それもこれも日取りを決めるときの行き違いのせい。でも、天野おとめさんと天真実(てんまこと)くんは来てくれるようなのでよかった。
ぼん。丸山消挙へはがきだしてない。けっして忘れてたわけではありません。ずっと気にはなってる。でも消えてしまったんでありまする。メールアドレスが。ということもつたえておいてくだせえ。

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