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2006年9月24日 (日)

歌仙「菊」 23

歌仙「菊」(仮題)

初折オモテ
発句 生きたまま脳に届いて殖えて菊    冬樹 (秋)
脇   赤とんばうを放ちやる空        姫野 (秋)
第三 三日月に「子とろ子とろ」の響くらん  鍬塚 (秋・月)
四    シナモン味のパンをください     倉本 (雑)
五  スカートがはらり自転車から下りて   杉浦 (雑)
六    早き朝には冴ゆる橋げた       沢 (冬)

ウラ  
一  背振山ちぎれちぎれに雪降り初む    澄 (冬)
二    よく似た痣を見せ合つてをり      朝世(恋前)
三  短髪のうなじは白き指睦び    bud(恋)
四    発泡酒までおまけで釣るか    蛉(夏・恋離れ)
五  「親王誕生」こんなところに祝ひ旗 恭子(時事)
六    一挺二挺五つ玉十露盤     聰子(雑)
七  満月のうしろへ急ぐ馬の群れ    朝世(秋・月)
八    刈田狼藉許すまじいぞ      清志(秋)
九  啄みてひと声啼きしかちがらす   都(秋)
十    言へない一句少年にあり     たから(雑、恋前)
十一 黄昏におさげひつぱる花篝        bud (花・春・恋)        
十二   ひらきひもとく春潮の渦       恭子(春、恋)

名残おもて

一  亀鳴くや張りて重たき右の乳    山本伽具耶kaguya(春)
二    どろどろどろっとぐちゃぐちゃぐちゃと   蛉(雑)
三  ああ僕の弔電四時に着くはずの       聰子(雑、無常)
四    吹雪の中をサラ金に行く           清志(冬)
五  餅を切る手に包丁の食ひ込みて        たから(新年)
六    二月になつて書く初日記           bud(新年)
七 1 むらさきの魚棲む昇仙峡の瀞       恭子(雑・場)
   2 カラウジテ第三乙種合格ス           (自)
       3 君が代を国歌としたり太郎乙          (他)
八                             都  (雑)
九                              (雑)
十                               (夏月)
 

註:昇仙峡: http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/ 

  第三乙種合格:http://www.geocities.jp/showahistory/history3/19a.html

  君が代と太郎乙

参照『海軍七十年史談』:http://tvarjanka.la.coocan.jp/TVARJANKA/KIMIGAYO/kimigayo.html

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