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2007年9月12日 (水)

   石

        姫野恭子

石は毎朝ボスにこきつかはれる
愚かでまぬけで無能であることを
口汚くののしられ
石はそれでもだまつて
あらゆることを頭上で受ける

石は愚かで無知である
じぶんが子を孕んだことも
孕めばうまれいづることもしらぬ
子が生まれて初めて
石はじぶんのからだを知る

石はかたい
石はやはらかい
石は愚鈍で薄弱で馬鹿である

石は石で
石は石は
この石は

なんのいしだろう。

石橋秀野。
石橋貞吉。
石井柏亭。
石田波郷。
石川桂郎。
石塚友二。
筑紫の磐井。
アインシュタイン。

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コメント

himenoさん、コメントしたい記事いっぱいです。
ちょっと待っててね。

石さん、うーん、それも人間、これも人間、himenoさん的目線がすごいよ。
泣きたいくらいいとおしい気もする。

さくらさん。
実はいっぱいかきたいことがあって、日常のなかで出会う現実がすばらしくて、それをなんとか書きたい伝えたいけど、どう書いたらいいかわからん。これは途中で逃げてる。転換しきれていない。前半の石さん二人はげんじつに肉体をもって存在し、それぞれ少しおつむがたりない男女で、とてもユニークで、胸を打たれる。生活が出来ているのは、おそろしく口が悪くてもほんとのところで優しいにんげんであるボスたちのおかげだ。あたしゃそれをいいたいんだけど、どう書けばいいのか。小説にすればいいんだろうか。ぼろくそ言ってもちゃんと情愛が通っている。それがかれらにはわかるから、だまっていうことをきいている。みていると、いろんなことをおしえられる。むねがあつくなる。この会社はとんでもなく低賃金だけど、来てよかったとおもえる。

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