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2007年10月14日 (日)

連句会2回目

ああつかれたー。

でも、よかった!たった三人でどうなるかと思ったけど、おひるには都さんもきてくれたし、なんとか巻き上がった。歌仙36句では勿論なく、源心28句でもない。胡蝶24句にして正解だった。胡蝶形式はうんと行間を空けないと読むに耐えないからとっても難しいのよーとおっしゃる前田師の声がどこからか聞えたけど、それはこのさい聞こえないきこえない。

発句案

 思草白壁のかや枯れ果てぬ (らん)
 黄カンナの真後ろにある秋思かな (整子)
 渋柿の照り美しき朝かな  (恭子)
 買はれ来てビル街に棲む思草  (整子)
 朽ち果てし南蛮煙管と屋根瓦 (整子)
 真白な鵲のおなかの下へ干す (恭子)
  酔芙蓉闇穴道をひた走る  (恭子)
 橙(オレンヂ)の日傘佇たせて秋旱 (整子)

選句

思草となんばんぎせるは同じものだが、言い方がちがうと印象がちがう。また、ひらがなで書くか漢字でかくかでも受けるものは異なる。堺屋の北の縁側には芒のプランターがいくつも並べてあり、その芒のあしもとには思草、南蛮煙管が枯れかかっていた。萱(かや)・芒と思草(おもいぐさ)これは和歌で詠まれる縁語だ。が、そういう素材は詠むのが意外に難しい。東妙寺らんは俳句を始めてまだ一ヶ月。でも、ちゃんと見た素材を句に仕立てている。白壁のかや、が省略がきいている。白壁に寄る萱、そしてその萱に寄る思草。この句をよむと、寄る辺のない寂しさみたいなものが伝わる。おもいをよせるべき萱はもう枯れてしまった・・とそんなふうに読める。ふかよみかな。

発句にどれがいいか。釈教句の、あんけつどうをひた走る酔芙蓉の句をまずは置いてみた。しかし三句目が月なのに闇穴道はまずいと、ビル街の思草を次に選句する。

 買はれ来てビル街に棲む思草 
   風ひんやりと銅(あかがね)の匙

これではあまりに恋の匂いが濃い。
そこで、ちっともおもしろくはないが、発句としては無難な渋柿でいってみた。四句目くらいまですいすいとついてゆく。が、ハタときづく。柿は晩秋の季語だ。まだ晩秋じゃない。ということで、黄カンナの秋思の句に決まる。笑。あほらしいが、発句を決めるまで小一時間かけた。この、ああでもない、こうでもないという逡巡の時間はとても大事で、そうしているうちに、なんというか、チューニングが出来てくる。助走がつき息も合ってくる。で、カンナの句に私のつけたケチは、「真後ろにある」というフレーズだ。この表現は、現代俳句によくみかける。それが気になるが、実景としてカンナのふんばりの哀切さには共感がもてるので、これをいただいた。

※ 堺屋で卓をだして三人、昼ごはんの時間も惜しみ、セブンイレブンのうどんを買って食べつつ巻いた。途中、何人かの観光の方々が入ってみえたので、一応、お声をかけてみたのです。連句をしています、夏の月の一句いただけませんか、と。そしたら、笑って、いえいえとんでもないと首を振られました。うーん。ここで、平成13年春彼岸のぼんぼり祭り連句大会のときのように、のりのいい人がいて、付き合ってくだされば、まるで笠置連句みたいなものになっただろうにね。

前原市ののんだくれ博徒budさんへ、参加者が少ないから来てほしいとお誘いの電話をしました。するとごほごほと咳の声。風邪をひいてとても動けないと。ざんねんです。熊本の宙虫さんもお忙しいらしく今回もだめでした。まあ、気長にやります。つぎは来年の1月に予定を組みます。日取り未定の日曜日。いろんな意味で勉強になるので、本格的に俳諧をやりたいかたは、ぜひご参加をおねがいします。連句は地球を救う。笑

あたえよ、されば与えられん。
それが連句の世界だから。

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コメント

こんこんと狐泣いてる電話口

ごほごほじゃなかろうが、ごめんごめんと
言いよったとよ(笑)

連句会、お疲れさまでした。いつもお誘いに
応えられず、申し訳ない。
しかし、その発句を眺めてみても目が眩む。
盗作でもせんと太刀打ちできんわ(爆)

おはようございます。ばどさん、すごい句じゃないですか。センスいいっすよ。
きつねの句。恋句につかえる。冬の季語だったねきつねは。とっておいてください。雑記帳を一冊作っておいて、ひごろから言葉をたくさんたくさん溜めておいてよ。どんなくだらんことばでも、場所次第でかがやく。はんたいにどんな高尚なことばでも置き場所まちがえたらくすむ。きのうは、らんさんはじめてだったんですが、くらくらするようなまぶしい句を出してくれた。いまもわすれないんだけど、上五忘却、ダイヤモンドを見つめをり。何かがさわり、没にしたけど、連句人はこんな句よめないとおもう。ダイヤモンドかー。そういえばあれもただの石だったなあ。とこれを読んでしみじみかんじた。
いろんな人がいろんな暮らしのなかで、じっさいにいろんな苦悩や喜びを感じながら息をしていて、そのなかでうまれてくる息遣いがそのまま句になる。そんな咄嗟の句が読みたいし、そういう機会の句を大事にしたい。だからわたしは連句が好きなんだなあ。といまさらながらおもったですわ。
それと。
芭蕉の句(歌仙のなかの裏おったてだったか)で、
吸物はまづ出来(でか)されしすいぜんじ
という熊本の水前寺のりを詠んだ句は、きっとほんとに目のまえに出て来たんじゃないかな、料理が。めしをかっこみつつ巻くと、芭蕉もそうだったんじゃないかと思って。おもてロックだけは緊張して正座してますが。らんさんがあとでいってた。こんな長時間すわってことばさがしてたことない、って。五時間すわってた。すごい集中力だよね。
つぎはぜひきてください。せいこさんがラーメンおごるよってさ。かかか

うん、お疲れさん。あんな出足の悪さで一時はどうなることかと思いきや、よう満尾できたよなあ。奇跡としかいいようがない。ほんま、お疲れさんどしたあ。

ところで、ばどさん。声がステキだったあ。やはり会わない方が空想が高まっていいのかもね。笑

ばどさん。息子の声とまちがえてごめん。
都さんにかけたはずだったのに、長男の声。あれ?なんでだろっておもったら、ばどさんだった。すんまそん。
そういやうちの長男はうまれたときからおっさんの声だったよ。笑

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