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2007年1月19日 (金)

天使のミロンガ

通勤時間がまいにち長いので、以前買っていた英会話テープでも聞こうかなと思ったら、そうだった。テープ再生機が壊れCDプレイヤーになってたんだ。

アストロリコの京都文化会館ライブ録音版を聞いている。私はタンゴについてあまり知らない。(タンゴ本も引用したとこしか結局は読めませんでした。)

ピアソラという有名な作曲家がいたらしい。その人の曲ばかり演奏したものだ。聞いてすぐいいなあと感動した曲がある。「天使のミロンガ」。

映画『二人日和』の中で流れる、アストロリコの「黒由玄のテーマ」と同じポケットに属する曲だ。

いま、天使のミロンガで検索したら、でるわでるわ、有名な曲だったのですね。中でもギタリストの荘村清志のが目をひく。この人のリサイタル、学生時代に聞きにいったことがあるからですが。ものすごくきざなかんじの人だった。でもものすごくかっこよかった、女学生の目には。アルハンブラ宮殿の思い出、というきれいな曲がすきでした。いまも昔のままのイメージの人ですね。

で、よおく考えると、この曲名がいいのかもしれない。曲名が別のものだったら、こうもきざまれなかったでしょう。と、ことばでものをおもうわたしはおもいました。関係ないけれど、アストロリコの利華さんって、検索で出る写真より、もっとスマートできれいなのですね。

ヴァイオリンは光、バンドネオンは影というかんじで、からんでいきます。五重奏のためのコンチェルト、だったかなあ。とっても長い十分ちかくある曲。あれ聞くと過去のさまざまがフラッシュバックして見えるからふしぎです。

「天使のミロンガ」は、こどものころ遠くへ出かけ夕暮れが迫ると、なんともいえず心細いきもちに襲われた、切ないきもちをよみがえらせてくれます。あの心細さは、もう家に帰れないんじゃないかという不安や、当時頼り切っていたばあちゃんが死んでしまったらどうしよう・・と時に不安でたまらなくなっていた、そういうたぐいの原初的なさびしさです。大人の複雑な感情がからむものではなくて、もっと澄み切った初恋に近い、なつかしいさびしさです。ゆうぐれて一人、とぼとぼと歩いて遠い道を帰るこどものような。

それを聞くと、心が澄みます。かなしさで澄みます。だから、天使のミロンガという題なのかもしれません。

参照:1999年8月、ピアソラ・メモリアルコンサートからのライブ録音

こればかりをずうっと一ヶ月、聞いてます。

ZUM
ZUM
ZUM(スム)
アストロリコ七重奏
SOL-003、3000円(税込)
  1. ジャンヌとポール
  2. 五重奏のためのコンチェルト
  3. コントラティエンポ
  4. レビラード
  5. 天使のミロンガ
  6. 来るべき者
  7. スム
  8. 現実との3分間
  9. オブリビオン
  10. プレパレンセ
  11. フーガと神秘
  12. 新婚旅行(バンドネオン&ビオラ)

バンドネオンは、時間の融通無碍さがあり、「天使のミロンガ」では、同じメロディーが数度繰り返されるのですが、そのどれもが同じ拍ではありえません。微妙なゆらぎをともなった音が、長くあるいは短く演奏されるので、変化に富んで聞こえます。それに、いま、これをコピーして気づきましたが、題がどれも詩的で素晴らしい。そう思いませんか。

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コメント

天使のミロンガって、初めて聞いたよ。
正統派の楽曲にとんと疎くて。

わたしの車もテープが聞けないので、昔から大切にしてたテープ、かなり処分した。
友達が、CDに落としてくれるって言ってたけど、なかなか時間がなくてね。

今はもっぱらラヂオ。もしくは娘のCDを聞いてます。

お久しぶりです。
アストロリコのCDを聴いてくださり、ありがとうございます。それにしても、リーダー門奈が演奏するバンドネオンの音楽的描写と感受性には驚かされます。門奈に伝えたら、とても喜んでいました。
んで、例の曲のことですが、、、以前に書きましたっけ?念のため。
アストル・ピアソラがたくさ~~ん曲を作った中に、タイトルに「天使」「悪魔」がつくものがいくつかあります。
順番は年代順でもなんでもなく、思いつくままですが・・・
「天使のタンゴ」「天使へのイントロダクション」「天使のミロンガ」「天使の死」「天使の復活」
「悪魔のタンゴ」「悪魔のロマンス」「悪魔をやっつけろ」
タンゴに出てくる「天使」は、宗教的な天使の場合もありますし、下町であらゆる意味で逞しく生きる女達の比喩である場合もあります。女達の職業は、これまた色々。そしてタンゴに出てくる「悪魔」は、人の心を虜にして喜怒哀楽すべてを表現するバンドネオンに例えられることもあります。箱(バンドネオンの楽器そのもののこと)の中には小悪魔(Duendeドゥエンデ)が住むとも。そいつが、囁きかけ誘惑するのだと。ちなみにクラシック音楽界では、バイオリンが悪魔の小箱とも呼ばれています。
いずれにせよ、人間の心営みから出る煮汁(芥も含む)のような感情が投影されている楽器とでもいうか・・・
なが~~いタンゴ講釈になりすみません。
タンゴを話題にしてもらっているのが嬉しくて、つい・・・(^^ゞ
追伸:今、硫黄島で戦死された「市丸利之助」海軍少将のことが書いてある本を読んでます。

利華さん。おはよ。
解説、ご紹介、ありがとう。
天使と悪魔、そうなんですか。
また時にお願いします。

戦記、たくさん読まれていますね。いちまるとしのすけかいぐんしょうじょう、ですね。おぼえておきます。では。お忙しいのに、コメントありがとう。

取り急ぎ:「いちまる りのすけ」と読むそうです。

追伸::::
先の私のコメント、ちょっと表現不足で誤解をまねく書き方になっていました。
姫野さんの音楽に対する感受性に驚いているのです。門奈の演奏を身内褒めしているわけではないので、あしからず・・・いつも姫野さんの感性には、敬服しておりますm(_ _)m

利華さん。ほめてくれても何も出ませんが、でもありがとう。ちょっと嬉しい。プロのミュージシャンから褒められたなんてね。
お名前の読みの訂正もありがとうございました。りのすけ、のほうが、ピシッと締まる感じがします。関係ないのですが、今日会社で、給与明細書、ボスが手書きで忙しさのあまり、三人もの名前の一部を誤記されてました。私も変わった苗字だし間違えられた一人ですが自分に関してはきになりませんでした。けど、やはり修正液でミスを正しく書き換えました。大事なことかも。

しぶとく、また参上つかまつりましたm(_ _)m
市丸さんの位は、少将と書いてあったり中将と書いてあったり。その時々で位は変わりますから・・んで、佐賀県出身の軍人家人として沢山の歌を作っておられ、本の中でもたくさん歌が出てきます。予科練の育ての親のような存在だったことをこの本で知りました。最期に書いた文章が「ルーズベルトに与ふる書」と、硫黄島で米国大統領宛の手紙を書いた人です。

利華さん、こんにちは
市丸少将のご本を読んでおられるとか、
「ルーズベルトに与うる書」は、原文だと難しくて、何とか解説書みたいなのを読みたいと思っておりましたが、こんなサイトがありました。
リンクは、投稿者氏名の「さくら」のところにつけました。

又12月に「戦場の郵便配達」と言うドラマが放映されましたが、そのドラマは半分ドキュメンタリーで実際の映像や写真、実在の証言者の方が多く出演されてとてもいいドラマでした。
評判の映画「硫黄島からの手紙」より、このドラマのほうが全然良かったと思います。

そのドラマには、市丸少将のお嬢さんがたが登場され、お父さんの思い出など語られました。佐賀県唐津にお住まいです。
その3人のお嬢さんのうち、ご長女である
晴子さんとは、ある方のご紹介により、年賀状を交換させていただくと言う光栄に預かっております。

下記はドラマのHPです。
ごらんになられたかも知れませんが念のため。
http://www.fujitv.co.jp/iwojima/index2.html

さくらさん、利華さん。ともに有難うございます!ほんとうに、貴重なものをご紹介してくださったこと、恩に着ます。
テレビドラマは父母が泣いてみておりました。私は読んだり書いたりが溜まっていたので、ちょっと流し目したくらいでしたが、電車男の主役だった男の子が主役の郵便配達夫を実直に演じていましたね。テレビは放映時にしか見れませんが、ブログはいつでも都合のいいときに読めるから、ありがとう。日教組の件は私も書きたいことがある。文句じゃなくて、ね。

検索サイト Yahoo  検索ワード 天使のミロンガ

私はこの曲に歌詞を付けたいのだけど、まだできません。
アストロリコで時々聴いてます。

昨日、背景に流れていた、天使のミロンガ。
なんの番組だったかなあ。夕食の準備かなんかしながらだったから。おもいだせない。
背中に遺影を背負って踊る島の盆踊り?
あれさ。スティングの歌にそっくりの歌詞のがあったよなあ。死んだ人の影と踊る。

ドロ神父がつくった教会の話だったかも。

タンゴ 郵便配達夫

でみえていました。
知ってますか?

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