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2007年4月13日 (金)

一人減り、一人増え

長男が岐阜へ就職していったのが先月の六日だった。見送りもしなかったけど、前の日の夜、こんな話をした。

あんたの亡くなったおじさん、おかあさんの弟はね。いくつも高校受験に失敗して、いくつも高校を転々として、さいごは東京の警備会社に就職したのよ。おかあさんが勤めていたところとおんなじ会社。等々力というところに寮があってね。そこから来た手紙には、秋田のやつとともだちになったけど、なんていってるのかようわからん、て書いてあった。おかあさんは弟がかわいくてね。そんな遠くへ行ったのがかわいそうで、毎日のように手紙を出したら、それがよくなくてね。里心をつけてしまって、ある日、無断で仕事休んで、帰ってきてしまったん。あの日のことは生涯わすれない。会社の得意先に穴をあけてしまったから、首になってしまったわけ。アイビーエムの常駐警備で、本人は、また東京にもどるつもりでいたんだよね。でも、仕事はそんなにあまいもんじゃないから。それからだった。弟がぐれはじめたのは。ぐれるというより、うつになっていったんだけど。21で死んでしまったよ。

わかるよね。おかあさんは、あんたが遠くに行っても、元気でやっていけるなら、なんも心配せんけんね。あまえず、つよくやさしい人になって、いつか元気でかえってきてください。

長男は、黙って聞いてくれた。それがうれしかった。

息子が発った日、偶然、二人の若者が私の勤務先に入社してきた。不思議と長男とおなじ名前で同じ年であった。ところが、ひとりの太郎はその日のうちに無断でいなくなり、もう一人のナガサキから来た太郎は、二十日でギブアップ、故郷へ帰ってしまった。

うちのは、とりあえず、ひとつきは大丈夫だったわけで。勝負はこれからだよね。

それにしても手紙どころか、メール一つよこさないとは、たいしたやつだ。お金も、送ろうかといえば、まだいい。とそっけない。二十日が給料日だって。「借りた金、もどすからね。」てなことを言ってくれた。きのう、あんたの父親、単身赴任から帰ってきたよって報告の電話をしたとき。おとなになってたんだなあ。いつのまにか。胸がじいん。

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コメント

久しぶりの書き込みだよん。
こう言う題材にしか反応できない(笑)
親が居なくとも子は育つもんよ。
そのままで、よかよか。

それよりも、今からが大事だ♪
1-1+1=?
新婚当時にお戻りあそばせ(爆)

こんばんは。さいごの一行がきついよ。あきらかにセクハラだ。勤め先でも似たことをいわれたっけな、もっとあけすけに。いやだねえ。そんな関係じゃぜんぜんないんだってばよ。どういえば一番ぴたっとくるかいな。家族有限会社の一員としての関係。ところで、ばどさんのおっしゃるように、こどもはこどもじゃなくて一人の人だったんだ。押し寿司みたいにぎゅうぎゅうおさないで、これからは「まんま」でいきたいです。

親心もほどほどでいいってことでしょうね。おかあさんの心配な気持ちも痛いほどわかりますが。

うちの娘もメールも電話もよこしません。ま、大学時代から数えると丸5年のひとり暮らしですから、しゃあないか。強固はんの息子も仕事に慣れるので精一杯なんだと思うよ。淋しさを感じる余裕もないんじゃないかな?ちゃんと親離れができる男に育ってよかったじゃん。

うん。職場に面接にくる若者をみてると、親離れできてない人がけっこういる。母親が強いと息子は自立できないんだねえ。人事だから冷静にみれるけど、ね。
しょくばのひとで、おひるごはんをたべられない人がいたりします。借金がたくさんあって「ぬき」なんです。でも同情はさらっさらしません。だって、自業自得なんだ。ばくちです。あ。なんかばどさんが一瞬よぎらんかった。いや。そげなこついっちゃだめだね。

よぎらしてすまん。でも、心配は要らん。
ちゃんと、昼飯は食べとるよ>のり弁(笑)

あわわ。
心配して損した。
なにしろ、いろいろと珍しいものを日日みせてもらえる新鮮な職場です。目からうろこがごろんごろんおちる。
ところで。私は最近セブンイレブンの、大根葉と鰺ごはん弁当がお気に入りです。安いし(298円くらい)あっさりしてるし、おなかにちょうどおさまります。

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