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2006年6月20日 (火)

田植え

本日、五時おきで、田植えをする。

農家にとって田植えと稲刈りは、火急のときにも等しい。国家総動員ならぬ一家総動員令が出て、五時には全員前にならえをして集合する。ホント。(チュウボウの次男はのぞく。)

そんなに早くから何をするかと言えば、「よこみち」と名づけている田んぼに、苗配りをしておくのだ。農家じゃないヒトのために解説しておくと、明るい農村だったわが村も、宅地が増え(農地がずんずん減り)、新しい居住者が古い土着人より多くなり、そういう中で農業をするのは気を使うのだ。たとえば朝は七時まで待って、草刈をする。草刈機の音はうるさいから。なんだそんなの当然じゃない、と思われるかもしれない。でも、百姓にとっては七時まで待つ、ということはどれだけ辛抱を要することか。日の出とともに起きるのだ。夏ともなれば五時前には明るくなる。涼しいし、あさめしまえには草刈をしたい。でもできない。うずうずして七時になるのを待つ。

田植えも、それと同じく、朝、通勤の車がたくさん通る道のヨコにある田に植えるので、邪魔にならないように、まだ誰も起きてこないときに、苗を配っておく。田植えを実際にしてくれる請負人と仕事に取り掛かるのは、交通量が少なくなる八時半過ぎである。

機械があっちの端からこっちの端まで折り返す。あとにはきれいなさ緑の苗がそよそよと頼りなげに首まで水に浸かって揺れている。パレット苗一枚で二往復分くらいか。機械は四条植えだから、機械の爪に四つのパレット苗を補充する。そのとき、忘れぬように苗に水を掛けてあげると、滑りがいい。この作業は、博多祇園山笠での「きおい水」みたいだ。稲作は一から十まで「水」なのである。

みんな麦わら帽をかぶっていた。私は五十ババというのに帽子を忘れ、半袖だった。梅雨あけしたという感じの暑さに、もろに日焼けする。そうじゃなくても今年初めて眉の下にしみを発見したっていうのに・・。まあいいか。よくないけど。年を自覚しよう。

天皇さまのお田植えみたいに、長靴をはいて田んぼに入ったら、深くて足が抜けなくなった。やっぱり裸足がいちばんです。

青鷺のつがいが植えた田に舞い降りてきた。おいしい虫でもいたのかしらん。

約二反半の面積の細長い二枚の田に、十一時には無事植え終わる。土橋の向うのちびっちゃい田(あぜみち、という名まえ)が残ったが、これは別の請負人にお願いしてある。

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コメント

こんばんは。assamです。
田植え作業ご苦労様でした。
ボクの実家は、いわゆる町工場です。朝から晩までガチャンガチャンとプレス機械を動かしています。それも住宅街のど真ん中に1件だけあるような感じなんです。子供のころは、気にもしていなかったけれど、今、思い返すに、よく、どこからも騒音の苦情が来なかったものだなあ、と思います。

田植えの時期が結構遅いのですね。うちの辺りも比較的遅い方だけど、それでも11日の日曜日が最終くらいでした。うちの町内はなぜか田植えの時は競って早起きし、4時には田圃へ出ているのが当たり前だそうです。私には無縁のことなのでよくわかりませんが。近所中全部といっていいくらい農家(兼業)なので、誰も農機具の音なんか気にしません。私の部屋の前の田圃でも、私の就寝など気にされず賑やかになります。おいしいお米を作ってくれるお百姓さんに、感謝。

あっさむさん、斧田さん、コメントありがとうございます。
去年の夏、突如「乙骨太郎乙」に魅入られ、つきものにつかれたかんじで、マリオットの盲点にいりびたってますが(笑)、一年間、毎日のようにお茶のみにいってるけど、あっさむさんの私生活は一切、存じ上げんのですよね。だから、実家の話とか聞くと、ほへーと思う。そうでしたか。
斧田さんの地はこちらと本当に似てます。四時おきですか。昔はそうだったんです、こっちも。競って、というのがポイントですね。今日も家の前の田んぼが田植え。まだ植わってないところが、山の人が請け負ってる田です。よその田植えをするために山からおりてこられます。見事な仕事をされます。意外なのは、溝さらいなどの義務も、きっちり出て見えることです。じぶんちのもあるでしょうに。さすがプロです。

Finding that both her imagination, was subjected to the foot with a clearness of intellect and a third, and which showed that something was more and more followed as he approached swiftly, though simply rendered into the regiment.

ごめんなさい。おっしゃる意味がさっぱりつかめません。ことに代名詞はなんでしょう?中学生英語しかわかりません。でも田植えの記事を引いてくださってありがとうございました。そういえば、今年は長男も手伝ったんだと思い出しました。
(キヘイって人名の喜平じゃなくハワイのキヘイですかね。笑。ハワイの人、田植えとかなさるのでしょうかしらん。???)
おかげで、アミーゴの意味を調べることができました。次男が「青春アミーゴ」聞いてたとき、なんだろって思ってたんですよね。スペイン語で友達(男性名詞)でした。またよろしく。

Bradfort's property?

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