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2008年5月 1日 (木)

放棄の歌

    小野 十三郎

イソシギの渡りも絶え
アジサシの群もゐない。
ただ見る釉面(いうめん)のひびきわれのやうな土地のひろがり。
食物移動や
光力説よりも純粋に
天の小禽(ことり)は知つてゐるのだ。
煙は雲に這(は)ひ
また地上にかへつてゐる。

参照:

イソシギhttp://www1.u-netsurf.ne.jp/~khag/isoshigi.htm

コアジサシhttp://www.tcp-ip.or.jp/~sanc-jp/keimou/ada002.html

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コメント

こびなくて、しぶい。どこか米国詩人カール・サンドバーグの詩を思い出させる。シカゴ詩集。あのふんいきがすきだった。
短大のゼミで卒論をかかなければならなかった。サンドバーグをやろうと思ったとこまではよかったんですが、どうにもこうにも心ここにあらず、途中で放棄した。なにを書いたのか記憶にない。本を丸写ししたような気がする。笑
思えば、そのままいまにいたる・・松本房子先生、お元気でありましょうか。

>アジサシの群もゐない。

ところがどっこい、大学の上空を舞っているのでした。コアジサシという種で絶滅危惧種。
大学ではカササギも遊んでいます。こちらは天然記念物。佐賀県からここらあたりはカササギ生息地とされています。

この連休明けのこと、守衛さんから、グラウンドのあちこちに凹みができて卵が産み付けられている、という報告があり、調べてみるとコアジサシの卵でした。短距離走トラックのど真ん中だったり、大胆な営巣。無防備というか平和というか・・・

今日は、職員と学生との親睦ソフトボール大会。競技面を2面確保しなければならないのですが、コアジサシの巣を避けて設営するのに一苦労。広大なグラウンドだったからかろうじて可能だったのですが、へんてこな面取りとなってしまいました。

卵が孵化するまでの20日間、そして雛が巣立ちするまでの間、彼らを守りきることができるでしょうか?
彼らの天敵はカササギです。

はあー、かささぎは天然記念物?!ま、見た目はきれいやね。家に来るカササギは愛犬チョコビの餌(すきやきあじ)を毎日よこどりしていました。おかげでチョコビは新弟子も歌。死んでもかささぎはやってくる。

ごめんごめん。

ぼん、変換ミスコンテスト優勝。
新弟子も歌。
死んでしもうた。

サイコーやね、これ。

「放棄の歌」この題と内容がどう繋がるのかが私にはいまもよくわからなくて、だから印象に残るのですよね。ほぼ暗記してたもの。漢文調の簡潔で引き締まったところも好きです。
のちにおのとおざぶろうのノートをよみ、これは尼崎の重工業地帯のスケッチだとわかった。昭和十三年の日輪を詠み込んでいるから昭和十三年の詩です。昭和十三年。わが村、寺田村の天満宮の鳥居にきざまれていた年号が昭和十三年。大石政則さんはまだ大分の竹田中学校の二年生ですね。

そういえば私も尼崎を詠んだ句が一つある。平成九年前田圭衛子師の六甲山山鳥歌仙興行に初参加したとき、伊丹への鉄路からかいまみた風景。

天だけを見る目を持てり朴の花 恭

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