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2006年10月 4日 (水)

歌仙「菊」 29

十   文字摺草のねぢれをとけば    聰子(恋・夏・場的自)
十一 朝の月あなたが置いた月見草    bud (夏月・恋)
十二  散歩の犬の鼻黒々と       清志(雑・場)
    ラジオ体操する人の列        雑・場に近い他
    ベランダに出るドア半開き        雑・場

昨夜いただいていた杉浦先生のつけ句です。ありがとうございました。
一句目、犬がいいなと思いましたが、鼻が大打越(ふたつまえの句)の太腿とおなじ身体用語です。それと黒々は赤も紫もあるし、ラジオ体操の句かベランダ句がいいとおもいました。ラジオ体操は夏の季語ですかね。夏三句は、許容範囲いっぱいいっぱいですね。ベランダ句は、きっちり前句をうけて、しかも次への余白を残している。ラジオ体操はゆたっとした日常の安心感を高いとこから俯瞰している視線。半開きのドアは非日常へのドアでもある可能性を秘めます。こういうさらりとした次へつなぐ句は、たやすそうでむずかしいのですよね。杉浦先生、なんどもありがとうございました。さばきがおくれてすみませんでした。不幸があって、手伝い方々、ばたばたしています。なんともいえない運命をかんじます。

名残おもて

一  亀鳴くや張りて重たき右の乳  山本伽具耶(春、恋離れ、自)
二    どろどろどろっとぐちゃぐちゃぐちゃと   蛉(雑、場)
三  ああ僕の弔電四時に着くはずの     聰子(雑、無常、自)
四    吹雪の中をサラ金に行く           清志(冬、自)
五  餅を切る手に包丁の食ひ込みて      たから(新年、自)
六    二月になつて書く初日記           bud(新年、自)
七  むらさきの魚棲む昇仙峡の瀞         恭子(雑・場)
八    水の匂ひの消えぬ古寺       都  (雑・場・釈教)
九  学歴とか家柄とか太腿とか       蛉  (恋・半)
十    文字摺草のねぢれをとけば     聰子(恋・夏・場的自)
十一 朝の月あなたが置いた月見草     bud  (夏月、恋・他)
十二                      清志() 

ナウ
一                          都(雑)

都さんに選句とナウ一、おねがいします。

きょうは、お葬式でした。ひさしぶりであう懐かしい親族のかお、かお。みんな、年をとってました。それなりに。それにしても、弟の命日に、弟のふたつ年下のいとこが亡くなるなんて。この世で一番の不幸は逆縁だといいますが、なんといってなぐさめようもない。でも、弟と違って、半世紀生きたし、子どもも三人いた。そういう意味では、しあわせだったろう。私のほうの血は、男が弱くて、女が強い。離婚した奥さんがきていて、ずっと泣いていた。愛しているんだなあとわかった。だれがわるいんでもない。ただ、嫁姑の仲がうまくいかなかっただけ。いとこは、どっちにつきようもなく、心では妻を愛しながら、母をすてることができなかった。離婚してからは寂しさのあまり、アルコールにはしった。中毒になるくらい。でも、こんな逃げ方をするくらいなら、ははをすてればよかったのに。でも・・それができるなら、しにはしなかったろう。ほんとうにかわいそうでかわいそうで、なみだがとまらない。

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