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2007年1月10日 (水)

季語、うりばう

去年ひさびさに人のたくさん集まる連句大会に参加して、小耳に挟んだひとさまのお話で「人は二度死ぬ」ってことを痛感したのが、ある人たちが言ってた、山本健吉の批評です。もう健吉ははやらない、って。・・そういうのを聞くのはいやでした。山本健吉は普遍であってほしいから。時期がきたら、必ずや、よみがえります健吉は。

そういえば最近、歳時記をいとこのために求めたとき、健吉の「季寄せ」(文藝春秋社刊、二千円の上下組。持ち運びに便利)を注文したところ、すぐには入手できませんでした。うたは世につれ、批評家もまた、とでもいうように。私の見渡したところ、山本健吉以後、かれを超える偉大な批評家は俳諧の世界には現れていない気がします。独特でしたから。

年賀状にあった俳句でわからない季語が一つありました。それは「うりぼう」旧仮名でうりばう。漢字で瓜坊。聞いたことはあるけど、なんだったか思い出せない。それで手持ちの角川の一番あたらしい初級者用の文庫版歳時記(一冊で五季分そろうやつ)を繰ってみたけど、でない。健吉の季寄せにもありませんでした。そこでパソコンで検索。あった。瓜坊(うりぼう:縦じまのある猪の子供)。季節はたしか秋だったような。(いいかげんでごめんなさい。)もちろん、手持ちのでもっとも古い江戸時代のも繰りました。載っていませんでした。

そうか、ことしは猪年ですからね。新年の季語と組み合わせて詠まれていました。

ちなみに瓜坊を使った句を書かれていた俳人は、前田圭衛子先生と横山康夫先生、さすがです。お二人ともわが敬愛する俳人です。

そうそう、今年の連句大会、国文祭の、の案内状が幸先よく新年に届きました。「踊る国文祭」っていうとおり、高松です。みなさま、行きましょう!えっと11月です、はい。ちょきんをしておきましょうね。

前田圭衛子の阿波踊り句ですごい名句がある。勢いと瞬発力のある写生句です。先生はご主人の仕事の関係で、二度、高松に住んでおられたそうです。この言い方はおかしいかな。人生のある時期、二度。それも子育て時代にです。

渦潮に蹴出しの赤を振る舞わん  前田圭衛子

      句集「ニッポニア・ニッポン」より。

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コメント

遅ればせながら、あけおめです。いつも読んでますえ。相変わらずパワフルですね。仕事も行き始めたんですね。
当方の専業主婦もかなり板についてきました。娘たちに感化されてmixiを始めました。また、メールします。では。

えっほんと。整子さん読んでくれてたの。ありがとう!暮にはごめんね。高橋甲四郎先生のところで俳句か連句かしましょうよって言っておきながら、ばたばたとしているうちに年があけちまいました。
それが、先日、福島高校時代の体育の先生、古園井昌喜先生が亡くなられ、隣近所ではあるし、高校時代、学校へ行くのに時に車に乗せてくださってた恩義もあり、葬儀に参りましたところ、ばったり甲四郎先生に会いました。先生は、十一月に歯科医で古園井先生と会われたばかりだったそうです。縁の重なりはふしぎですね。古園井先生は早すぎる死でした。
せいこさん、甲四郎先生から当時の二の四のクラスの女生徒を歌った「女禁歌」ってのの歌詞をわけてもらいました。それを懐かしくよみ、むかしの男子高校生って、へえ、けっこう硬派だったんじゃんと思ったことです。私は何組だったのか忘れました。四組にいなくてよかった。一人ひとりに歌詞をつけたおそるべき歌です。笑
でも、そんだけ、仲がよかったんでしょう。五組が男子ばかりの理数系のクラスだったっけ?もしそうなら、たからさんのご主人はそのなかにいるんだよね。なんかふしぎな気がする。んで、愛媛の歌人で片上雅仁先生(たしか社会の先生だったよね?)と私は偶然、知り合っているのですが、っていってもあった事はありませんが、この人もまた、なぜかたからさんとは近いのです。ふしぎねえ。
ながながと書いてごめん。会っていろいろ無駄話したいね。あおうよ、先生もまじえて。ぼんやぶんもきたらたのしいだろうね。おとめさんやみやこさん、かぐやさんやわこちゃんもあつまって連句もしたいな。
しようよ。ブログ上でやるのはかなりきついんだよね、やってわかったけど。やはりあれは座でやるに限る。

返事が遅くなってごめんね。今夜、引きこもりになってた子供を持つ友達から会いたいとの電話をもらって、彼女のうちにでかけてました。一昨年くらいからずっと読んでたよ。たまたま、見つけたブログでした。ヤマシタセイコで検索したら出てきたの。ははは。
わたしのミスで同じコメント2回も登録しちゃいました。修正してくれたんやね。ありがと。ちなみに男組は3年3組でした。なんて、とっても個人的な話に終始しちゃいましたが。また、連句やりましょう。ぜひ、呼んでください。

ただいま。
いま帰ったとこです。
次男坊を送り迎えしている(松葉杖をやっぱりしたほうが早くなおるそうです)ので、朝も帰る時もばたばたします。勤めながら園児の送迎をする親の心境が、やっとわかりました。たいへんだったんだねえ。これからごはんの用意です。

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