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2007年1月19日 (金)

神の旅 2

やっぱり、そうだった。神の旅歌仙ですが、前田先生は選句を連衆にさせる方式をとられました。いま、選句結果をもらったところです。

脇句、思ってたとおり、鷹匠の句になりました。だれの句だろう。こんなすごい句を書けるなんてなあと思ってたら、城倉吉野さんでした。それなら、わかる。このひとの句には何度もうなった記憶があるのです。自然描写がとっても秀逸です。沢都もうまいが、また別のあじわいです。

じつは、私は選句、自分の句を選びました。五人分の脇句候補があるのに、自分の句を選ぶことに、はずかしさは感じません。公平にみて、これと吉野さんの句がいい勝負だと思ったからです。発句と脇という関係では、どうつくのかがとわれますが、そのさい、発句を生かしているか、どう読んだか。それがまず大事です。

発句)遺伝子を針路にすべし神の旅  田中 安芸

脇)   拳かかげて放つ隼       城倉 吉野

      うからやからの仰ぐ荒星     拙句

こぶしかかげてはなつはやぶさ。一目見たときから、この「拳かかげて」に、うなってしまいました。力強くて古風で頑固な鷹匠が、たったこれだけのことばで生き生きとイメージされるからです。ひびきづけの、発句からは適度な距離を保った見事な脇でした。難をいえば、見事すぎて、発句とならぶところです。

そこへいくと、拙句は、まるで発句を翻訳でもしたようにべたつきで、わかりやすい。でも、日本の神の概念を、うからやからのレベルまで落として、上(カミ)が先祖であると捉えなおした点が、発句に寄り添ってその格を超えていない。と、自分ではおもったのですよねえ。

結果はこの二句が同じ四点。でも自薦は点数が低いそうで、次点でした。まあしかし、本望です。発句作者から点を入れてもらえたし、前田先生からも一点いただけましたから。それに負けた句はたしかにすごかったから。

笑ったのは、きのう、五歳上のいとこと電話で俳句の話をしていたら、選句は自分の句ならよくわかるけど、ほかの人の句はよくわからない。だから俳句大会の選句では自分の句を選んだよ、って彼女がいったことです。ほらね、これが「血」です。ずうずうしくて、というより、嘘がつけなくて、ごめんなさい。ちなみに、前田圭衛子選の特選句は、「天の扉へふわり丹頂」 でした。永淵丹さんです。

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