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2006年6月23日 (金)

博多ーアトピー治療

博多

  ドーム球場の前。九州医療センター前。

博多

  昼食時、ラーメン屋さんの前でサラリーマンの行列ができていた。

博多

    築港の李さん恋し夏つばめ

九州医療センターでのアトピー治療その2回目。生後三ヶ月の乳児から大人まで二十人ほどの患者とその家族を前に、九州一のアトピーのお医師今山修平先生がアトピー性皮膚炎の講義をなさった。えっと、テレビのお笑いで時にコメントなさる天然ぼけ風の紳士がいらっしゃるでしょう。おかっぱ頭でふおっふぉっふぉって笑い方をされる中年の。彼に似た風貌のどこか浮世ばなれした先生で、話がなんともいえず面白かったです。こんなかんじ。「ぼくはかゆみがわからないから、患者さんに頼んでかゆい皮膚を少し分けてもらうんです。そうやってたくさんの皮膚を集めて、いろいろと研究してぼくはちょっとだけ有名にならしてもらう。そうするとまた、おもしろいことがわかってくるんです。」「末端と中枢という考え方があるでしょう。こういうことです。たとえばクマに襲われたとする。まず、ふつうは命からがら逃げます。逃げる時あちこちを怪我して血が出ていても、そんな時は気づきません。で、助かったらがくがく震えが来て、まあこんなとこを怪我してるといって、急に痛みも出てくる。でもかゆみなんてのは、一番最後でしょ。そういう選択を無意識のうちにひとはやってます。」「アトピーのかゆみがうさんくさいのは、ゲームをしていたり、何かに夢中になっているときにはかいていないからです。はしかのときや熱が四十度もあったりしたら、まずかゆみは出ません。おかしいな、なぜだろう、と思うゆとりもない。ゆとりがなきゃかゆくならないし、また手の届く範囲しかかゆくないのがこの病気のへんなとこです。」「アトピーは免疫過剰であるわけですから、いろいろなことを人類に教えてくれます。風呂に入る、熱い四十度の湯に肩までつかるなんてことやってるのは、日本人と韓国人と中国人のごく一部だけで、世界の半分のにんげんは風呂なんてはいらない。アトピーの人の皮膚は傷がたくさんついている布みたいなもんですから、穴がいっぱい開いていて、そこから水分が蒸発します。だからかさかさになり、よけいかゆい。熱い湯は皮膚の脂肪分を溶かします。35度くらいの低い湯に入り、首、脇、股、足の裏をちゃんとあらうだけにします。シャンプーはいけない。」「食事ですが、ノートを作って、毎回何を食べたか、書きます。そうするうちに、なにをどのくらい食べた時にかゆみがひどかったかが見えてくる。なんでも書いて、僕に教えてください。ふつうは、唐辛子やカレーでは汗が出るからかゆくなる。砂糖もよくない。アイスなんて冷たいからうまいけど、あれが溶けてごらんよ、めちゃくちゃ甘いし、くえたもんじゃない。あぶらべっとりはいけません。油はいい油を少し。マーガリンはひどい。使うならバターを少し。」「下着とパジャマ。絹のがよろしい。メリヤスなんてとんでもないことです。薄い皮膚を一枚足してあげる感じで、絹がいいです。中国で上下百円のを買ってくるのがいいけど、そうもいかんでしょうから、探せば四千円ほどで買えるから。」「それと、爪とぎ。やすりの一番上等のを買ってきて、ていねいに爪を手入れしておくこと。寝ていてかゆいとこをかいても絹ごしなら、また、爪があらくなければ、ダメージは少ないです」。等々。

さて、上記の助言に従い、さっそく、絹の下着を買いにいく。あるとおもう?ないない、そんなの。女性用ならあるんですパジャマも。でも、男用はトランクスがあっただけ。さて、どうする。どこにあるだろうか。

こういうことをやってみて、はじめてハッとしました。長男の姉である娘がよく言ってたのですが、「お母さん、アトピーがあると貧相にみえるから、せめて着るものは上等の着せてあげてよ」って。私はつい、どうせ首周りがよれよれになって薬で変色するんだから安物がたくさんあったほうがいい式の考えをしてました。でも、それは間違った対処法だったようです。

さいごに、掃除の仕方ですが、むかしのように、ぬれぞうきんでふくのが一番いいそうです。ことに、たたみをお茶ガラをまいてふくのが、とてもいいそうです。ダニの害の抗体をお茶殻はもっているらしい。

先生がおっしゃったように、アトピー性皮膚炎ではすべてのことが、興味深い教えに導いてくれます。いくつも病院をかえることの意味までも。

参照:「アトピー性皮膚炎が治るということ」http://www5c.biglobe.ne.jp/~atopy/paperimayamakannatopy.htm

スキンケア:http://www.sunwhite.net/community/medical.html

今山修平先生:http://www.enkeidatsumou.net/doc10.html

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コメント

大変興味深く読みました。いい先生ですね。とてもわかりやすい。私も少しアレルギーがあって、食べる物には気をつけてます。怪しいものはとにかく食べない、それが原則。化繊の下着もダメでほとんど綿だし、パジャマも絹です。それでも時々痒くなるけど。免疫の過剰ということでいえば、自己免疫疾患なんてのもあって、自分の細胞を自分で攻撃してしまうやっかいな病気です。確かにステロイドってものすごく効くけど、その分副作用もあるから、これまたやっかいですね。

とっても多いんですね、アレルギー。私は超鈍感でずぼらで、そのつらさがわからんから夫や子達は悲劇なんですわ。どうもアレ食うなそれもいかん式の治療は治療とは思えず、またそれを突きつけられたらどうしようとまじで心配してた。でも違った。しばるどころか、患者に考えさせようと仕向ける。これですがな。自律の問題だものね。ゆとりある時代のゆとりある病は、わるいことばかりじゃなく、HIV感染しにくいなどの長所もあるそうです。(わははためしてみなよ。→お医者さんジョーク)
下着は綿と思い込んでたら、シルクが一番と聞いてたまげました。皮膚を一枚足してあげる・・いいことばですねえ。二十年後、人類はみな死に絶えて、アレルギーの免疫過剰組だけが生き残っているやもしれず。汗をかくまぎわのチカチカってした感覚が、アトピーのひとたちには、わかるらしい。ちょうど神経痛もちが雨のふるのを予感するみたいに。

あれから、顔がふつうの状態にもどりました。おお、むすこはこんなきれいなかおしていたんだ・・というかんじです。完治まではいきませんが、八割がた治りました。
具体的には、クルメの皮膚科(崎浜皮膚科)で処方していただいた薬をのみ、塗りました。九州医療センターの今山修平先生は、皮膚科でもらった薬をのむように指導されました。何を信じていいかわからない状態にまで追い込まれて、かたくなに半年間なにも薬をのまず付けずの本人でしたが、すなおにそのことばに従い、それがよかったようです。
本当にひどいことになっていたので、大学へも行けない状態でした。でもまた、行けます。夫が薦めてくれた今山修平先生にみせてよかったと感謝のきもちでいっぱいです。ほんとうにありがとうございました。

上記の記事のうち、参照につけた円形脱毛症ネット記事(今山修平先生:)ですが、そういえば、わが夫もむすめもかかったことがあります。夫のは数度みたことがある。帰ってきたらあたまの後ろに五センチほどの円周で脱毛していた。うをっこのままはげるんだかな・・と心配してたら、また復元した。またあるときは、側頭部にできてた。むすめも一人暮らしを始めてしばらくして帰宅したとき、側頭部にこさえてきたことがあった。ちゃんと治ったけど。
夫の父は五十前にははげていましたので(教頭はげみたいなはげ。ってわかるや)気になるところです。
蛇足ですが、次男の髪、小学生まではきれいな直毛だったのに、中一で謹慎のとき坊主あたまに二度なって、それからは、癖毛になりました。

ここ、「今山修平、アトピー治療」で二位に入っています。わりとアクセスが多いなとは思っていましたが。
かささぎは、三位のここをおすすめします。
面白い人。↓

この中央のスーツ姿の長髪の人が今山先生です。
なつかしいな。
なお、このブログをうろうろしていたら、井上章一の「京都嫌い」の紹介がありました。きのう、つたやの積文館書店(八女)で立ち読みしてきたばかりだったので、。

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