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2006年12月 2日 (土)

喪服妻と四月の雪と色気とは

夫の単身赴任部屋に掃除洗濯に行った。郵便受けにぐじゃっと郵便物や広告が溜まっている。忙しいんだなと片付けてたら、底からレンタル屋の請求書が出てきた。なになに・・喪服妻総集編。返済期日を一月も過ぎてる。あわわ!すぐ電話をした。かくかくしかじか忙しくて返し忘れたようです請求書にも気づかなかったようですごめんなさい。なんとか一万円近い追加料金を負けてください。・・女性店員にすがる。電話ののんびりとした声が事情を察するや、軽蔑したような冷たい声になり、次に店長とおぼしき人のいかめしい声で、お客さん、その定価は四千五百円ですから、それだけ頂きましょう。・・という。おかげで、ものすごいお金を支払わねばならず、サイフはおからになった。(実物をもどしたのに実費を支払うというのは腑に落ちない気もする。)。
怒り心頭に発し、次から返却が遅れた場合はすぐ連絡くださるよう、くれぐれも依頼して帰る。なにが喪服妻だ。まったく何を考えてるんだ!(なにもかんがえていまいが)
かように妻が母のように夫を管理し甘やかす図式が、日本の典型的なイエなんであるが、このどこに色気の介在する余地があろうか。

というわけで、ぺさんの『四月の雪』を見た。
昼メロみたいな話だったが、女優さんが若いのにとってもきれいで色っぽかった。こういうのが着やせするっていうんだなと感心した。でも、肝腎の冬ソナのぺさんは、ロボットみたいで生身の男としての精彩に欠けている。色気がない。むづかしいもんだなあ。

しかし、見所はあった。一番印象に刻まれたのは、交通事故で人を死なしめたにもかかわらず、保険屋に頼んでいるからというせりふが出てくるところ。これは日本とおんなじでイヤなせりふだ。つぎに、二人で亡くなった被害者の家に詫びに行くシーンで、よぎる景色が朝鮮の冬のたんぼなわけです。芭蕉七部集「冬の日」歌仙での杜國の「朝鮮のほそりすすきのにほひなし」ってこんなんだろうな。寒村ってことばがぴったりする。
葬儀が行われているところに着いた二人を迎える遺族の母親の罵声。その葬の場面の原色が目に焼きついた。あれは何の色だったのか確認したい思いに駆られているが、もう一度借りてまで見たくはない。どなたかご存知でしたら教えてください。

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コメント

わお。「色気妻」 検索の10位だ。びっくりしますがな!

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