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2008年9月11日 (木)

ことばとこころ

自己紹介、英語で。
見事に失敗。

途中から英語がもどかしくて、日本語になってしまいました。
それは趣味のことについて話そうとしたとき。
きっと以前から思ってきたことなんだろう。
越えられない壁。

自分で自分のへたな俳句を紹介しようと思った。
でも英訳がわからないのですよね。考えても。

 青鷺やかくも小さき洲を守りて      恭子

A gray heron

She remains keeping 

Water of the pond

こんなのはへんだろうか。remainとkeep、おなじようなことば、ならべて。

かくも。ちいさな。そんな言葉は消える。
洲はなんというのだろう。うちの裏の川なんですが。
雨が少ないと干上がってあちこち川底がみえ。

アオサギの言い方。色が違う。
青という色とグレイは感覚的に異なる。
どういうふうに異なるかというと、グレイだと見たそのまんま。鳥の本質をわかってあげてない。
でも青になるとグレイに潜む一点の気高さみたいなものをとらまえ、風切羽に薄墨のような色の蒼をじっさいに浮かび上がらせる。観察の行き届いた目。

俳句を作る。作らされる。
自分の頭で思うことが5あるとすると、定型という強制力の作用が4くらいある。容器のかたち。それにいれるために捨てざるをえないものはばっさばさ捨てる。あとの1のぶぶんに、目に見えないちからが潜む。十のうちの一だから大きいし、だれだって気づく。私のようながさつなものでさえ。

この句ができたのは、石橋秀野の夫の山本健吉の書いた本を読んでいたときだった。
『夏の俳句』という題の写真入りの俳句逍遥の随想。八女図書館にある本です。そのなかに水原秋桜子の一句があった。あおさぎと洲で完成された一幅の絵。ありありとイメージが浮かんだ。そして響き付けのようにこの句ができた。

 

  

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コメント

青鷺はgray heronですが、たとえばpastel blue heron だとかcloudy sky colored heronだとか勝手に色のイメージをでっちあげればニュアンスは損なわないかも。
かくも小さき、を消したら全くの別句になってしまいますね。素直にso smallと詠めばいいと思います。「州」はいろんな訳が可能ですがbankじゃいかがでしょうか?青鷺にとって州は銀行(?)みたいなもの。ひとつのことばに多重に意味をもたせる日本語の醍醐味を英語的にとらえてkeep bank。あと、俳句では音の響きも大事なので、ankと韻を踏む単語としてthankをでっちあげ。

Sky white heron
She keeps and thanks
So small banks

英語俳句のルールは全く知りませんが、かささぎ句の訳としては、このような感じかも。

ああ どうも一直ありがとう。おとがあかるすぎるかんじはしますが
S の形が あおさぎの形みたいで きれいですね
す は nest でもありました

では乙四郎。
次の一句もどう英語に直せばいいか、ぜひ暇なときに考えてください。
といいますのは、私が長崎忌に書いた句ではあるけれど、自分にも意味がよくわからない句で、ずっと気味悪くて気になる句だからです。ひょっとしたら、乙四郎にはみえるかもしれない。と、突如おもいつきました。

原爆忌もつとも遠き黒鍵鳴る   恭子

一応、考えた迷訳。

On the Day of an A-Bomb Fell
The furthermost black key
Begins to ring suddenly

わたしも英語俳句の決まりはまったくしらないっす。

Something wandering on August 9
made my left arm stretch
and the little finger bombed the black key
lingering the pitch

こんな感じかな。

ふうん。むずかしいことになってきた。

左手なんだな、乙四郎にとっては。
わたしは右手とおもった。
黒鍵は国権。

ピアノが鳴るのは鳴るんじゃないんだろうな。
叩いて打ち出す。ringじゃだめ。んならどうかけばいいのかな。sounds?じゃ研修にいってきます。

もつとも遠き、の語感が、普段は忘れがちなことというイメージを喚起し、左手にしました。
鍵盤を叩くのをbombという表現にしたのは、原爆忌を米国流(911とかの用法)に8月9日と表現したので、その代わり。ちなみに、広島の人たちは原爆忌のことをハチロクと言います。広島市に赴任した当初、ピンときませんでしたが、広島にとっては忘れ得ぬ日付。長崎でもきっとそうでしょう。

英語俳句のルールが気になったので調べてみました。
季語不要。575気にしない。押韻どーでもいい。ただし擬人化はダメ。直喩も隠喩もいただけない。わかりにっかけんね、とのことでした。
   ↓

前作の明るさと歯切れの良さから一転して もんのすごく ごちゃごちゃと説明しすぎてる よね?
分からないのが ここにおつしろうがかいている広島時代は テレビで応えていた仕事の地続きな時代なんでしょう?

石をなげるの続きなわけですね。

今日は現任教育で朝から五時まで仕事でした

さくらさんは句できたかなあ

出撃の朝 恋六十年

戦場の空 見送りし恋

いっぱい説明したいのにたった14文字、ものすごく難しい。
今日出先のスターバックスで、メモしてきました。
直してね。

電話ありがとう!

さくらさん。
出撃の朝 恋六十年

戦場の空 見送りし恋

どちらもすばらしいです。
ありがとうございました。

恋ろくじゅうねんは、ほかによみかたはないか。としらべました。むそとせ。という和歌的なよみかたがありました。(天皇の御製にありました)むそとせ。
出撃の朝 恋の六十年(むそとせ)
これ、おもしろい。はたちのむすめが八十になってもおもっているなんて。でも、万葉集にはそのような歌がありました。天皇がお声をかけてくださったとき十六だった娘が、待ち続けているうちにとうとう八十になってしまった。というような歌。ほんとかな。

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