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2006年9月18日 (月)

台風13号

すごかったです。

去年の台風は待ち構えていたわりにぜんぜんたいしたことなくて、きっと目に入ってたんだろうって言い合いましたが。

でも、きのう夜のかぜは、すごかった。夕食後、何度も停電しました。ろうそくと、懐中電灯とつけて、しばらくするとまた点いて、又消えて、の繰り返しでした。

けさ、家のまわりをみてみると・・やはり小屋のほうの屋根瓦が何個も落ちていました。百年以上たっているから、もうだめかもしれない、と父母がいっております。これまで、台風がくるたび小屋の瓦はおちて、父と二人で瓦葺き作業をやったことが何度かあります。秋の風物詩というにはちょっとキツイですね。

台風の俳句で一番気に入ってる句。

 颱風の暗き家鳴りに帰り来る   飯田 孤石

昭和29年、水原秋櫻子選特選句。飯田孤石は故人です。
この句を読むと、帰り来るのはだれか、台風か、それとも家霊か、混然として、冥いきもちになります。作者には戦争体験がうしろにあって、戦死者への供花のおもいがこういう句にも溶け込んでいるのだろうと想像するのですが、台風が来るたび、なぜかこの一句が身のうちから沸き起こり、お座敷に飾られた兵隊おっちゃんの遺影を必ずおもいいだすのです。そういうちからをもった句です。私にとっては根源俳句の一つです。『飯田孤石全句集』(1999年ジャプラン発行)収録句。

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