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2007年1月17日 (水)

現場至上主義

けさ、ちょっとのぞいたブログに書き込みをしたら、えっもう八時四分!しまった。あわててむすこと松葉杖を詰め込み、弁当も忘れず詰め込み、学校へ急ぐ。すいすいと信号が調子よく青にかわり、意外と早くつく。遅刻はまぬがれた。途中、携帯が鳴り、車を片側にとめ出たら、女ボス。(会社に二人のボスあり。一人は社長、いま一人は女ボスなり)。

「みんな出払ってて、これから社長と現場に出るから、事務所についたらすぐ電話転送を解除してね。誰か下番してきたら、こっちと替わるように言ってくれない」

との指示が威勢よくとびこんでくる。ははっ了解しました。強霜の昨日に較べると寒さは緩んだが、それでも寒の雨が細かく降る。こんなとき、現場に立つのはしぶいよ・・と、すっとばして30分で着く。車がすかすかのときで八女から久留米まで二十分、ラッシュには50分。ガソリン代はでないが広々とした駐車場が自由に使える、野っぱらの。いま一週間に一度ガソリンを満タンにする。それでもこの職場が気に入った。人を見る目と、組織全体を見る目が、小さい会社だから手に取るようにわかる。

飛び入りの契約が入ると、日勤の人が夜勤もしている。いったいいつ眠るのかなと出勤簿をつけながら事務はびびる。保険も年金もないし、出来高払いの日給です。それでもみんな元気で明るい。笑。忘れていたものを、思い出させてくれる。

さて、そんなわけで、今日は着いてすぐ雑用をこなし、しょっちゅう鳴る電話をさばき、賃金台帳と編成表をつけ、隊員さんが現場に立ったあと契約先から確認印をぽんと押してもらった伝票(時、所、隊員名、残業など書かれている)二十枚ほどをそれぞれの契約先ファイルに仕舞っているうちに、お昼になる。一人弁当を食べていると、女ボスから電話があり、悪いけど、替わってくれないだろうかといわれる。はいはい。なんでもやります。

制服、これがださくなくて、いつか着たいと思っていた。去年紹介した仏軍の服SOCOVETとおなじ色あいの上下に毛皮つきのジャンパーとキャップがついている。控え室でだぼだぼのズボンに着替えていると、「雨で昼は中止になった」といって隊員さんが帰ってみえた。うわあ、よかった!自衛隊あがりのあのしっかり者の隊員さんだ。替わってもらおう!

道が分らない隊員さんを先導し、現場へ直行。小雨が降るなか、社長が手に箒をもって、道を掃いている(社長は契約にないことまでする。さすがだ)姿が目にとびこんできた。あそこだ。ボスがうれしげに駆け寄る。現場は、マンション建築工事現場、大型車出入りのための交通誘導。警備を委託する契約者側はトラックで昼食をとり、警備員は休みなしということが多い。暑いときも寒いときも、大変なしごとだ。それをおもえば、先日刑事さんが立ち入り指導されたように、警備料金を上げる必要がある。昔は一人一日立つと二万円だったそう(と刑事さんがいった)だが、今はその半分にもみたないから。

たったひとつきで現場至上主義をうえつけられる。(きのうの日記)

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コメント

労働、働くってことは、こんな職場なんだと思う。机上論ばっかり論じて、行動が伴わないくせに、いっちょまえに労働者を名乗るな。(と、これは、昔の自分に言い聞かせてることばです。)

それにしても、この職場の話はおもろいでっせ。
ぜひ、シリーズ化してくださることを、切望いたしやす。

私もこの職場好きです。
ひめのさんの目がそうだからでしょうが、
激務の中に温かみがありますね。
運転が出来れば働きたい。
体を動かす仕事が好き、事務、現場何でもかんでも夜中でも早朝でもの職場は永年鍛え済み。

さくらさん。
ホントですね。身体を動かす仕事って、ある意味、ストレス解消につながるような気がします。肉体を駆使して賃金を得たことがないわたしが言うべきことではないのかもしれませんが。
でも、わたしも身体を動かして働くのは大好きです。たとえ、賃金のでない主婦業であっても(笑)。

近所のパチンコの駐車場で毎日のように誘導をしていたさる女性は、いつの間にかいなくなりました。本当に寒い間、雪の日も雨も日もいたけど、そういえば、という感じでいなくなってしまった。今は60代くらいの男性だけ。やっぱり雨の日も雪の日も、です。私にはとてもできないお仕事。ちゃんと帰る家のある人はいいけど、寮なんかに入っていて、いつか家がなくなっちゃう人はどうするんだろう。ビッグ・イシュー、読んでますか?

さくらさんもせいこさんも働いて賃金を得ていた体験があるのですね。
私はこんな年からでも働きに出てよかったとしみじみ思うよ。お金を得ることがどんなに大変かわかっただけでもえらいこっちゃ。と同時に、自分は何もしてこなかったんじゃなかったんだなあとも思いました。

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