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2006年1月28日 (土)

樹の俳句

月刊俳句誌「樹(たちき)」二月号より

課題句「解」  太田一明選

特選 

妻解かれ母を解かれて聖樹かな  山下整子(八女)

解凍の途中ごまめが喋り出す  小森清次(新潟)

図鑑から解き放たれし冬の蝶  宮川三保子(室蘭)

佳作

解凍の鯛が鰭ふる年の暮  佐藤綾子(大分)

冬樹に鳥確かに解熱はじまれり  堀井芙紗子(大分)

難解な人間枯野で解剖す  竹原とき江(熊本)

辺り見ながら小心者の雪解ける   姫野恭子(八女)

解体を決めし家にも松飾り   依田しず子(東京)

解かれざる縁となりて寒牡丹   魚返サツ子(大分)

束縛を解かれ氷柱の光り初む  井上ちかえ(筑豊)

宅配の固き紐解く冬菫  伊藤キクエ(筑豊)

マフラーを解きつつ始む村神事  澄 たから(八女)

誤解という美しき文字寒椿  林 照代(下関)

選者吟

結び目を解かれ吹雪となりにけり  太田一明(戸畑)

主宰吟

解熱後の寒満月の洗張り   瀧 春樹(大分)

 三月号課題「薬」、四月号「参」。二月二十日締切。

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