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2008年5月26日 (月)

bird cage

誕生日が同じ同級生。
同窓会で33年ぶりにあえた。
お互いにふけたけれど、面差しはかわらない。
生年月日が同じなら、同じ運命を辿るのか。

二十一歳のある日、彼女に列車の中でばったりあった。
彼女には二年後になくす父がいた。
わたしには二年後になくす弟がいた。
彼女はひとりで座席にすわっていた。
わたしは人の横でたばこをすっていた。

踏み固まらぬ道半ばで、あてどなく行方を見失い、
何かにおびえたように生きさすらっていたあのころ。
彼女は、当時も今も看護婦として、自立していた。
性格ははっきりとちがっている。
でも互いの運命を容れるケージの
形だけは似ているようにもおもうのだ。

あなたのことをときどきふっと思い出すのよ。
と、彼女がいった。
その時はわたしもきっとあなたを思い出しているから。
と、わたしがいった。


空の凹み、黒南風がうまれる場所で交わした、
秘密の、だいじなたましいのやくそく。

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