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2006年5月26日 (金)

雨のふる日に

今朝、中二の次男が試験のため少し早めに学校へでたあと、ふりはじめた雨が強弱をつけてやむことなく降りつづいている。

きのうは単身赴任の夫がすむ街、佐賀へいき、おひるを一緒にたべようと誘ったけど「月末は忙しい」とにべもなかった。米と収穫したばかりのジャガイモ・たまねぎを二個づつ持っていく。しきっぱなしの布団を片付け、シーツやカバー類を洗濯。洗濯機のなかには洗ったばかりの洗濯物があった。

ふとんを干して、まくらを干して。自分用昼ごはんは、マルキョウで買った粉末ケチャップソース付きの茹で麺スパゲティ(商品名忘却、新製品。新製品だいすきなんで)に、持ってきたたまねぎとにんじんとソラマメの茹でたのを五粒入れて、にんにくスライスと一緒に炒めたのを食べる。麺に歯ごたえがあってイケるけど、こういうの、味濃い。佐賀のマルキョウは八女のに比べると魚が充実しているので好きです。

時間がどんどんすぎる。アイロンをカッターシャツ五枚にかける。テレビをつけると、おおっおくさまドラマをやっている。なつかしい。今陽子とか出てる。脇役のおばばです。でも、あいかわらず内容がどぎついなあ。ふりかえれば、私が小学生のころから「よろめきドラマ」とよぶ昼メロは存在した。小5のころファンで一目散に下校し見ていた。題名も覚えてる。だけどいわない。笑。(主役は細川俊之で鼻のよこのもりあがったほくろが印象的だった)。こどものときはみてたのに、いまはみたくない。なんでだろうか。

ふっと、鍬塚さんちの猫ももたろうのことをおもう。あれは必死で孤独に耐えている姿なのかもしれない。脈絡なく猫の姿が浮かぶなんて。とってもとってもさびしそうなねこのすがた。鍬塚さんは男女四人のこどもさんたちを全員大学へやって立派に育てあげられた、いまどき珍しい賢母である。乙骨太郎乙一族のものがたりを書き写しているときも、鍬塚さん一家のことが浮かんだほどである。先日、戸畑の鍬塚さんちで初めてお会いしたご主人の姿と愛猫ももたろうの姿が、わたしのなかでなぜか重なってしまうのだ。それはこどもたちがみんなはばたいてしまったあとのさびしさを、無言のうちに漂わせておられるからなのじゃないか、といまになって思い至る。俳人は表現していくぶんか発散できるけれど。

 碑(いしぶみ)の数へきれない冬日かな  鍬塚聰子

穴井太句碑除幕式での句だそうである。深い余韻をのこす名句だ。

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コメント

ネットサーフィンしてたどり着いた流れ者です。
「きれいな」が幼稚に感じますが。
別の語句で「きれいな」を読み取れるほうが私は好きです。
小学生の作品に感じました。

英雄さま、コメント感謝いたします!「数へきれない」を、現代仮名で読まれていませんか?碑の数へ、キレイナ、ではありません。もういちど、ご覧くださいまし。
碑の・かぞへきれない・ふゆひかな。
実景をとらえるのは目と感覚です。それを感情もこめて表現するとき、いしぶみに冬の日が当っていましたーではおっしゃるとおり小学生ですよね。でもこの句の世界には、微妙なたゆたいと叙情がこめられています。碑に反射する無数のやわらかい光のつぶまでがみえてくるようではありませんか。現代的で古風で、印象派の絵のような俳句だとおもいます。
作者はそのひかりの粒子に、師・穴井太の恩をしみじみと思い起こしているのです。

いや~初めての書き込みで、この失態。

「な」と「い」が逆でした。
老眼鏡も合わないし、出掛ける前で。
大変失礼しました。それでも貴女は「コメント感謝いたします」とかかれています。
心の大きな方なのでしょう。
時々覗かせてください。

こころがひろい。とんでもありません。笑
実を申せば、原句はもともと
 碑の数えきれない冬日かな
現代仮名表記だったのです。これならば、あなたさまが間違われることもなかったでしょう。それなのに私はわざとわすれたふりして旧仮名にかえました。ふつうは現代仮名表記をされる作者です。これを書いたあとで確認したのですが、ときには旧仮名のときもあるとの返事を励みに「じゃいいですよね!?」と、自分の好みを押し通してしまいました。目上のベテラン俳人に対し、これって横着で狭量そのものです。笑
この作品の風格が、のっぺりとした現代表記を嫌っているような気がするのです。(作品によって仮名表記も漢字の表記もいろいろあっていいとおもうので。当用漢字や仮名に縛られるのは馬鹿げています。)
通りすがってくださってありがとうございました。この句への想いが、書けましたから、本望です。また、おねがいします。

>これならば、あなたさまが間違われることもなかったでしょう

私の脳回路の循環油が切れての単純なそして、失礼な書き込みに成ったもので、恐縮です。

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