無料ブログはココログ

« 戦艦大和 | トップページ | アーチ伝来 »

2006年6月 8日 (木)

大奥

大奥

先週帰郷したムスメが置いていった本の一部。批評はこの人のをどうぞ。http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/ohoku.html

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/aisubeki1.html

« 戦艦大和 | トップページ | アーチ伝来 »

コメント

これ、映画化される。柴崎コウと二宮和也。
で、ここで紹介した批評者も只者ではなかった。
「理論劇画マルクス資本論」って本をだされた人。
以下、ずるずるとひっぱります、この紙屋高雪さんの文章。(きれめなくつづくので、どこでぶったぎったらいいか迷った。)
マルクスブームが始まったのではないか、と思われていたのは2006〜07年くらいからだろうと思うのだが(出版物が多く出始めたのはその直後)、この時期は日本で「格差と貧困」が大きな問題になってきた時期でもある(実はマルクスブームは海外でも見られるのだがここでは度外視する)。

 この「格差と貧困」をマルクスが説明してくれるのではないか、という期待がふくらみ、その声に応えて多くのマルクス本が出版されたのではないかとぼくは見ている。

 マルクスは『資本論』を書いた、とよく言われるが、実際にマルクスの生前に出版までこぎつけたのは3部あるうちの第1部でしかない。マルクスはくり返しこの第1部の改稿を試み、自分の満足するものに仕上げることに余念がなかった。しかし余念がなさすぎて、盟友エンゲルスが「早く後の巻に取りかかれ」と忠告したにもかかわらず、2部、3部を出版する前に死んでしまった。

 今回マルクス本で出版されているものにはこの第1部までを解説しているものが目立つ。そして「資本主義的蓄積の一般的法則」と呼ばれる部分であるが、生産力を巨大に解放して物質的には未曾有のものがつくられるはずの資本主義のもとでなぜ「格差と貧困」が生まれるのかを、堅牢な論理のもとで説明しているのが、第1部である。

 だから、「格差と貧困」を説明してくれる人としてマルクスを読むと大変スッキリするのだ。

 ところがである。

 それ以前にもすでに兆候はあったが、2008年秋におきたリーマン・ショックを本格的な契機として世界的恐慌が始まった。「派遣切り」や「生産休止」などが次々起きるようになった。

 この「恐慌」の説明主として、マルクスは果たして適任者であろうか。

 恐慌の分析こそマルクスの得意テーマ、自家薬籠中のもののように考えてきた人にとっては、意外かもしれない。

 前述のとおり、マルクスは2・3部の刊行をせずに死んだのだが、あとには2・3部のための準備のためのメモが膨大に遺された。エンゲルスは、稀代の悪筆であったマルクスの「象形文字」のメモと暗いランプのもとで格闘したために、すっかり目を悪くしてしまったほどだ。

 マルクスの恐慌論の中心は実は2・3部に収められているのである。

(全文よみたいひとはここをひらいてください。)↓

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大奥:

« 戦艦大和 | トップページ | アーチ伝来 »

最近のトラックバック

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29