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2008年2月25日 (月)

ふくらすずめ

ふくらすずめ

         西野 いりひ   

ほら鹽化ビニールや紙の櫻だって
商店の軒先や安キャバレーの壁でうっすら埃をつけて
わたしの死後にも咲きつづけるだらう
眞贋などと言ふけれど 所詮そんなものだらう
死よりもずーっと遠い崖のやうなところで
ほのぼのと ほのぼのと 混じり合って咲くのだらう。*

死よりも遠い崖のやうなところ
雪の夕べの耳納連山のやうなところ
そこへ行けば
きっとカウンター席越しにゐるのだらう
ふくらすずめのやうな古風な髪をした安い女が
そしてきっとかう言ふだらう歌ふだらう。


あたしばかよね おばかさんよね

 ばかだからばかなうはさを真に受けて**

さう詠んだのは 
さる長崎の俳人でしたね

*  安西 均
   『暗喩の夏』ー「春の眞贋」後半カット引用。 

** 明坂小箔さん。

ちなみに、この短詩は、明坂小箔氏の優れた恋句をさる歌仙の中でぼつにしてしまった良心の呵責にたえかねて書かれたものです。

日本髪:http://www.h7.dion.ne.jp/~pandaya/kami/kami-index.htm

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コメント

ふくらすずめと言えば、鳥栖の銘菓「ふくらすずめ」と言う、あずきあんがたっぷり入ったもなかがある。
ふくらすずめのかたちをしておる。
ふくらすずめと言ったらそれしか浮かばない。


日本髪のページ、もう感動を忘れて笑ってしまう。よくぞここまで。

はー。ただいま。
わたしも感激しました、このおかたの日本髪にかける意気込みと情熱に。にんまりした。・・なんだすやろか。(と急に奈良弁)結髪の写真だけ見てたらとってもきれいでうっとり。とくにおしどりのおす。びっくりした。ほんもののおしどりオスみたい。着物の色の相乗効果だよね。きもの着てくるまに乗った話、結うときまげがひっぱられて痛かった話、いろいろ笑えました。才能ですね。

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