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2006年1月19日 (木)

坊ちゃんナショナリズム

蝋梅がまったく咲かない。十二月には咲く花なのに。たぶんもう今年は咲かぬつもりだろう。それだけ寒さがきびしいのだ。井戸水をくみ上げるポンプもおかしくなり、修理をした。地下のことは見えないけれど、寒いといろいろ機械にも大変なことがあるんだろう。

ホリエモンショック一色のテレビに倦み新聞をひらく。齋藤学「坊ちゃんナショナリズム」が目を射る。団塊ジュニア世代に静かに蔓延しているらしい。あるものは戦争時代を懐かしみ祖父の軍服や遺品を集め、またあるものはヒトラー「ある闘争」を愛読する。心配になって親は齋藤さんみたいなお医者さんに相談し、齋藤さんはそれを書く。

しかしだ。どこの世界にただのほほんとみすぎよすぎだけをしていく若者がいようか。こういう若者こそが正常なんじゃないだろうか。親の価値観に真っ向から反対し何か全く別の地平をさがす。ニートのおたくのフリーターのといわれるけども青年はやはり青年なのだ。新しい時代をひらく志が胸の奥深く燃えているのだと肯定的に捉えたい。

長男が和白図書館から借りてきた『「僕の見た「大日本帝国」』西牟田靖著はその志が実をむすんだ素晴らしい本である。副題「教わらなかった歴史と出会う旅」をもつこの本は明治半ばから敗戦まで日本の占領下にあった国々・・サハリンの南半分、台湾、韓国、北朝鮮、ミクロネシア(旧南洋群島)、中国東北部(旧満州)・・に残る日本の痕跡を四年に亘って自分の足と目で確かめた記録だ。沢山の写真が読むものを現場に立たせる。著者は1970年大阪生まれ団塊ジュニアである。情報センター出版局刊。2005年2月25日初版。

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コメント

ホリエモンは八女の出身だったのですね。
世の中ミニバブルのようになっていたので、本当は、ソフトランディングが良かったのですが、少しクールダウンという意味では必要なことだったと思います。
このまま進んでいたら、先々もっと大きな打撃が日本を襲ってしまう危険性があったような気がしています。

ホリエモンはまだ若い。本物を目指してまたがんばってくれると思う。同郷の人間としては彼が受刑しようが、一貫して大好きです。夢を常に追っていてください。くじけないでいてください。ということを思いました。彼を支持した若者たちもまた同じ苦渋をなめるわけで、良薬です。生き馬の目を抜く株の世界、下手すれば命さえ持っていかれる世界だと彼は身をもって教えてくれた。

突然失礼いたします。
『僕の見た「大日本帝国」』の著者、西牟田靖と申します。
誠に遅ればせながら、ご紹介賜りありがとうございました。おかげさまで、このたび姉妹篇『写真で読む 僕の見た「大日本帝国」』を刊行のはこびとなりました。前作をお読みいただいた読者のみなさまから寄せられた「もっと写真が見たい」との声に応えるべく、未公開の写真約400点(うちほぼ半数はカラー写真)を掲載し、新たなエピソードを全編書き下ろしたノンフィクション作品です。不躾とは思いましたが、ぜひご高覧いただきたくご案内申し上げました。
なお、全国発売の開始は2月23日ですが、都内では、紀伊国屋書店新宿本店、ブックファースト渋谷、八重洲ブックセンター、リブロ池袋の各店舗にて、2月11日頃より先行販売を実施いたします。もし機会がございましたならば、書店店頭にてお手にとっていただければ幸いに存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
末文ながら、ますますのご健勝ご活躍を祈念しております。

著者じきじきのコメント、ありがとうございました。私は1954年生れ(第五福竜丸被爆の年、自衛隊誕生の年)で団塊世代直後の三無主義世代です。家霊にガダルカナルで戦死した伯父がいまして春と秋二回の戦没者慰霊祭に出ます。だんだん儀礼化して空洞化、いつぞやさんげ(散華)をサンカとよむ議員代理の悼辞を聞くにいたり、世も末だと情けなくなっていました。そんな時なにも考えてないゲーム脳世代の長男が貴方の本を借りてきた。光がみえました。

本の続編、買って読みます。またゆっくり、本については書こうと思っていました。とりあえず、情報ありがとう。宣伝します。

こんにちは。
なにやら大変なこと?になっていますね。
軟弱者のボクですが、11日にはちょうど池袋に行く用事があります。リブロに寄ってみますよ。
それくらいならできます(笑)。
どのコーナーに置かれるのですかねぇ?
あそこ(リブロ)は、とても入り組んでいるんです。

ああよかった。持つべきは東京らへんのブログ友ですね。恩に着ます。

再び著者の西牟田靖です。
『僕の見た「大日本帝国」』の文庫版が発売されましたので紹介させてください。http://www.amazon.co.jp/dp/404409425X税込み940円。その後を追加取材したあとがき、松原隆一郎(東大大学院教授)の解説がついています。

西牟田さん、おひさしぶりです。
文庫版の出版によってより多くの人に本を手にとってもらえますことをお喜び申し上げます。
かささぎも読みます。
お報せありがとうございました。
それから、っと。
ご結婚、アーンド那由ちゃん誕生おめでとう!!

貴重な情報を有り難うございました。
かささぎと言えば、父親の実家がある瀬高の家の前の電柱に巣を作っています。

なゆはおっぱいを吸ってすくすくと育っています。

そう思っていただけてうれしいです。
たぶん目にふれないのではと思いました。

かささぎは瀬高の父の実家に。。。瀬高がご実家ですか。筑後西牟田生まれと思い込んでいました。

自民党谷垣党首は大陸での戦争中にアヘン売買の秘密組織を作って関東軍の資金にした人の子孫、なのですか。ウウーン。。。そんな複雑な人にはみえないです。
今に翻訳して言えば、電通とか学会とかが株主である道徳的には非常に問題の多い大牧場の経営にかかわっているようなもの、といえますね。
なにがよくて、なにがわるいのか。
だんだんだんだんわからない。

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