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2006年8月31日 (木)

お見合い結婚

朝っぱらから、句集を探し回りました。片づけがにがてで、ごちゃごちゃしています。家中が本棚状態。笑

中村草田男の『長子』初版本(神田の古書店で買った)がどこかへいってしまった。とほほ。倉本朝世さんから最近「クサダオってにごるん?」と聞かれ、濁るんだよ!と答えたものの段々じしんがなくなり、句集最後のページに著者名の読みがなかったか、確認したかったのです。深大寺句碑の「萬緑の中や吾子の歯生え初むる」の作者が草田男です。

『長子』はなかったけど、草田男の概略の人生を紹介した本がありました。短くまとめられているので、その場でざっと読むと、意外なことがわかりました。

  中村草田男は十数回の見合いの後に、三十四歳で結婚した。その結婚によって、「愛妻俳句」と呼ばれる名句が誕生する。

  妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る  草田男

  妻二タ夜あらず二タ夜の天の川    〃

      (『愛の俳句 愛の人生』 谷口桂子・著より)

へええ。中村草田男は神経細やかにして知の人ゆえ、いくぶん精神を病んだようなところがあったらしく、それを結婚でクリアーしたようなのです。それにしてもお見合いを十数回!昔はそういうものだったのでしょうか。

さいきん、つんくという人がお見合いで結婚しましたよね。あれ、わかる気がします。

家庭のしあわせは、恋愛とは別ものなんですよねえ。

石橋秀野を読んでいたとき、随筆のなかに、「恋愛結婚を軽蔑する」と吐き捨てている箇所があり、どひゃっと思いました。熱烈な恋愛結婚をしたひとがそういうのですから、なんだか泣けてきます。

私の仲良しのともだちに、高校を卒業して二年勤めて、それから親の意思に従い、見合い結婚したKがいます。彼女はとても勉強ができ、みな進学すると思っていたので驚きました。本人もいやがり、見合い相手の悪口ばかり言って、自分はほかに好きな人がいるんだとこぼしていたので、私たち友人一同はしばしば会って、なんとかその結婚をやめさせようとしました。が、しかし、やっぱり、結婚しちまったんですよね。あのときのショック。ひとごとなのに、おんおん泣いた。Kのきもちがわからなかった。でも・・彼女も、とても繊細でしたし、知の勝る人ゆえ、その限界を人より知っていたのかもしれないと今では思います。ご主人はぜんぜん明るい人で肉体労働者、町工場経営。女の子が四人うまれて、その後はしあわせにくらしましたとさ。・・だから、やっぱり親のいうことは聞きなさいよってことなのですかねえ。ーそこがこのはなしのいちばんシャクにさわるとこです。

※ちなみに、句に詠まれている吾子は長子じゃなく、次女だそうです。(けっきょく、くさだおかくさたおか、まだ不明のまま。)

 

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コメント

くさたお というように教科書では習ったような気がします。今広辞苑で調べたら「くさたお」でした。わたしの名字の「塚」も濁りません。

ほんとだ。辞林21(講談社)にも、おなじことかいてある。ウーンどこでにごりをおぼえてしまったんだろう。笑
きのう、くわづかって書いてたようで、これも失礼しました。言うときは「つか」ってちゃんといってます。

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