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2008年4月18日 (金)

月の座

竹橋乙四郎の筍の発句でまき始めた歌仙ですが、ながれのままに巻き進んでいるうち、困ったことに気づく。それは月の座です。これをみてください。

発句 春
脇   春
第三 春
四  雑
五  夏月
六  夏


一 雑
二 雑(恋前)
三 恋
四 恋
五 冬月
六 雑
七 雑
八 雑
九 新年
十 新年
十一 花
十二 春
 
名残おもて
一 春
二 雑

中略

十一 月の定座 
十二 秋

一秋

、の予定です。
平常は季順をことさら考えることもなく、おしきせ「型」のなかにすっぽりおさめて、その通りにやっておりましたので、これまであまり月について真剣に思いをいたすことはありませんでした。(いや、一度だけありました。いずれ書きます。)
なにが問題かといえば、歌仙一巻のなかに、他季の月が二つもあることです。そんなこと、月はそれぞれちがっていいじゃない。と思ったりもするのですけど、連句辞典では他季の月(秋以外の月)は一つとなっていますし蕉風の凡例をみても、ふたつも他季の月のあるものはありませんでした。月といえば、古来「秋」の景物なんです。逆に言えば、秋をだすときは、必ず一句は月の句を詠まねばならない。今更アンタ何を言うのと言われそうですが、これは意外な発見でした。みな、秋の月が一巻に二つあがっている。

では、どうする。このたけのこ歌仙。
どうもこうもしない。このまま続ける。らしくっていい。私も八女の人間です。
今ひとつの気がかりである、新年に春をすりつけるのは、べつに珍しくもないことのようで、実例はいくつかありました。

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