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2008年5月12日 (月)

歌仙「筍の」つづき

  歌仙「筍の」

    首 平成二十年四月一日

筍のひとつ耶蘇墓また一つ    乙四郎
 くるす野淡きかぎろひの中   恭子
ふらここへもつと高くと声かけて 呆 夢
 公園の道車椅子行く      兼坊
濯ぎもの干さるる先の月の舟   整子
 蝉取り網で海を捕らへる     宙虫
ウラ
白い時壊れた扉こぢ開ける   たから
 こちらへどうぞ主待つ椅子 乙四郎
足枷のごときぬかるみなにぬねの 整子
 レスキュー隊員みんなイケメン ぼん
雪鳴らし獣が月を食ひに来る 虫
  天の体と人の体と  恭
活火山怒れ吐き出せ反抗期 たから
  びつくり水をかける頃合  乙
年賀状とつくに松の内過ぎて   坊
  晴れたる空を連凧がゆく  ぼん
花守の役を負はせて石の馬  整
  肥後街道に太る蜂の巣   虫
ナオ
チヌ釣りが中止になつたと留守電に 
           丸山消挙 
  喫茶店名繰り返し聴き  乙
一眸の荒野を隠す君の肩   恭
  優しくもあり激しくもあり bud
ゆらゆらと音なく影なくカンナ燃ゆ ぼん
  リストの譜面めくる夕凪  虫 

7 雑   整子
8 雑   
9 雑
10 秋または雑
11 秋 
12 秋
1 秋
ナウ
1 秋
2 雑
3 雑
4 春または雑
5 花
6 春 

おかしいなあ。なんで付け句がこないんだろう。と思ったら、私がさぼっていたのでした。ほんとにすみませんでした。いま、よく見たら、四月五日ころの「くるす野2」の下に137ものコメント、そのなかにすべての付け句がおさまっています。それを編集したら上記のようになりました。

いろいろと気になる箇所はございますが、このままこのまま。
また、なにかご質問などございますれば、どうぞお聞きください。分からないときは先生にお聞きしてお答えいたします。

つぎは整子さんにつけてもらいたいと思います。よろしくお願いします。でも、ぜひに付けたいというかたがあれば、ご遠慮なくどうぞ。時事句でもなんでもどうぞ。 

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コメント

ご面倒かけました。
あまりのコメント欄の長さに付け句の位置がわからんようになってしもうたわ。
くっきりはっきりいたしましたところで、
付け句行きます。

1、クルヴェット、ターキーレッド、クリムソン
2、まほろばは楽天的に陽がのぼる
3、もったりとスローハートで生きてやる
4、品格はないが顰蹙なら山ほど

個人名をだしたかったけど、思いうかばん。

1のような羅列だけ、一巻にひとつほしいところです。が色の名前、それもかたかな、カンナの隔句、リストのあと。うーん。顰蹙が多いもオケラ街道まっしぐらおやじなど連想させしみじみよいのであるが。わたしの好みです。
  リストの譜面めくる夕凪  虫 
まほろばは楽天的に陽がのぼる 整子
  禁煙ガムがやまんないです 恭

やむ、やまんない。ニコチンガムかみすぎて、声が枯れている。
つぎ、たからさんにそろそろ頼めるんじゃないかしら。レセプト書き、もうおわったころですよね。雑の長句。

ニコチンガムは数を減らしていかなきゃ意味が無い(笑)。兄が2年ぐらい前にチャレンジした時も数が一向に減らず、ガムの噛み過ぎでこめかみの筋肉が異常に発達し、メガネの柄がこめかみに食い込み、その顔を見て大笑いしてしまいました。ニコチン中毒から二コレット中毒へ。やはり強い意志が必要のようですなあ。

さて付け句ですが
(1)香を残す無口な父の文机
(2)入院用寝巻きは未だ箱の中
俳句になってない?
とりあえず、おやすみ。

まりさん。さんきゅさんきゅ。

完全に二コレット中毒になってる夫。切れたら、夜中でも買いに行ってる、ままちゃりで。もう知らん。ヤク中やアル中とどこが違うでしょうね。で、おにいちゃんはやめれましたか?ちゃんと禁煙完了しましたか。どうものぞみ薄ですわ。どっちがからだにわるいだろう。


 リストの譜面めくる夕凪  虫 
まほろばは楽天的に陽がのぼる 整子
  禁煙ガムがやまんないです 恭
香を残す無口な父の文机  たから


「やまんない」というのは方言かもしれませんが、いいかたとして、おもしろいなあと感じていました。止む、已むというのは自動詞、それを打ち消しますと、責任の主体をぼかしたようなかんじですものね。だれがわるいの、そりゃああんたかみさんにきいてみな。ってそんなのうてんきさがあることばです。

たからさん、心にしみる付け句をありがとう。いまは亡きお父上のすがたが彷彿とするような、そんな句です。文机はふづくえとよまず、ふみづくえ。と読んでいいんでしょう。足の短い机、正座している父の背中が見えるようです。明治の父というか、厳格な、きっちりとした式を崩さない、そんな父の匂いが漂ってきます。ありがとう。いい流れです。
さくらさんにも付け句、つけてもらいたいなあ。
つぎは月前です。
そういえば、この面は月が主体なんだったのに、日が昇るっての、大ウチコシにだしてしまったのよね。でも、まあ、いいんじゃない。あんまり気にしないで。
月前、これはどうします。
もう9句になった。残り少ない、とたんになごりおしい。
みんなで出していきますか。それとも、順番は乙四郎です。
月は函館の先生に依頼しております。
ナウの匂いの花は、だれにしましょうか。

兄は残念ながらギブアップ。私のダイエットみたい。
なんか今年、楽に止められる画期的な禁煙の薬が出るらしいよ。禁断症状無しに、タバコがだんだんまずくなって吸いたくなくなるんだって。ちょっとかわいそうな気もしたりして。たばこのもたらすリラックス効果に置き換わるものが、何かあるといいんだけどね。

二コレットの承認審査を担当した乙です。審査の過程で、自分でも一個試してみた。
ひねもすくらくらくらくらした。ニコチン含有量、ほんの数ミリグラムとはいえ侮れません。

香を残す無口な父の文机  たから

1 ロイド眼鏡を掛けて外して
2 蝋紙引っ掻く鉄筆の音
3 望遠鏡のレンズ磨きて

乙四郎は許認可役人だったんか。
二コレット、ほんなこてこわい。ニコチンと直接渡り合う体。夫もくすりやだったけん、一応のリクツをいうとです。ばってん見てるとがばおそろしか。
声が枯れてきた。かすれ声。なぜ。なにかからだが訴えてる。それをききそこなったらえらいことだ。そう思うとですが、どうしたらいいのか。あんなのが、禁煙ガムの美名のもとに野放し状態なのはこわいことだ。中毒ガムと銘打つべし、いますぐ。

さて付け句、どれもさらっとしたやり句でその人づけ。とっても自然です。
でも、さらにその上を要求するさばき。つぎは月。うちこしにはごくごく俗っぽい人情句(にんじょうくというのは、別に人情のある句という意味ではなく、人が出てくる句というほどの意味、俳諧用語。これに対して人が登場しない風景や場の句を人情なし、または景気の句、場の句とよぶ)がある。ここに前句に沿った句をだせば、少々くどい。人情句が三つつづくから。こういう場合、ミクロのクモの糸一本でつなげ、前からきれるのがいい。
龍という字をいれてなにか中国の地震を連想させる時事句を短句でだしておくれでないか。ふつうは月や花の前には軽い遣句といいますが、そげなんはりくつです。やってみよう。やってみる価値はある。
きのうのしんぶんを見てたら、地震を報じるトップの地図に、伏龍だったか臥龍だったかの地名があった。それ、すんごく目についた。なんか「龍の柩」っぽい、なんかケイジっぽい。そうおもいませんか。
時事をいれるなら、まさにここだとおもった。前句のもつふんいき、そして次が月。

乙さんの 2 鉄筆の句が好きです。

私も鉄筆の句がすきでした。リアルに昭和四十年代がよみがえります。

でも、時事句をいれるならここしかいれるところがないなあと思いました。テレビをつけると地震の映像ばかりがながれます。無視することもできますが、それを少しでも句にひびかせるとすれば、どんな表現が可能かと連句人はかんがえます。以前「地震と俳句」というタイトルで書いたことがあったのを思い出しました。れぎおんに出会ったのが阪神大震災のころだったのもあります。ふたつの意見がありました。非常時を詠み込む無神経さをけん制する意見と、同時代をいきるあかしとして時事をよむことに意義をかんじる意見と。どっちも一理ある。
無理をいって、乙四郎をゆすぶってみたかったのも、ある。正解もまちがいもない世界で、うんとくるしんでほしかっただけ。

ゆすぶられております。震度サァ~ン(ナベアツ読み)。
さて、伏龍。
「伏龍」は地中に潜む龍のことですが、日本では別の悲しい意味があります。
(ネットから引用、一部編集)
伏竜特別攻撃隊:人間機雷「伏竜」は、簡単な潜水器を身につけて、約5メートルの竹竿の先端につけた通称棒機雷(正式名:五式撃雷)を兵器として、一人で潜水し、水中から敵艦を突いて奇襲攻撃をするもの。「伏竜」と呼ばれる、爆薬をかついだ潜水員達は、1944(昭和19)年11月から訓練を受け、同年末までには1000人以上が訓練学校を卒業し、さらに何千名もの隊員が訓練を受けていたという記録が残っている。
若者が潜水服を着て、酸素びん2個を背中にかつぎ、腹に鉛の重りをつけてバランスを取り、足には鉛の草履をはいて浮き上がらないようにし、片手に棒機雷を持って酸素弁を自分で調節しながら、縄をつたって水深5m位まで潜っていき、敵の上陸用船が上を通過するのを伏せて待ち、棒機雷を突いて爆発させるというもの。このような戦法を考えることしかできなかった状況だったのであろう。
(引用終わり)

・・・というわけで、熟語としての伏龍を使うのはやめました。

1 龍伏すごとき瓦礫長城
2 龍卵震えて孵化も間近か
3 西蔵覆う雲龍の下

伏龍   読んでるだけで涙が出ました。私の父は丙種合格で、戦争には行っていません。叔父はシベリアに抑留されていた経験があったので、幼いころは時々話をきいていました。でも、怖くて最後まで聞いていなかったように思います。知らないことが、たくさんあるのだということを、改めて認識しました。

チヌ釣りが中止になったと留守電に
           丸山 消挙
喫茶店名繰り返し聴き  乙
一眸の荒野を隠す君の肩   恭
  優しくもあり激しくもあり bud
ゆらゆらと音なく影なくカンナ燃ゆ ぼん
  リストの譜面めくる夕凪  虫 
まほろばは楽天的に陽がのぼる 整
  禁煙ガムがやまんないです 恭
香を残す無口な父の文机  たから 
  龍卵震え孵化も間近か  乙

乙四郎。ありがとう。
ヒットだ。
震え通しの龍卵。
もうすぐ孵化する。
でてくるのは、なに。
とびらが開かれる。

このぎこちなく固い堅い硬い語呂が、たから句の味わいによく付く。
リュウランふるえふかもまぢかか。
ふかもまぢかか。うーんすごい。ぜったいわたしはこげなんつくれん。だいいち、月前ということで二の足をふむ。
なんかうれしい。
やはり、連句のいのちは時事、時分の花だなあとおもう。
でも時がすぎれば、これいったいなにを読んでいたんだったっけ。と思うときがくるのだろうか。
それでも、いい。なにか声をあげたかったんだよ。いまもなお命をのこそうと懸命な救助活動をなさっている人々のためにも。がんばってって思いをとばしたかった。
乙四郎、ふかく考えてくれてありがとう。こころでつける。ってことだなあとおもった。時と事のくさりのなかで。機縁をいただきながら。

で、つぎははこだて。
あとではるばる行ってきます。
(こちら、今、親戚のおじさんが亡くなりやや取り込み中。)

虹はなぜ虫偏なるか。
・・・龍だから。かささぎの名前にはりつけました。
ちなみに、おぼろづきのおぼろのなかにも、いっぴきの龍がいます。朧。

蛇変化(へんげ) 嬶となりしか 母なるか (乙)

日本語俗語辞書 http://zokugo-dict.com/ より引用
かかあ(かか)は古代、蛇の意味で使われていた『かか』が時代とともに転意していき、庶民の間で母や妻という意味で使われた。ちなみに母(はは)も同じ語源である。古代、K音とH音の発音が曖昧であったために『かか』と『はは』の2種類が定着したとされる。

かかはへびで、かがみはその蛇の目からきたということは吉野裕子の本でしっていたけど、かかあまでがそうだったとはねえ。なにげにすごい。

蛇足ながら、なにげにすごいなあとおもうのは、三月七日事情聴取をわたしにしたけいさつかん(じょせい、どくしん)は、かがみというひとでした。この名になぜかうたれてしまいました。かみさまからうたれたようにです。まだいっぱいかきたいこともありますが。ふしぎなことばかりです。

禁煙治療薬で意識消失
5月22日(木)共同通信
【ワシントン21日共同】米製薬大手ファイザーの禁煙治療薬「チャンティックス」の服用後に視覚障害やけいれん、意識消失などの症状が多数報告されたと、米国の民間団体21日発表した。この薬は日本でも8日に禁煙補助薬「チャンピックス錠」として発売されたばかり。米連邦航空局(FAA)は「航空機の操縦士にはこの薬の使用を禁止する」と述べ、ファイザーの株価も最低水準に下落した。
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安全な薬なんてありません。こわいこわい。

やっぱり禁煙は、楽にとはいかないのね。
しばらく様子を見て、いいようなら兄に教えてあげようと思っていたのに。

そうですか。ざんねんです。
あたらしいのがでるたび、きたいします。

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