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2006年5月20日 (土)

不登校とウナギ

きょうは次男の中学校の参観日でした。一年ぶりです。二年生になって、全体的にかなり落ち着いた印象を受けました。あたらしいクラスでの先生を交えた懇談会に出て、先生からのお話やほかのお母様方やお父様がたのお話を聞くうちに、ひとり、学校に出てこられない生徒さんがいると知りました。私はすぐ、長女の経験を思い出し、人事とは思えませんでした。本人はもとより、おやごさんはどんなにかつらいことでしょうか。

先日、かたづけものをしていた母が、こんなのが出てきたよと通知表をくれました。それは長女が中一のときのもので、みると、一学期はオール1です。わすれもしません。引っ越してきて中学の入学式後、また行けなくなり、一学期はぜんぜん行かなかったので、オール1をいただいたのでした。結局、小学六年生の丸一年間と中学一年の一学期間を学校には行きませんでした。では、なにをしていたかといいますと、博多から祖父母と曾祖母のいたいなか(いまのココですが)に単身あずけられて、そのころの家業だったイチゴ栽培の手伝いをやったり、山から竹を伐り出したりする作業(イチゴ栽培の備品になります)の手伝いをしてました。そして勉強のほうは、お坊さんがなさってた塾に二年間お世話になりました。そういう縁でした。

それほど行くのがいやだった学校へ行くようになったのも、ささいなことだったと思います。担任の先生が、よく訪ねてくださいました。そして早く学校に出てらっしゃい、と声かけをしてくださいました。人づてでなく、娘の顔をみにきてくださったのです。さらに、一番ありがたかったのは、同じ地域のクラスメイトの女子が、いこう!と誘いにきてくれたことでした。それと平行して、私のいとこが、「学校に行ったら、オッチャンがうなぎを食べに連れてってやるからな!」と娘に約束してくれました。現金なことに、これで、ひょっこりある日学校に行けるようになり、それからは普通に学校生活を送れるようになったのです。今思うと、そのどれもが、とても大事な有難い心のこもった援助でした。どんなにうれしかったことでしょうか。おかげで、遅れることなく農業高校の生活科に進学できました。決してあのときのご恩は忘れてはいません。

そんなことを、きょうはひさしぶりに思い出し、なんとかその子が学校へ来れますようにと祈らずにおれませんでした。

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コメント

ご無沙汰です。ひめのさん、あなたにもそんな経験があったんですね。私の長男も高校時代に同じような事がありました。福岡高校という福岡では御三家と言われる進学校に入学しました。部活ではサッカーをしていた。一年生の夏休みに突然、学校に行かないと言い出した。理由を聞いても、要領を得ない。どうも部活の監督との折り合いが悪いと感じたが、定かではない。

担任は親身になって協力してくれたが、何よりも本人の心ひとつの問題だった。いきなり北海道に行きたいと言い出した。何故と思ったら、牧場で馬の世話をしたいと言い出した。当時、私は競輪以外に競馬もやっていた。家内からはあなたが競馬なんかやるからそうなったのよと、散々言われた(笑)

そこまで言うのなら、どれだけそんな仕事が大変かを身を持って体験させるべく、北海道へ行かせた。牧場に行って、オグリキャップ見ただのと安宿でいくら丼を食っただのと電話をしてきた。あぁ、やっぱり息子だ。世間を知らない若者だ。

そんな経験が今、社会人となって東京で一人暮らしをするようになってどう影響したか分からないが、決して無駄だとは思わない。誰でも困難な状況に出会うものだ。そこでの対応が如何に大切かを今にして思う。

優しい眼差しで見なければいけない。感情だけで接するととんでもない事になってしまう。その時にそんな風に対処できた事を今では懐かしく想っている。

貴重な体験談をありがとうございます。
こどもが三人いるとそれぞれの発光のしかたをみせてくれますよね。心配しましたが、意外にだいじょうぶなもんです。きょうも別のおかあさんが私のいいたいこと代弁してくださったので、ああみんな同じこと思っているんだと、安心しました。こどもは宝ってことです。
娘にうなぎをおごってくれたいとこは、当時アル中治療中でした。現在は、一滴ものみません。(奥さんを亡くしたから)

恭子さん>先週、苺が食べたくて買いにいったら、どこにもない。そうかもう苗を処分したんだなと、あなたから教えてもらったことを思い出し懐かしくてここへきました。我が家のプランターの苺は今から熟れます。オール1の通知表で憤慨した「日記広場たより」を書いたのは、もうずっと昔でしたね。人は沢山の人との繋がりで生きていくし、社会の現在の規範が常にら正しいわけではないし、「信じて認める」これが自然にできるようになりたいと思っています。自分さえも、信じて認められない事が多いのにね。
今日は教えてもらいたいことが・・・・
真鍋呉男さんの「花冷えの違う乳房に逢いにいく」のことです。
①表記は旧かなだったような? 違ふ?逢ひ?
②行くではなく「ゆく」? 
ネット検索かけてもこの句が出てこないのでびっくり。俳句を覚えない私が、この句を覚えているのに ・・・
花逢忌で86歳の真鍋呉男さんに会われた方が、この句はいつの句ですかと聞いたけれど答えてくれなかったそうです。恭子さんは、こういう事に詳しいからご存じかと・・・・

ごめんなさい。名前も書かずに送信していました。いつもながらのうっかりももです。

鍬塚さん、コメントありがとうございます。不思議ですね、ちょうど戴いてた「豈」7冊をいくらなんでもよむべやと蔵出しして机に積み上げたところでした。笑
さて、おたづねの件ですが、いま手元にある眞鍋先生の本は三冊です。『定本雪女』『眞鍋呉男句集』『夢見る力』。うち、雪女をまず開きますと、見開きというのか表紙裏の見出しぶぶんに載っておりました。
 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく
表記も完璧、ひとつも弛みがないですね。
お説のとおり、この句が代表句だと私も信じてました。(世間的にはという意味の代表句です、もっとも人口に膾炙した句)。検索でひっかからないというのは妙ですねえ。
いつの句かと聞かれたというですが、私も興味があります。笑。ちょっと待ってください、調べますからね。眞鍋呉男句集には巻末に「花冷のちがふ乳房 眞鍋呉男論」宗左近があります。それを全編引用しますか。読んでなかったのでおわびもこめて。それよめば、なぞは氷解するとおもう。
※「九州俳句」のはりかたはいくに引用した折笠美秋の「雨だれは」、あの表記は「目を瞠いて落つるなり」だったような気が後からあとからします。確認もせず引用した。確認しようにも本が紛失していた。天をあおぎ、どうしようと考え、それでも引用したかった私は異常だなとおもう。どなたか正解を教えてくださいませんか。


恭子女史のブログに何とかたどり着いて4日目。興味深く読ませてもらっています。中に我が愚息の絵を取り上げてくださっていて、げにありがたきかな。久しぶりに動物愛護推進協議会のホームページを開くと冊子発行の記事が。息子の絵が表紙に使われているので、記念に欲しくて県に問い合わせてみると、各保健所に送ってあるとのこと。八女保健所に聞くと、市町村に配る前なので、今なら分けてくださるというのでもらってきました。グッドタイミングでした。

(女史はやめてくれー)
mariってだれ?って一瞬思いました。笑
たからさんでした。コメントありがとう。冊子になったの、今度みせてね。表紙絵ってすごいです。先が楽しみです。俳句も地道に確実に季語をマスターしてるのはよしくんだけですわ。笑。中二組が全滅、反抗期に突入して書かなくなったので、どうか一人でも続けてといのるだけです。
入院中も、私は恩田陸の「六番目の小夜子」と村上もとかの「龍」を持っていった(戦時中の歴史もので武道家の長篇マンガ)のに「ダサ!」と一言で拒否され「クローズ」高橋ヒロシを所望されました。題からしてうっつまったようなひびき、絵みたら不良もの。でも声あげてわらってよんでた。外人のサッカー本とクローズオンリーの入院でした。少年少女世界の名作をすなおによんでくれてた時代がなつかしい。
澄たからさんの息子さんの絵が表紙になった「絆」のページ発見:http://www.fukuoka-douai.jp/news.htm

龍-RONーといえば我が家の愛読書ビックコミックオリジナルの作品ではありませんか。ちょうど今週が最終回。龍89歳にて...。いったい何年続いていたのやら。他にも面白い作品がたくさんありますね。弁護士のくず、釣りバカ日誌、三丁目の夕日。兄弟雑誌ビッグコミックにはゴルゴ13。少し前の小早川伸木の恋はドラマ化されましたが、これは原作が断然よかった。オリジナルの表紙には毎回一句俳優さん等の俳句が掲載されているし、時々ある川柳トラの皮も結構笑えます。恭子さんが「龍」を知っているとは、びっくりでした。

たからさんが龍を知ってるとは。笑。
週刊誌はまるきり読まないんです。漫画倉庫にたまに行って、あの薄暗い穴倉みたいなとこでひたすらさがす。それがすきですねえ。こどものころの古本屋さん思い出すから。むすこが病弱じゃなければ漫画倉庫とも縁がなかったとおもいます。
龍は作者がすきなのです。長女が小学生のころ『小学四年生』連載「ミコヒミコ」のざしきわらしの巻が感動的で泣けた。それ以来のファンです。
弁護士のくずは漫画誌連載なのか。毎週ほぼ見てる。おもしろいですね。私は高島礼子が好きなのです。あの役かっこええなあ。まわりがハイになってても一人しらーっと醒めてるという。バランスの問題なんですよね、すべて。連句的だと思います。

ここ、久しぶりでしたね

ぎっしりかいちょる 笑

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