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2007年11月13日 (火)

冬に入る

マンゴロを拾ふ男や冬に入る   恭子

職場、さいきんばたばたと人が倒れる。ただでさえ手が足りないのに、ますます人手不足。だからきょうは久し振りに私にもお声がかかった。うれしいようないやなような複雑なきもち。一人はがんで入院、一人は糖尿病から心臓をいためた。なぜかこの業界には糖尿の人が多く予備軍の人が数人いる。なんてこったい。しっかりせんね!といいたい。酒しかないのかよ。

仕事がいそがしいとクレームがふえる。最近のクレームから一つ。

隊員が現場監督の視野のなかで、マンゴロを拾っていた。(まんごろっていうのは煙草の吸いさしをさす俗語である。)彼は変人で、私たちにはそれがわかるけど、よその人にはちょっと刺激が強い。たちまち非難を浴びた。「みっともないから、やめてくれ」と。

で、思った。別に落ちているすいさしを拾って吸ったからって人の迷惑になるわけじゃなし、いいじゃない。あの人は野生の人で、私たちの感性では計り知れないから、それを長所として評価してあげればいいのに、と。

わたしは、彼がみんなからばかにされ、数段低くみられて、滅多に仕事にも出してもらえないのを気の毒だとおもう。たしかに普通じゃないけど、ちゃんと立って守っている。それに、いつもビルの階段を雑巾がけしたり、ごみ捨て場を片付けたりしているのは、彼だ。時々事務をとっているとやってきて見事なホラ話をするけど、それさえも楽しい。ニコチン中毒で指が黄色に染まっている。異常なほどとにかくタバコを吸う。口さびしいんだろう。ということは、さびしいんだろう。やめなさい、って言って止むほど、やわじゃない孤独だ。

ほらね。クローズにもエミネムにも通じる職場でしょ。

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コメント

そういう人たちを簡単に汚いとかみっともないとか毛嫌いするのは簡単だけど、誰もなりたくてなったんじゃないということ。
そうなっちまった中で生きてるってこと。
誰もそうなる要因は持ってるってこと。
(ほっとけと言うのではなく、注意すべきことは注意すべき)

私は悪いことは何もやっておりません。
清廉潔白にまじめに生きてます。
誰にも迷惑かけていません。

と言って正義面してる女達が嫌いです。
たどっていくと誰しもどっかで悪いことにも手を染めている。
男ははじめから悪をやってる事を認識してるようなふしがある。


すげ。そうだ、その通りだと思った。みんなわるいことしてる、きづかずに。
一番最近いやなことはよ、くいもんのことでがたがた不正がどうのというんじゃねえやいっておもう。もしも、作る人になったとする。売れ残る、大事な原料で人件費に運送費などコストかけてたんが売れん。賞味期限。食って死なんならまだ食えるんだよ。自給率三十パーを切る国が、なにを偉そうに。といつも思ってる。え。そういう問題じゃないやろって。ごめん。

ううん、そういう問題もおおいにある。

ああ。なつかしいなあ。
石。

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