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2006年7月 1日 (土)

部下を庇い連行された小隊長

投書欄の今朝の記事が忘じがたく、引用させて頂きます。

 「忘れられない恩人の小隊長」

         小保 茂(80)

 私は終戦時旧ソ連に抑留され、極寒の地カザフスタン・ウスチカメノゴルスク収容所で氷点下四十度まで採石作業の強制労働をさせられました。

 二年目の冬のこと、隊員二十人の衰弱がひどいのを見かね、小隊長が「私が責任をとるから、作業をせずに皆、肩を組んで輪になり、凍傷にならぬよう動いていろ」。岩の上にいた監視兵が小隊長に詰め寄りました。「氷点下四十度まであと一度あるではないか!」小隊長はソ連兵の銃を取り上げ「この部下二十人を無事日本に帰すことがおれの使命なのだ!」

 小隊長は連行され、引き揚げの時には、お姿は見当たりませんでした。おかげで無事、日本の土を踏めたことを感謝するこの六十年間です。最近になって、関東軍一三〇〇四四部隊の渡邊中隊(第一中隊、松隊)の小隊長だった吉山英雄准尉と判明しました。九州のどこかのご出身です。再会して、ご恩返しすることを強く願っております。お心あたりの方はご連絡下さい。小保(旧姓仲山)=〇二五九(二九)××××(新潟県佐渡市・自営業

       西日本新聞朝刊七月一日「こだま」欄 

(※伏字の数字は、新聞社にお尋ねくださいますよう。)       

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アクセスから、きづきました。↓

吉山小隊長のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌

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