無料ブログはココログ

« Turn  Over 2 | トップページ | サンダルとトランペット »

2006年7月30日 (日)

課題句「横」

五月末頃に六月号を引用してから間があいてしまいました。気づけばもう八月号が来てます。俳句誌『樹(たちき)』(中津市三光森山、瀧春樹主宰、毎月刊)七月号より。

  

 課題句「横」

             太田一明 選

特選

  横丁を一つ違えば蝶のくに      古永 房代

  聖五月死んだふりする横車      小森 清次

  横たはる身のいづこより麦埃     姫野 恭子

佳作

  猫が行く五月の横断歩道かな     山下 整子

  縦横に鐘響かせて初夏の街      竹原 とき江

  走り梅雨横断歩道に金平糖      澄 たから

  散る桜まだあるという横恋慕      堀井 芙佐子

  箴言は梅酒の瓶の横に置き      依田 しず子

  横綱のあの目線なし五月場所     木村 賢慈

  横町の主を捜す夏つばめ        田中 恵

  横文字の看板多き花の山        宮川 三保子

入選

  マスクしていても気になる横の人    阿部 禮子

  若草を踏むあしあとの横恋慕      末永 晴海

  横一列匍匐前進葱坊主        林 照代

  ジーパンの横に裂けたる初夏の風    神無月代

  横笛の名手祭りの夜を飾り      井上ちかえ

  北の娘へ祈り届けと横田さん     島 貞女

選者吟

  横四方固めのつもりゲンゴロウ   太田 一明

主宰吟 

  蚕豆に莢太りゆく横恋慕      瀧 春樹

ゲスト吟  

  横ざまに滑りゆくなり蟻地獄     斧田 千晴

※八月号は「魚」、九月号は「口」。十月号は「飾」十一月号「散」。なにかひょいとデキましたら、ご一報くださいまし。(川柳家も連句人も自転車の方も音楽家も大歓迎します。決まりは、課題の文字を入れて、季語もいれて五七五を作ることだけです。)

 斧田さんの「蟻地獄」句、余韻ある名句でした。このあいだ、聖マリア病院待合室で読んだ、蟻地獄の百種を超す別名をフィールドワークで調べた本を思い出しました。こんなに名前があるってことは、それだけアリジゴクってみんなに愛されているんですね。あとしさり、とかいうのもあったっけ。変ったところでは、アリジゴクは熱さましになったらしく、薬として使われていたようです。どんな味でござんしょう。斧田さん、また作ってくだされ。

    

 

« Turn  Over 2 | トップページ | サンダルとトランペット »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 課題句「横」:

« Turn  Over 2 | トップページ | サンダルとトランペット »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31