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2006年8月29日 (火)

きのう、スーパーで

きのうの午後、近くのスーパーに買い物によりました。

入り口のところに、目の不自由な男性が立ってらして、大きな声で「どなたか、買い物に手を貸してくださいませんか。ちょっとの時間でいいんです。買いたいものがあるんです」と叫んでおられました。あたりには私しかいなく、近づいて私でよければ手伝いますと申しますと、すいません、肘を貸してくださいといって杖を持っていないほうの手で私の腕をとられました。

同店でその人をこれまで何度か見かけたことがありました。お店が暇なときには店員さんが誘導しておられたのをみたことがあります。口でこういう商品がほしいとおっしゃって、それを聞いたら希望の品を探して彼の手に持たせるのです。手で触れば、いつもの品かどうかがたちまちわかるようでした。昨日は、辛口ラッキョウがほしいんだといわれました。陳列棚を二箇所さがしましたが、希望なさるものは置かれてませんでした。おかしいな、いままでこの棚にあったのに・・と首を傾げられましたが、結局諦められました。

店の出口のところまで手を引いてゆきますと、お礼をおっしゃって、そこから先は独りで自分の家まで杖を頼りに帰られました。結構交通量の多い通りを渡って。晴眼者であれば働き盛りの年齢のかたです。よく独りで朝昼夕、散歩しておられる姿をみかけることがあります。一日が長いだろうなあ。

なぜか、マッカラーズの「心は孤独な狩人」という小説をおもいだしました。シンガーさんは盲目じゃなく聾唖者でしたが。短大生のころ読んだのですが、それからシンガーさんのことがずうっと心にひっかかり、彼と日本の天皇を重ねたりもしました。わかんないんですよね、こころのうちが。まわりのものが勝手に彼に理想像を描いて、その視線でしか彼をみないから。ほんとは・・

そういうことって、げんじつに、たくさん、ありましょうね。ことに福祉と名のつくものには。

(本日は息子二人の占領日で、時間がとれません。パソコンにすわれない!コメントの返事がかけない。すいません。15分だけもらって、忘れないうちにこれを書きました。)

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