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2006年6月19日 (月)

桜桃忌

きょうは、太宰治の命日(っていうよりも、遺体発見日で誕生日)だそうです。桜桃忌といいます。ゆすらうめが桜桃ですけど、死の直前の作品名にちなんでそう呼ぶようです。

わがやには桜桃はありませんが、すももの樹が一本ありまして、たっぷりとした緑陰に艶やかな紅い実を結びます。暗い葉陰のなかの鮮やかな紅色。

「愛することは命がけだよ。甘いとは思わない。」

なんて言葉が、吐ける人でしたし、女と心中できる人でした。

それが不幸せなことかどうかは誰にもわかりません。甘い果汁の滴りを舌先に感じてしまうからです。入水したのは、きっと、黒南風のふく、この田植え時の、とうとうとした水明かりのせいだったのではないでしょうか。

梅雨時は、ぶあつい時の堆積の底で、なにか紅い情動のようなものが蠢きます。それをずっと、太宰治は目の端に見ていたのではないでしょうか。堕罪という名の情動。

私は、太宰治の「走れメロス」と「待つ」が好きです。

ところで。はなしはぜんっぜんかわりますが、サッカー観戦、巷ではもりあがっていますね。私は昨夜、対クロアチア戦で初めて見ました。見てるのがきついきつい、でもいい試合でした。この試合ならば、どういう観戦をされたか、このおかたに聴いてみたいものです。

http://blog.goo.ne.jp/nammkha0716/e/66c6469e504e3ebc041c2757582d342a

(チベット語で夏目漱石の「坊ちゃん」を現地の学生と読んだ異色の活動家は、対オーストラリア戦の敗北を、大東亜戦争・太平洋戦争の敗戦と重ねて批評されています。すごい芸だとびっくりしました。愛媛の「遊子」の片上雅仁先生、ご紹介ありがとうございました。)

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