無料ブログはココログ

« 熊井啓監督 | トップページ | 朝鮮全土を歩いた日本人 »

2008年2月 2日 (土)

俗の細道 11

ミスター・ヤをしかりとばしてしまった。

ちょうどややこしい得意先からわけのわからんいちゃもんをつけられてくさっていたとこへ折悪しく、そのとりたての電話があった。

怒らせてしまい、やれ録音するの出るところへ出ようだの電話口でわめく。大のおとこが、みっともない。

月末は忙しいのだ。
鉛筆とボールペンと計算機持って、請求書書きに没頭してるときに、何度も電話で「天使のじじい*」に借金の督促。天使のじじいは今現場に出て、いないというのに、では取次ぎをという。こちらは今それどころではなく、取り込み中です、昼休みにかけてくださいとムカムカしながら言って電話を切ると、たちまち取立屋は激怒して、また電話を鳴らす。こうして押し問答の電話が五回も六回も鳴る。さいごは責任者を呼べ、と捨てゼリフ・・まったく。


ひよわなパートのおばたん(わてどす)に当り散らすより、天使のじじいをつけ回すなり張り倒すなり何なりとなさって、いくらか知らんが借金を踏み倒す覚悟のほどを、ちゃんと本人にお聞きになればよい。
一方、天使のじじいも天使のじじいだ。
ふにふにして雲を踏むよにいつまで生きてゆけるものか。

ここは一つはらをきめて、きっぱり金を払うか、命をかけても踏み倒すか、二つに一つだ。
やくざもじじいも、けなげな外野をまきこまんでくれ。
たのむ。

ここの職場に来てしばらくは、日に数回かかる借金取立ての電話におびえたものだが、いまや、なにもおそれるものはない。
くるならこい。遠慮はいらん。
余は明鏡止水のこころなり。

踏み倒す空の青さや梅真白   恭子

* 天使のじじいとは・・・

こころの赴くまま気の向くまま、今だけを生きる。
お金があれば、すべてばくちにそそぐ。
宵越の金は持たぬが江戸っ子ではない土着のおっさん。
仕事はするときはするしできる。
給料日の翌日から数日きえる。
魔の数日(たいがい四日)が過ぎれば、憑き物がおちて、ついでにツキもおちて、にこにこした顔で戻ってくる。おべんと代千円貸して、又仕事するからと言って。
天使のじじいは憎めない。
ド演歌が得意、私生活はなぞ。

« 熊井啓監督 | トップページ | 朝鮮全土を歩いた日本人 »

コメント

えらいぞ!姫のはん。なんか言ってきたら、難しい俳句の二つ三つまくしたてればいいさ。がんばれ!

むづかしい俳句ねえ・・笑

生きる力。ムチ力とでもいうもの、無知力、無恥力、鞭力。びかびかとそこびかりがしてる。

どこのどなたか存じませんが、この記事にしおり紐してくださってありがとう。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 俗の細道 11:

« 熊井啓監督 | トップページ | 朝鮮全土を歩いた日本人 »

最近のトラックバック

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29